麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

あっという間に、歳をとり、胸がうずく。

2022年05月31日 | 身辺雑記

女の子がATM。

母の腰くらいの幼稚園あるいは小学校低学年の、

だから背伸びして画面を見たりしている。

微笑ましく見ていて、突如、灰色脳の抽斗がガチャ。

・・・初ひとりATMの緊張が甦った。

小学校高学年、なんなら中坊だったかも

いやはや中坊ってフレーズも久々で。

またぞろ、閉まっていた抽斗が開いた。

 

そういえば、中学生のとき自分を棚にあげて

「生意気な中坊がいてさ」と嘉門の家で・・・

嘉門というのは幼馴染で、一軒家の二階に、

自分の部屋がちゃんとあったので、

そこにタカノリだのケンジだのイッタだの

・・・ワル、と言ったって今思えば可愛らしい、

格好だけ不良を真似た、やんちゃな、

まさに「中坊」がダベっていたのを思い出した。

 

嗚呼。

嘉門、金子、甲斐、青戸とくれば安斎に、

二歳の時最初に友達になった「じっちゃん」も

居たに違いない。人見実典、いまいずこ?

 

話を整理すると、部屋と言っても四畳半。

上記勢揃いは不可能で、その都度メンツは違ったろう。

それは枝葉で主題はATM。

生まれた時からデジタル環境の前段の女の子には、

タッチをしてるうちにお金が出てくる機械は、

なんちゃないんだろうな~、と思いつつ後ろで待った。

 

支店のATMコーナーではなく、駅コンコースの単体機。

 

 

近所に二間間口(にけんまぐち)の小さな八百屋ができた。

父の故郷・青森の林檎が種類豊富に並んでいた。

ちゃんと電子決済もできる。

そこでは、外国籍の父子が買い物をしていた。

見切品のぶどうは売れたのだろう。

張り紙だけでモノはなく、プチトマトがいた。

 

 

 

あ、今日のタイトル。頭の文字をアルファベットにすると

ATMになるというだけで、意味はなんちゃない。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チメイ~戸塚、運動、論語

2022年05月30日 | 身辺雑記

戸塚といえば、箱根駅伝「花の二区」

いわゆる「各校エース」が約23kmを走り切って、

三区に襷を渡す中継所だな!って思うわけです。

……昨日「戸塚」について書いた流れ。

えと勿論、駅伝好きに限った話だけれど

 

「league One」のディビジョン1と2の入替戦が

浦安対相模原とニュース(5/28付)で目にして、

ラグビーにさほど詳しくない僕は、頭に?マーク。

 

サッカーなら、ジュビロ=磐田、フロンターレ=川崎

とすぐ出てくるわけだけれど、

闘球はリーグ再編から日の浅いせいもあり、

蹴球のようにはいきません。

 

読者が、もやもやしないように答えも添えると、

「シャイニングアークス東京ベイ浦安」と

「相模原ダイナボアーズ」。

前者は、NTTコミュニケーションズが母体で

後者は三菱重工・・・なのだが興味ない人には、

きっと、どうでもいいのだろうな~。

でも怯まずに、もう少し地名の話をすれば。

滋賀県野洲市と聞いて、蹴球好きは2005年度の

高校サッカー日本一の「野洲高校」を、

北海道妹背牛町といえば春高バレー優勝の

「妹背牛商業」を思い出すことだろう……。

ちなみに前者は「やす」、後者は「もせうし」と読みます。

もう少しいえば。

セクシーフットボールに沸いた4年後に妹背商は閉校。

旭川の西の平地の小さな町の高校が頂点に立った時、

のちのバレー界のレジェンド・吉原知子すら小学生

……今、「ああ、あの!」とは排球ファンでも思わないかな?

 

以上、スポーツ(運動)のカテゴリー。

昨日の「戸塚」は鑑賞運動とリンクするのだが、

それはまた別の話。

 

と、今日はおもに「地名」の話だったわけだけれど、

「五十にして天命を知る」・・・論語の「知命」。

もーその年頃になって半ばを過ぎているころに気づいた。

2022年5月末、東京の最高気温は31度だったそうな。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

戸塚にて

2022年05月29日 | 俳優座

『血のように真っ赤な夕陽』神奈川巡演から

9ヶ月経ち、そのツアーでは訪れなかった横浜、

もう少し詳しく言えば、戸塚に降り立った土曜日。

とてつもなく良い天気でした。

 

 

初めての戸塚

地下と橋上に改札があるというユニークな駅と知らずに

「西口」で待ち合わせしたので、

ブルーラインで来た有馬理恵は地下、

JR組の岩崎加根子と僕は橋上に出て、

そこにわりと距離があったりしたのだけれど……でも

2022年には便利な通信手段があるから問題なく会場へ。

 

話の順番を間違えましたが、神奈川県下の演劇鑑賞会

8団体の「ブロック交流会」にゲストとして岩崎と有馬。

そこにマネージャーよろしく同行。

 

冒頭書いた『血のように~』のダイジェスト映像を見て、

会員の皆様からの感想や学びをいただき、休憩を挟んで、

岩崎の俳優人生の歩み、鑑賞会とのつながり等々、

最後は、谷川俊太郎の詩「生きる」朗読。

 

 

個人的に印象深かったのは、俳優座養成所1期生(1949年)の岩崎の

『森は生きている』学校公演を観たことを今も鮮明に覚えている、

という会場からの発言に、私も見ましたと追随の声。

と思えば、日伊合作ドラマでファンになったと、

それは会員の友人で「絶対伝えてくれ!」と言われてきたと。

対して岩崎が、1962年の『二つの橋』、ローマやナポリなど

長期ロケで撮ったドラマでしたと、間髪を入れず回答。

 

予定時間を超す充実の会となりました

そうそう、岩崎は稀代の晴れ女で『血のように~』巡演中も

その力をいかんなく発揮したことを、改めて思い出しました。

 

神奈川演鑑連8団体の事務局長と記念撮影。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サイコロdeトークって何だ?

2022年05月28日 | 俳優座

 

昨日のblogで、新劇交流プロジェクト→

美しきものの伝説→松井須磨子→三越劇場

・・・という流れで三越の外観を載せた。

冒頭写真は三越百貨店屋上の池・・・

なんだけれど、本日5月28日は『美しきものの伝説』

ではなく、劇団俳優座LABO39

『ムッシュ・シュミットって誰だ?』の話。

 

 

二枚目は、同じく三越屋上に奉られた神社。

これまたフランス産の洒落たコメディとは関係なし。

と、無駄に字数を稼いでいるのがあからさまだが、

というのも。

今日初めて通す予定が、昨日の稽古で、

頭からお尻まで止まらずに行ってしまったのです。

良い意味で想定外。

もちろん課題はあるし、演出はじめ各ポジション、

キャストの目指すところは、ずっと高い所にある。

 

例えばマラソン。レース前に定めたラップタイムを、

展開で無理をした等のネガティブな理由ではなく、

良い意味で巻いているです、今日現在。

 

マラソン同様に演劇もナマモノですから、

これから予想外の「何か」に襲われないとも限りません。

が、その分のアドバンテージを手にしていると言えます。

 

そのくらい余裕があるので、本座組で取り組んでいる

YouTubeの新企画「サイコロdeトーク」を一挙紹介

↓ ↓ ↓

 

『 ムッシュ・シュミットって誰だ? 』サイコロdeトーク❗️田中茂弘

 

『 ムッシュ・シュミットって誰だ? 』「サイコロdeトーク❗️②」 #関口晴雄

 

『 ムッシュ・シュミットって誰だ? 』サイコロdeトーク❗️③ #丸本琢朗

 

『 ムッシュ・シュミットって誰だ? 』サイコロdeトーク❗️④ #脇田康弘

 

『 ムッシュ・シュミットって誰だ? 』サイコロdeトーク❗️⑤ #関山杏理

 

『 #ムッシュ・シュミットって誰だ? 』サイコロdeトーク❗️⑥

(6は斉藤深雪)

 

余裕のないのは弊ブログの題名だ。

「誰だ?シリーズ」に舞い戻ったのも束の間、

ふたたび迷走へ、、、(泣)

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

くろぽときん~新劇交流プロジェクトⅡのなな

2022年05月27日 | 制作公演関連

ピョートル・アレクセイヴィッチ・クロポトキンは、

無政府共産主義を唱えたモスクワ生まれの人物である。

で。

新劇交流プロジェクトⅡ『美しきものの伝説』に登場の、

日本を代表する無政府主義者・大杉栄の劇中の役名が

プロポトキン。彼の書籍を翻訳したのが大杉で、

また「クロポトキン研究」という論文も発表している。

 

1842年に生まれ、1921年に78歳で去った露人は、

1885年生まれの大杉より40歳以上年長だが、

「日本のプロポトキン」は38歳と早逝のため、

天に召されたのは僅か2年違いの1923年

・・・激動の大正時代末期となる。

 

 

ここで、いきなり三越百貨店。

先日、エイコーン公演『松井須磨子』を同館内の

三越劇場にて観劇。弊ブログ4/26付にも取り上げた通り、

松井も『美しき~』に登場する実在の人物の一人。

 

そんな新劇交流プロジェクトⅡ。

稽古場を26日から青年座に移行し、さらにギアチェンジ。

立ち稽古に熱が入っています

また、チケットも12ステージ中、

昼の回は25、26日が残席少で、

他の5回はお陰様で完売となりました。

夜の回は余裕があります。

 

最後に大杉栄について、もう少し。

父の影響から軍人を目指しながら、陸軍幼年学校を退学。

幸徳秋水のもと反体制に転じ最終的には無政府主義に到達。

その間の投獄で「一犯一語」を課して語学をものにした。

英・仏・独・伊・露、スペイン語、さらにはエスペラント語

(実際は、大学でフランス語をマスターしており、

獄中ではエスペラントが最初で、イタリア、ドイツ……

なのだが)を習得したといわれている。

その多彩な言語力の一方、吃音は有名。

 

本作の冒頭でも、そのシーンはあるのだけれど。

そのあたりは観てのお楽しみ。

とお勧めしておきながら・・・

もう昼の回、7回は札止め。夜の回を、どうぞ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヴィッシーのラベンダーって誰だ?

2022年05月26日 | 俳優座

≪VICHY≫

本作台本では「ヴェッシー」、

WEB上の諸々では「ヴィシー」と表記される

フランスのスキンケアブランド。

いまどきは男女問わず生活に馴染んでいる化粧品。

ただ筆者には縁遠いので、

フランスのスパでも使用されている

15種類の必須ミネラル成分を豊富に含む

温泉水をとりいれた製品、ということは、

まるまる検索して得た情報なのであります。

 

 

そして、俳優座LABO公演vol.39

『ムッシュ・シュミットって誰だ?』の主人公が

愛用しているのが、VICHYの「ラベンダー」。

 

検索といえば、ネットでは『ムッシュ~』関連の

さまざまな発信が更新されてもいます。

 

ありがたいことに東京新聞本日付朝刊にも掲載。

 

不条理劇「ムッシュ・シュミットって誰だ?」 「同調圧力」テーマに 劇団俳優座:東京新聞 TOKYO Web

少数意見を封じ込める「同調圧力」がわが身に及んだ時、あらがうことはできるのか−。誰もが突き付けられうる深刻なテーマをコミカルに描いた不...

東京新聞 TOKYO Web

 

上は、ネット版。

 

また、本日18時20分~レインボータウンFMに

「警官役」の関口晴雄が、生出演!!

「大江戸ワイドスーパーイブニング」という番組です。

お時間あれば、お聴きくださいませ。

 

そんなこんなの露出もあって、初日から四日間が完売。

16日昼の回が、ほんの少し余裕があり、

残り5ステージは残席僅少となっております。

興味のある方はお早めに。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

懇話会

2022年05月24日 | 制作公演関連

昨晩、とある懇話会に出席いたしました。

 

経済産業省、文化庁、東京都の、

各文化芸術支援に関わる担当者と

劇団、劇場関係者による

主には助成金に関する集まりで。

COVID-19禍の、緊急の「それ」から

withコロナの社会でのあり方へ。

お堅くゆーと、そーゆーのを学びました。

 

まず各担当者の真摯なお話が良かった。

正直にいえば「要項」を読んでも解りにくいし、

提出すれば、重箱の隅をつついてくるから

「ぶっちゃけ出したくないんでしょ」と

つい言いたくもなるし、あるいはまた

「現場をわかってねーなー、まったく」と

声に出したことは数え切れないのである。

 

冷静になれば、お役所の立場も理解できるし、

額に汗して働いている多くの国民が

「好きなことやってんだから甘えるな」と

思っていらっしゃることも知っている。

 

言うまでもないが我々も額に汗はしていて、

国民でもあるのだが、そのあたりは一度置いて。

 

昨夜は、お役所の現況や具体的な苦労を聞きつつ、

現場サイドの率直な意見も出させていただき、

わりと形だけで終わりがちな「懇話会」が多いなか、

本音がたんまりあったぞ、と個人的には思いました。

 

それから。

良い悪いではなくて、若手は勝手が言えないから、

ほぼマニュアルを読み上げるしかなく、

ベテランは誤魔化しながら抜け道をポロリ、

「あ、でもこれ言うと○○君困るか?」と振り、

中堅が「その解釈に関しては、えっと」と

汗を拭き拭き苦しげに話を接いだりした。

・・・こうゆう役割分担がハナにつく御仁もあれば、

僕のように微笑ましく思うカモもいる。

 

そうそう、こーしてお上に丸め込まれずに、

我々の権利を勝ち取らねばならないんだ!

先輩世代はそうして現在の地位を得たと聞く。

 

気づけば、我々の下の世代を鼓舞する年頃。

でも向いてないよーな自覚が強い。

強いけれども、情報収集に努めてはいきたい。

 

昨晩、とある懇話会に出席いたしました。

 

その会場とは関係ないのだが、寂しい本文が

少しは彩れれば、と。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「おちらしさん公演診断」ってなんだ?

2022年05月22日 | 俳優座

「おちらしさん公演診断」というのは、

演劇などの折込代行サービスを行っている

ネビュラエンタープライズ社のメルマガで実施の、

いわゆるチャート診断のひとつなのだが。

・・・試しにやってみたら、

私へのお勧めは『ムッシュ・シュミットって誰だ?』

だったのである。

他の制作部員は皆、別の作品だったのに

 

 

ま、俳優座歴はわたしが一番長いんだけれど……。

そんな劇団俳優座LABO公演『ムッシュ~』

稽古とともに、お陰様でチケットも順調。

11日の回は早くも完売。

他の昼の回も良い席は少なくなっております。

観劇をお考えの方はご留意くださいませ。

 

さて弊ブログで『ムッシュ~』を語る回の

題名にやや苦戦していて。ついに「~誰だ?」を回避。

いや、今回も単純に「おちらしさん~誰だ?」でも

良かったっちゃぁ、良かったんだけれども。

 

そんな話は置いて、稽古の話をしよう。

 

シーンごとに細かく当たって、

全体像が少しずつ形作られてきています。

雪駄を履いて演出に取り組む小笠原響の、

役者がそうするなら、それを生かすためにはこう、

次にそう動いたのであれば台詞のアプローチは……

と、戯曲自体の持つテンポを大事にしながら、

勿論まだ決めることはしないで様々なサジェスト。

 

コメディを謳い、実際コメディではあるのですが、

噛み応えのある「大人のドラマ」に蒸留されています。

・・・フランス産の作品だけに

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おんがくがっこう~新劇交流プロジェクトⅡのろく

2022年05月20日 | 制作公演関連

前回の拙文で、老舗の書店を訪ねた話の流れから、

その歴史を伝えるべく中山晋平の名前を出した。

「カチューシャの唄」「ゴンドラの唄」で名を成した

稀代の作曲家は、島村抱月の書生をしていた縁で

「芸術座」旗揚げに参加し、前者はトルストイの『復活』、

後者はツルゲーネフ『その前夜』の劇中歌を産み落とした。

ともに松井須磨子の歌唱で大ヒット! 1914、15年のこと

 

中山は逸れ以前、故郷・長野で代用教員だった。

その頃の渾名が「唱歌先生」。

そしてブログタイトルは『美しきものの伝説』での役名。

芸術座で活動しながら、1922年まで教壇に立っていた史実からか。

 

童謡『シャボン玉』『証城寺の狸囃子』、

流行歌『船頭小唄』『波浮の港』(作詞はすべて野口雨情)

など数々の名曲を世に放つ前夜の、若き時代・・・。

 

 

中山晋平と演劇という括りでいえば。

菊池寛の小説『東京行進曲』の映画化とタイアップして、

曲を中山、作詞西条八十、歌唱を佐藤千代子で1929年発表の

同名レコードが、またとてつもなく売れた。

そして、中山と千代子を主要人物とした舞台が、

時を超え1990年、東京芸術劇場のこけら落としとして、

作・齋藤憐、演出・千田是也で上演されたのだが、

いよいよ来月開幕の、新劇交流プロジェクトⅡによる

『美しき~』で

大女優・松井須磨子を演じる渡辺美佐子も、

その『東京~』に出演していた一人である。

 

本プロジェクト同様、芸劇こけら落としの『東京~』も

当時の新劇団オールスターで上演され、それを観たなかには、

卒業論文に取り上げたハナタレもいたよーだが、

それはまた別の話。

 

 

お陰様で、18~20日は完売いたしました。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神保町でカレー、九段下でコーヒー。

2022年05月18日 | 身辺雑記

神保町といえば、古書店から最近はカレーの町に…

「神田カレーグランプリ」2012のグランプリに輝いた

「マンダラ」でランチをした。

詳しくは語れないが、先方お勧めの三店から

私が選んで店内で落ち合う約束で、

早く着いた私を入口で迎えたのは元劇団員。

びっくり!

印度料理の店で働いていると聞いてはいたが、

神保町とは知らず。そして前述したように、

カレー屋さんがかなりの数あるところ。

いずれにしろ、美味しくいただきました。

 

九段下に移動して、能楽書院。

前回の舞台『京時雨濡れ羽双鳥/花子』が

能と狂言のエッセンスのある作品だったので

お世話になった書店さんに顔を出す。

明治40年創業の老舗。

専門書や月刊新聞「能楽タイムズ」を発行。

 

M40、西暦でいえば1907年。

中山晋平が島村抱月の書生をしていた頃だ。

翌年は大杉栄が「赤旗事件」で逮捕され獄中に。

その頃、まだ伊藤野枝は九州にいた……。

と、いきなり脇道がそれたが、

彼らは『美しきものの伝説』に登場する人々だ。

歴史を彩る面々が躍動を始めた頃にできた能楽書林。

創業者・丸岡桂は、歌人でもあり発明家でもあり……

人力ヘリコプターを製作した人でもある。

 

時は過ぎて百十余年。

現在の編集長と意見交換。

一週間ぶりの青空の下、茶をしばきました。

タイトル通り、本当は珈琲だけど

 

次回は新劇交流プロジェクトⅡ

『美しき~』について書きます。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする