麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

研究所31期修了公演、終了。

2020年02月28日 | 俳優座


劇団俳優座演劇研究所31期修了公演
『ベルナルダ・アルバの家』
(作/ガルーシア・ロルカ、
 翻訳/牛島信明、演出/堀越大史
 於/麻布区民センター)

1920年代のスペイン・アンダルシア地方の
小さな町での…悲劇と言って良いでしょう。
独裁政権下という「時代」を背景に書かれた
詩人でもあったロルカの「白鳥の歌」である。

さて前回のブログで、奇しくも関西芸術座さんも
この作品を先月上演していた、と書いたが。
2017年に無名塾が稽古場公演として
『ベルナルダ~』を上演した際の出演者が
無名塾3期から31期までであった。
〈31期と31期〉、これもまた奇遇である。


また映画製作の話も記した。
1989年、日本での公開時の配給が
「俳優座シネマテン・東北新社」。
ここにも縁を感じざるを得ない。

演劇専用の俳優座劇場で、
終演後の10時から「ミニシアター」として
数々の映画を上演したのが
「俳優座シネマテン」であった。



では、そろそろ。
俳優座研究所31期の話をしましょう。
前回も書いたように、Bキャストには
三人の男優が登場した。
まだ若い役者たちが異性に挑み、健闘。


実は随分と電話が鳴った
「楽しみにしていたけれどキャンセルします」
反対に「上演しますか?」という問い合せも。

26日。
首相が前日よりも突っ込んだ考えを示した影響。
また、イタリアや中東など海外でも拡大し、
危険度は急速に高まったことも大きい。

27日。
小中校、休校の要請。
いきなり急激に舵を切った政府。
……いや、政府や省庁も知らず、
「船長」独断との報道もあるが。

文化・スポーツイベントどころか
「生活」にも大幅な制限が掛かる
・・・ほどの、このウィルスは脅威なのか?
命にかかわることだから、
軽視するつもりはないが。

いずれにしろ。
俳優座は、研究所一年生の修了公演を
出来得る対策をし昨日、無事に終幕した。
コメント (2)
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研究所31期修了公演

2020年02月25日 | 俳優座
ついにJリーグも中止の決断。
「新型コロナは、今が正念場」という
公式見解に応えたサッカー界。

……確かに、あの巨大な集客。
数のみならず面での移動も大きい。
つまり全国からスタジアムに押し寄せ、
当然、元の場所に戻る・・・
中にはせっかくだからと観光、
いや流石にこの時期にそれはないとして、
友人親戚のところに寄ることはあるやも。

これらの人の動きから拡大することは
懸念されるかもしれない。
ただ一つ言えることは「延期」ということ。
……これ以上は本題から逸れるので、ここまで。



そんな時節。
劇団俳優座演劇研究所第31期は、
港区の麻布区民センターと協力し、
『ベルナルダ・アルバの家』を
本日開幕した。

仮に観客を入れられないとしても
授業の総決算ゆえ、無観客でも実施した
一年生の修了公演である。

家長の母・ベルナルダは、
二番目の夫の死後、長い長い喪に服す。
その期間は八年だ。
そして、この家には五人の娘がいた…。

と、この調子であらすじを述べても
あまり生産性を感じない。

この娘たちを狂わせる男が「ペペ」。
日本でいえば達也が「たっちゃん」
久子が「ちゃこ」と呼ばれるように、
「ペペ」は、本名ホセの愛称である。

そうそう。
ぼくが幼い頃に暮らした街に
「ペペ」という名物のおじさんが居た。
彼は日本人。スペインの血は混じっていなかった。
子供心に別段その理由を考えなかったが、
もしかしたら当時活躍していた俳優の
穂積ペペ風の髪型だったせいだろうか?



話を戻す。
もともとはガルシア・ロルカによる戯曲で、
映画化もされている(1987年製作)。
で、映画にペペは登場するが
舞台には最後まで姿を現さない。

初日はAキャスト。
三人の男性研究生は台詞のない村娘。
Bキャストでは、男優陣が、母親と老婆、
そして女中に挑む。これはこれで楽しみだ。


並行して本公演『マクベスの悲劇』の
稽古も進行しているのだが、
その制作チーフのイソノウツボが
以前所属していた関西芸術座が、
今年の1月17日から19日に
『ベルナルダ~』を偶然にも上演していた。

縁というのは不思議なものだ。
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『かもめ』公演中止のお知らせ

2020年02月25日 | 俳優座


フェイスブックにおいては、劇団俳優座FBを
シェアする形で既にアップしておりますが、
私的ブログでも転載しておきます。

*****

下北沢にある公共施設「北沢タウンホール」との
提携特別公演『かもめ』 は、昨今の社会情勢を鑑み
主催者の判断により公演中止となりました。

劇団俳優座×北沢タウンホールと銘打たれた
提携公演『かもめ』は、3月27~29日に上演と
告知し既に多くの方から「楽しみにしている」等々
声もいただいておりましたが、苦渋の決断です。

なお、チケット購入済のお持ちのお客様は
お手数ですが、主催の北沢タウンホール
(03-5478-8006)までお問い合わせください。
よろしくお願い申し上げます。



つづいて俳優座主管の公演について、
以下のようにホームページに掲載しております。

<新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
 対策についてのお知らせ>


いつも劇団俳優座を応援して頂きありがとうございます。
劇団俳優座では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
に関しまして、感染予防、拡散防止に細心の注意を払い、
以下の対策を講じております。

(中略)詳しくは公式HP参照ください。

【感染症予防対策への取り組み】三点
【お客さまへご協力のお願い】四点

そして、結論としては・・・
【公演・イベントについて】
現時点(2月23日(日)現在)の判断として、
本公演「マクベスの悲劇」、
研究生発表会「ベルナルダ・アルバの家」、
同「三人姉妹」の3公演は予定通り実施いたします。

ただし、国や都などの今後の対応や指示によっては、
公演中止もしくは延期が想定される場合もございます。
公演情報は劇団公式ホームページ、Twitter、Facebookで
随時お知らせいたします。
ご来場予定の方は最新情報のチェックをお願いいたします。
ウイルス感染予防及び拡散防止のため、
皆様のご理解ご協力をいただけますよう
重ねてお願い申し上げます。

*****

さまざまな意見があることでしょう。
座内でも個々の考えは異なります。
また、演劇に関わる友人知人の反応も
(すべてに目は通せていませんが)
千差万別です。

情報を十二分に得た上で
慎重なうえに慎重な行動を取る、
あるいは充分な対策を打ち、表現者は
表現をすべきである、と。

この時点で「十二分な情報って?」
「充分な対策って?」……となるわけで。
そして日々、ジャッジは変わっていくでしょう。
目と耳を研ぎ澄まして行こう。
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獣よんぎょう刺を読む【マクベスの悲劇の宣伝6】

2020年02月20日 | 俳優座
2月22日。
第341回公演『マクベスの悲劇』を控えて、
俳優座では、様々な関連企画を催している。
その第三弾「ソネット集 朗読会」がある日。

    

さて、このブログでは、恥ずかしながら、
2月15日のイベント終了後のタイミングで
かつ詳細なレポートもなく終わったので、
今回は開催前に取り上げてみた。

なんといっても、2月22日といえば・・・
今をさること700年ほど遡った1329年、
ロバート一世の死を受け、僅か5歳で
スコットランド王となったデイヴィッド二世が
エディンバラ城で急逝した日である。

西暦1371年2月22日。

実子のない上に亡命中だった王にかわり、
事実上国内を統治していたロバート二世が
新たに王位に就き、まさにこの日から
ステュアート朝が始まったのである。

いうまでもなく『マクベス』は
「スコットランド王」を巡る争いの物語。

スチュアート朝は350年弱にわたり
8人の王によって統治されたけれど、
その多くが幼少にして即位したために
政争や対立が絶えなかった王朝でもあった……。

そこを鑑みた日取りだったのか、
たまたま土曜日だっただけなのか、
私は知る由もない。





そして。
アンガス役の石川修平(左)も同様だろう…。
もしや!
三人の魔女(右/魔女の一人・島美布由)
なら知っているやも・・・。


以上、スコットランド王に関して。
少し長すぎたかしら

ソネットの話もしないといけません。

十四行詩。
文字通り、一編十四行からなり、
ルネサンス期のイタリアに始まり、
そのイタリア風のほか、イギリス風、
スペンサー風が三大ソネット。

英風の中にシェイクス形式があり、
構成は「ABAB CDCD EFEF GG」
・・・これはこれで深すぎるな。

そんなことより。
ソネット朗読&親睦会はお陰様で
多くの参加の声を頂いていますが、
まだ若干余裕あります。

2月22日はまた、私の亡き父の誕生日。
生きていたら82歳か・・・。

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刑こばけんがく&ワ悪ショップ【マクベスの悲劇の宣伝の5】

2020年02月17日 | 俳優座
2月15日。
初日まで丁度一ヶ月という日に、
劇団俳優座第341回公演
『マクベスの悲劇』は、
稽古場見学&ワークショップを開催。



そうそう。
四大悲劇、よんだいひげき、と
弊ブログは勿論、劇団のDMなどで
さんざん書いてきたが、念のため・・・

ハムレット(1600~01年)
オセロー(1604年)
リア王(1605年)
マクベス(1606年)

・・・が、それだと蛇足ながら記しておく。
わりとギュッとした中、
つまり、数年のうちに発表されている。



演出する森一の後ろ姿。
舞台上にはマクダフ役の小田伸泰。

マクベスは、魔女の予言に操られるように、
まずダンカン王を暗殺し、
さらには盟友のバンクォーさえ殺す。
そして狂気のマクベスは、
マクダフの妻子をも手にかける!



チラシのキャッチには・・・
≪神の領域に踏み込んだ時、
 悲劇はそこに始まる≫と謳った!

案内文やSNSには・・・
≪人を殺めるという不条理はなぜ起こったのか?
 そしてあの魔女たちの声とは?≫
という文字で攻めている。

そして。
本作のセールスポイントのひとつは、
近藤弘幸氏による新たな視点での翻訳である。
それは是非、劇場に足を運んで頂くとして。

それから。
タイトルが『マクベス』ではなく
『マクベスの悲劇』という点に
わりとひっかる方も多いようである。

翻訳の近藤氏は・・・
【三月のマクベス、『マクベスの悲劇』
というタイトルになるみたいです。
これで世田谷PTのリア以来の
『の悲劇』第二弾となります。
私としては、どちらも底本のフォリオの
タイトルを忠実に訳しただけなのですが】
と、以前ツイートしていた。

ちなみに世田パブでの第一弾は、
2004年の『リア王の悲劇』。
なんと16年も前である。

・・・アテネ五輪の年、
カンヌで柳楽優弥くんが男優賞を取り、
日本映画はその『誰も知らない』ほか
『半落ち』『血と骨』『下妻物語』。

話がそれはじめたので、続く。

結局、稽古場見学&ワークショップには
触れられずに終わった。
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dollとgakudaiあるいはken

2020年02月16日 | 鑑賞
劇団俳優座公演『マクベスの悲劇』の
販売促進を第一義に動いている数週間。
長いスパンでの営業も二次的視野に入れて、
専門学校にも顔を出させて貰っている。
ターゲットは俳優や声優養成校になり、
この季節は卒公もしく修了公演と重なる。
そんな多忙な時期に時間を割いて戴き
有り難いかぎりである。



そんな中・・・
尚美ミュージックカレッジ専門学校
声優学科21期生の卒業公演を観劇。

2Aクラス『へなちょこヴィーナス』が
さる13(木)、14(金)両日。
そちらは弊団制作部の若手に任せ、
日曜のみの2Bクラス『DOLL』を観た。
同校本館二階「バリオホール」にて。

演出が旧知の坂本岳大氏だった。
新劇Sの若手エースだった氏と
新劇Tの制作末席にいた私。

新劇団若手俳優によるオールスター公演を!
などと当時の若手制作者と夜な夜な
居酒屋で密かに計画していたりして、
そこに必ず名前の挙がっていた一人だ。
が、岳大は間もなくフリーに。
しばらくして私も劇団を離れた。

フランス演劇クレアシオン公演
『天国への二枚の切符』(再演)で
初めて同じプロダクションを組み、
芝居を創ったのは2012年だ。

あれから8年…。そういえば、
あの頃から「教え」はしていたなぁ。
それが尚美MCだったのか……。

ちなみに今日の舞台監督は
八木澤賢氏。それこそ氏とは
更に遡った1997年から数年、
前述の新劇Tで謂わば「先輩」だった。
歳下の賢も先に劇団を去り、
やがて自ら劇団を立ち上げるわけだが、
その青果鹿に、フリーになった私を
制作で招いてくれたりもした。

狭い世界。
もはや友人ばかりともいえる。
この日の音響は山ちゃんこと
山田健之氏が務めていた。

長い長い前段おしまい
卒業公演の話でした。

やはり、この業界は圧倒的に女子が多い。
『DOLL』もほぼほぼ女子の出演者。
如月小春ワールド炸裂だった!
個人的に疲れがたまっていたので、
かなり元気を貰えたのは確かだ。

そうそう。
新型コロナが、次のフェーズに入った中
入場時の消毒スプレーなどなど受付の
ホスピタリティーもしっかりしていて
恥ずかしながら勉強になった。

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亡ドゲームも活況【マクベスの悲劇の宣伝4】

2020年02月13日 | 俳優座
私が青森に行っている間に、
俳優座の稽古場では、第341回公演
『マクベスの悲劇』関連イベント第一弾
《ボードゲーム会》が開催され、
大いに盛り上がったようだ\(^^)/





さらに『マクベス~』出演者有志が
スコットランド協会のパーティーに参加した。
「スコティッシュ・デイ 2020」(2月11日開催)





出席者と、おめかしして写る
マクベス夫人役の佐藤あかり。

いうまでもないが、稽古もきっちり。
まずはマクベスを演じる斉藤淳のオフショット。





読み合わせもしっかり。
そして仮組の舞台も着々と。
そこでは、こんなシーンや・・・





あんなシーンもあって。
その片隅では台本を読み込む辻井亮人。
(ダンカン王の長男・マルカム役)



なお。
珍しく指定席と自由席を設けた本公演、
以下の回は【指定席が完売】です。
15(日)、16(月)、19(木)、
21(土)、22(日)、24(火)、
25(水)、28(土)、全て昼の回。
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初八戸

2020年02月10日 | 身辺雑記


父が五所川原の出なので、小さい頃
お盆は決まって帰省していたし、
たまに冬に北を目指したこともある。

あの頃は雪が多くて、それこそ
二階から出入りすることもあった。

さて、そんな津軽地域と違い、
太平洋側の南部は雪が少ないと聞いた。

ところが今回、個人的な「初八戸」は
随分と雪の積もったタイミング。
「悪い時期に来たね」と言われたけれど、
一泊の旅人には嬉しく思われた。

さて、なるほど雪が少ないことは
シェアサイクルの幟と看板も証明していた。
この時節、いつもなら自転車が
当たり前に使えるからこそ、
駅前に宣伝、ドンってことでしょう。



そうそう。
本八戸駅から鑑賞会事務所への道には





このようなポスターや吹き出しが……。
ユニークな「まちおこし」だ。

そして八戸といえば「えんぶり」。





かたや津軽の英雄・太宰治ブランドの
お土産もつい買ってしまった。
青森では知らない人のいない
パン屋さん「工藤パン」によるもの。
さらに「工藤パン」のロングセラーにして、
青森県民のソウルフードと言われる
「イギリストースト」を、小説を意識し
さらに大きく、書籍サイズにした
「走れメロス」と「人間失格」。

下に敷いたのは、うまい棒青森限定
「ホタテバター味」です。
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ハツハチノヘ

2020年02月07日 | 身辺雑記
信濃の山奥で生まれ育ったハツは
大家族を支えるために周辺で一番のまち、
茅野に働きに出ることが決まった。
《ハツは茅野へ》と読めなくもない。

が、正解は《初八戸》である。
父が五所川原出身で本家はじめ
親戚もまだ多く青森県内にいるのに、
我ながら不思議だけれど。



例えば。
神奈川が武蔵国と相模国から成るように、
青森も旧藩で言えば津軽と南部、
別の政治文化のもとで発展し、
五所川原は津軽側ゆえに同県ながら、
南部の首都・八戸との接点が
あまりなかったのである。
勿論、通過は数えきれないほどあり、
降り立つのが初めて、の意。

八戸には今夏に巡演する劇団俳優座の
『八月に乾杯!』の打ち合わせに。
なお、写真一枚目は上野駅構内。

さて「国境の長いトンネルを抜けると
雪国だった」は小説『雪国』の冒頭。
2020年2月7日の東北新幹線は、
一ノ関駅を過ぎたトンネルを抜けると
ようやくに雪景色になった。


恐らく他の年なら、もっと南から
白銀の世界が広がっていたはず。
今年がとんでもない暖冬なのだろう。



目的地の八戸市民劇場は本八戸駅にある。
はやぶさの停まる八戸駅から乗り換えて
二駅、時間にすると八分の距離にある。

駅の話を少し。
「本八戸」駅が、昔は「八戸」駅で、
1971年「尻内」駅に「八戸」の名を
譲ったそうだ。ちなみ「しりうち」と読む。
八戸は蛇足だが「はちのへ」で、
本八戸は「ほんはちのへ」。

そんな八戸駅に13:22に着。
しかし滅多矢鱈に本数があるわけではない。
駅周辺を散策しつつ、昼食をとり、
電話やメールのやりとりもしていたら
ギリでJR八戸線に乗る時間になった。
PASMOをポケットから取り出し、
と……使えない(Suicaも)ので
あたふたしながら切符を購入。


そんなこんなで打ち合わせを無事に終えた。
・・・それにしても。
「八」の多いブログだった。
八戸は勿論、八分とか八月とか。

ウィルスで不安が募る毎日、
末広がりで良いかしらん。
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円卓129号

2020年02月06日 | 制作公演関連

ポストに「円卓」が届いていた。
「円卓」というのは日本新劇製作者協会の
機関誌のことで、第129号が手元に。

私的なことだが、前号まで編集末席にいた。
アシデマトイになりながら
十年ほど発刊に関わっていたのである。

今時、墨一色の地味なナリをしている。
地味といえば、六本木の地下通路に
都営交通写真展のポスターが貼ってあり、
これが白黒で、逆に目を引いた!
街全体が派手だから余計かも。





そーいえば。
劇団俳優座第341回公演
『マクベスの悲劇』の宣材も、
渋いデザインに仕上がって、
インパクトに走り勝ちなチラシ束を
劇場で受け取った際に、逆に目立つかな。


それはそれとして。
毎度、公演のチラシポスターには難儀する。
と同時に創り甲斐を感じるわけである。

……『マクベス~』に関しては
制作担当イソノウツボが頑張って
私はちょいと口を挟んだ程度だけれど。

街で見掛けたものでいえば。
やたらチョコレートが前面に出ているな、
とぼんやり思っていたのだが、
そうか、バレンタインデーが近いのか?

正直、未成年の頃は正月よりも
重要なイベントだったわけだが、
この歳になると興味は激しく低い。
また、聞けば第三者にあげるより、
自分にご褒美として購入する率が
高くなっている……という報道に、
それはもう意義としてどうなの?と。

或いは、遠い未来のクイズ番組で
《バレンタインデーは昔、女子が男子に
好きだと告げるイベントであった》
という問題に、ほとんどが×を出す中、
受け狙いの芸人が「裏をついて○?」と。
画面には笑い声の効果音が被さり、
MCが「そしてクイズキングも○を出した」
と解答パネルを開く・・・
「勿論、今は亡くなった祖父母の墓前に、
猫の髭を供える日本の伝統文化ですけれど、
昔はそんなんだったって読んだよーなぁ」。
すかさず高学歴タレントが
「いやいや自分のご褒美に犬や猫や
熱帯小型鹿とかを買った時代はあったけど
告白……しかも女子が男子って
セクシャリティ的にアウトでしょ」と応戦。

MC「はい、それでは山田くん座布団を」
のコールには番組お決まりのジングルが鳴り、
山田くんが○の座布団を掲げる!
「え~~!!」と大音量の効果音イン。
「はい。20~21世紀には女子から男子に
チヨコレイトという甘いお菓子とともに
愛の告白をしていたそうです」

・・・イベントは変容して
将来、食べ物としてのチョコもなくなり、
なんてことには、ならないわな

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