麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

史上空前の優等生…?

2006年01月29日 | 東演
いよいよ2月1日から下北沢演劇祭が開幕です
東演が製作を担当する、公募で集まった世田谷区民による
『夏の夜の夢』(作/シェイクスピア、訳/小田島雄志
演出/鷲田照幸)の公演は2月18日~19日。

だいぶ形になってきて、昨日は区報とFM世田谷さんが
取材にお越しになり、音響さんも顔を出した。
今日は美術さんが来て、来週は照明さんが来る予定。
役者たちを取り巻く外側も、賑わってきている・・・
さて、僕が「制作」を担当しはじめて
  もう5~6年になるが、今回のメンバーは本当に優秀で
  僕のすることが何もない・・・。
  稽古場の管理に始まり、チラシの作成やプロの衣裳さんとの
  連絡などなど、どれもこれも、ほったらかしダ。
さすがに本番が近づいてバタバタして、きっと
当日配るリーフレットくらいは「作らせてもらえる」かな?
と思っていたら、あとは演出家が原稿を出せば良いところまで
行ってるという・・・。
            
もともと優れた社会人である大人の集まりだし、
任せられる信頼関係が出来てきたことがまずある。
裏で力を発揮できる余力のあるキャストがいる
なんてゆー区民Aの状況や、
ちょっと前までのように演劇祭の仕事にベタ付き
ってわけにいかなくなった僕個人の、
つまりは余り顔を出せていないという
物理的な問題なども重なっているのだけれど・・・
いずれにしろ、少々寂しいのはサビシイ。

とにかく今年は、過去の中でも頭抜けて優等生だ!
これは褒め言葉であり、また少々迫力に欠ける、という
贅沢な注文でもある。
  なんつっても基本は毎週土日+祝日の稽古だから、
  ただでさえグンッと伸びることはなく、
  2月の声を聞いたあたりに、
  まるで雛が初めて飛ぶときのように不格好ながら、
  ある意味感動的にテイクオフするのが
  区民上演グループだ
さて今年はいかがなものか?
反抗期を突如迎えられても困るので
志望校を上に軌道修正する塾のCMじゃないけれど、
その手の“変化”で、ビックリさせて欲しいものだ。
……期待ばかりじゃなく、そうなる仕掛けを
   こちら側も用意しないとナ。
『夏の夜の夢』入場無料
2月18日(土)19時~
2月19日(日)14時~
北沢タウンホール(下北沢駅徒歩5分)
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流星ワゴン

2006年01月27日 | 鑑賞
昨年2月、銅鑼のアトリエで初演された
『流星ワゴン』が早くも再演される。
本日初日で、東京-横浜-西宮を駈け抜ける!

年100本近く芝居を観る僕の、ここ数年の中でも
ベスト3に入る滅茶苦茶いい芝居!!!
待望の再演だ。
昨夜はプレビュー。
早速駆けつけ、また泣かせていただきました。
さて感想を書こうとしているのだが…
どうもうまくまとまらない。
作品の素晴らしさに筆力がまったく追いつかないのだ。

原作をお読みの方はご存知でしょうが、
重松清のベストセラーで、
リストラされ家庭もうまくいっていない男の、
「死んでもいい」と思っている38才の、
再生の話・・・
それを今波に乗っている劇作家の一人で
“ニガイ”作品を書かせたら右に出る者のない
青木豪が見事に“演劇化”した
つまりは、決して明るく楽しい話じゃない。

なので、阿部一郎の美術もモノトーンの簡素な舞台だ。
それを引き立たせる鷲崎淳一郎の照明も
抑えがきいている。
平井真美子の奏でる美しい音楽も
決して出しゃばらず、凛として作品を支えている。

それら優れたスタッフワークを得た
「優しいおはなし」は、ともすれば停滞しがちだが、
2時間一度も失速することなく、一気に疾走する。

それを支えたのは全編に流れるイソムライズムだ!
それはオデッセイを走らせる橋本(三田直門)が着る
ジュビロ・中山ゴンのTシャツであり、
やきそばを平らげるヒロキくん
(演じるは女優・中島涼香)でもあり、
それらを引っくるめて常に舞台に存る《光明》!!

その演出家・磯村純の《巧妙な計算》に、
7人の俳優が“鮮やかに”応え、展開する120分は、
元祖オランダよりも「カッコいい」
セクシーフットボールと言える。
フィールドを縦横無尽に駆けめぐるように、
たった7人が無数の人物を演じ、時にトリッキーに、
時にファンタジックに、観客を引きつけて離さない。

そうそう。うまくまとまらないと言ったが、
ズバリ一言で言うと「カッコいい」のだ!!

カッコいいといえば、わずか70キャパで
初演したこの『流星ワゴン』を、
300席(東京)、200席(横浜)、800席(西宮)と
てんでバラバラな会場に打って出る制作者・平野真弓が
これまたカッコよいのだ!!!

あれれ。なんだかスタイリッシュな芝居みたいな
印象になっちゃたかしら?
冒頭ちょっと触れたけど、
“感動巨編”なのは言うまでもないのだよ。
心配性だから最後に書いちゃったけど・・・。

【文中敬称略】

※磯村純=青年座文芸部所属。
     東演ではNo120『温室の花』No122『浄瑠璃の庭』
     自主公演『燕のいる駅』を演出。
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ドウギテキセキニン(たぶん1)

2006年01月25日 | 身辺雑記
 1月23日の7時過ぎだから、結果としてはまもなくホリエモンが逮捕される時刻、僕は劇団近くのラーメン屋さんで定食をパクつきながらスポーツ新聞の「全国で困った先生たち」と言う見出しの囲み記事を目にしていた。

・試験の成績カードにでたらめな点数を記入した
 神奈川の中学教諭
・センター試験で着メロを鳴らした九大教員
・中学の受験願書を出し忘れた佐賀の小学教諭
・酔って痴漢をした神戸の小学教諭

 以上四つが列記されていたが、これ明らかに佐賀の事件がダメでしょ? いや、部活が忙しいからと採点前に予測して記入した「人間性」はいい加減過ぎる…とか、痴漢された女性の身になって考えろ!とか他の意見もあるでしょう。確かに「痴漢」の先生だけが実名報道。まあズバリ犯罪だからね。
 だけど、一人の教諭の不注意で受験できなかった児童二人の“人生そのもの”が変わってしまったわけでしょ?!

 詳細を知らないので「実は望み薄の記念受験で、だから教諭もうっかりした」とか、「二人のうち一人だけ受かって不仲になるかもしれなかったが、この事件を期に一生親友でいた」…などなど無駄に空想すればキリがないし、沢山の仲間のいる近所の学校でいいいじゃん!と、僕個人は思っていたりしますが、これらは全て別の話。
 順番つけてる場合じゃないってことは勿論わかってるし、なんつうか昨今よく耳にする“道義的責任”なんてのに乗っかるつもりもないけどもサ・・・などとツラツラ思いながら家に帰ったら、TVはホリエモン逮捕で大わらわ。ヘリもブンブン飛んでいた。
・・・ライブドア問題は、株主も沢山いらっしゃるそうで放っておけないわけだけれども。佐賀の少年二人のことの方が、むしろ気になる僕であった。

 オジャマモン、さらには“地味に”第164回国会も開かれていて、我々「芝居屋」的には文化予算の動向にも注視が必要なのは解ってるけど。むしろネ。

       気分的には続く・・・(たぶん)。


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キャンパスライフ蘇る

2006年01月24日 | 身辺雑記
大学時代の同級生七人もが一同に介した。
今回の大集合は「倉敷で中学の先生」やってるTが
念願だった海外赴任の難関試験を突破し、
メキシコ行きを勝ち得
その研修のために上京するというので、
同級生同士ひっついたO夫婦宅
(12/13付ブログにも登場の橋本のマンション)に顔を揃えた。

個別にはそれぞれ連絡しあっているが
これだけのアタマ数が揃うのは誰かの結婚式以来だ。
中学教師以下、国家公務員に地方公務員、
保育士に大手百貨店などなど、
まったく別の道を進んでもう15年も経つのに
誰一人成長してないとゆー感じだった。
  よくよく見れば腹まわりに成長がみてとれるし
  なんて冗談はともかく、実際はそれぞれの居場所で
  それなりの地位を築いているのだろうし、
物理的にも、学食の定食が贅沢だった面々が
都内の3LDKだあ、郊外の4LDKだぁ、
地元に一軒家ダと、不動産を手に入れちゃったりしている。
ワンルームで二人暮らしなどは
河原乞食を生業にしてる奴くらいだ…(泣)。
それこそ3号館の日当たりのいいピロティーで
   休講をダラダラ過ごすように思い出話に花を咲かせた。
   日朝問題や消費税アップなど山積する課題の
   解決の糸口すら見いだせず(逆に出したら驚くつーの…)
   お開きになった。

が、そこに最年少で参加していた錦ちゃん(一歳/O夫婦の長女)
の未来のために、やらなきゃならないことが本当のマジな話、
沢山あるのも事実だ。
僕たちの父や母がしてくれたように…今度は僕たちが錦や
咲季や萌々子(Tの娘)、大敬や郁智(国家公務員Nの息子)
たちの為に・・・あれ? まだ酒が残ってる?
そう、日曜とはいえ昼ひなかから随分呑んだ。
仕事の途中抜けて参加した自称ブローカーMも、
その家のファックスを借りたりしながらもビールを飲み、
また会社に戻って行ったのだが、そーゆー親友のサボリを
リークしてる場合じゃないのだ!
僕たちは錦や咲季や萌々子や大敬や郁智たちの為に…
とりあえず近々またやろうや!と。
・・・あぁこんなことでは日本の夜明けは遠いぜよ!!
いやホント頑張ろう。
虚業なんかじゃなく、額に汗して働こう。
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真白き新年会

2006年01月23日 | 東演
屋根に残った雪が強い風に巻かれて
キラキラと街を舞う朝です。

土曜に東京に降った雪は、 
この週末動かなかった車や路地裏の公園に、
まだ10㎝ほど積もっています…。

   センター入試も行われた1/21(土)、
   リニューアルをはかった昨年より
   さらに力を込めて、準備に二週間を費やした
   気合いの入った“東演新年会”は行われた。
普段と違う行いをすると
  「明日は赤い雪が降る」なんて言うが、その伝かしらん。

いずれにしろ「足元の悪い中」
たくさんの方々に集まっていただき、
会全体が結婚式・・・しかも花嫁が誘拐された
とゆードラマ仕立ての構成で行われ、
恒例の、邪宗門[※]マスターのマジックに、
今回は奥山も挑戦! 劇団員vsお客様の腕相撲大会など
もちろん東演の今年のラインナップも
折り込んで大変面白がっていただいたようです。 
                            
雪は溶けてなくなるけれど、
苦労されて御来場いただいた記憶とともに
いつまでも心に残る「新年会」だったと自負できる
盛会でした

そして今日は5月の『見果てぬ夢』の
オンキャストによる制作会議も行われ、
芽吹きの春に準備は着々と進んでいます!!

2006年の東演は、一味違う☆予感大です

[※]東演の向かいにある有名な喫茶店です。


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サムワン

2006年01月19日 | 鑑賞
 千田是也賞を受賞された松本祐子さん(1/7当ブログ既報)の、受賞第一弾(とホリプロは言うけれど、決まった時には稽古に入っていたのであって…まぁいいか)『サムワン』を俳優座劇場にて観劇。
 大変良い作品
 東演の体臭とも良く合うと言われる「アイルランド演劇」。弊団は昨年も『フィラデルフィアへやって来た!』(4月/紀伊國屋サザンシアター)を再演させていただきましたが、この『サムワン』もアイルランド人であるフランク・マクギネスによって書かれた、大変にアイルランドらしい世界観を持つ作品でした(初演はロンドンですが…)。
 レバノンで実際に起きた西洋人の投獄を基に書かれており、たった3人の俳優が、2時間超鎖に繋がれた緊迫の展開は、実に見事で、かつ、いつ終わるか分からない牢獄での生活に加え、アメリカ人・イギリス人・アイルランド人という国籍の違う「英語圏の人間」3人が極限状態でどう生きるか、という設定がスゲー

 そのすごく良いホンを立体化すべく集められた俳優=高橋和也氏、大石継太氏、千葉哲也氏が皆良かった! 適材適所のキャスティング。
 特に3人が揃った場面古株の高橋-千葉に、新顔の大石が翻弄されているようでいて、非常にいいアンサンブルを展開。劇中にもサッカーの話が出てくるけれど、それはちょうど攻撃的MF二人がボールを回している、その後ろで的確なポジションをとるボランチのような・・・。
                     
 非常に男臭い芝居を、ワイルドかつナイーブにディレクトした演出家=松本祐子さんに改めて脱帽する(具体的に言えば、目線の細やかなやりとりなど)。
 彼女を迎える、4月3日からの『見果てぬ夢』稽古初日が本当に待ち遠しくなる、まったく長さを感じない休憩なしの2時間15分でした。
 22日まで。…再演絶対ある!と思わせる舞台。

 ただ。ホリプロがいよいよ持ち小屋にするアートスフィアじゃ大きすぎるし、スフィアメックスじゃ雰囲気なさすぎるし……【*1】
 そんなことはさておき。ああ、ホリプロさんは本気なんだなあ!と痛感させられた一本でもありました。
 このへんも別の機会にゆっくりと・・・。

【*1】天王洲のアートスフィアとスフィアメックスをホリプロが本年10月、リニューアルして運営する。
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最近気になる俳優 その1

2006年01月18日 | 身辺雑記
 最近気になる俳優の一人に利重剛がいる。(以下文中敬称略)
 コマーシャルで目にすることが多く、でもそれは上半身ばかり鍛えて「どうする?」と聞かれるよーなメインな役処ではない【*1】。
 例えば佐藤浩市演じる幹事さんに、ずっと独身だったゴロウちゃんにやっと相手がみつかり…と祝われる「キリン一番絞り」鯛の塩釜焼き編の、友人のゴロウちゃんその人の役だったり、三井不動産販売の第11代リハウスガール夏帆ちゃんのシリーズ【*2】のお父さん役だったり、ややもすると見逃すほどの写りっぷりなのだが・・・その余りに自然な“居方”が僕を捕らえて放さない!

 *1=昨日、そのCMクルーが次シリーズのロケハンでうちの小屋
 を見に来たので例にしました。
 *2=去っていく家に忘れものをしたと戻ってきて「お世話になりま
 した」と頭を下げる、あのシリーズです。妹の「犬飼いたい」も話の
 軸になってます。

 名前を聞いて「ああ」と思った人も多いことでしょう。
 俳優として活躍する一方・・・(というか、ファンサイトによれば上記のような俳優業もその資金集めのひとつとか)・・・映画監督として89年『ZAZIE』でデビュー、3作目の中谷美紀・永瀬正敏主演『BeRLiN』で日本映画監督協会新人賞を受賞するなど、高い評価を得ている。(『BeRLiN』は僕の好きな映画の上位に長い間座っている一本だ

 またプライベートでいえば今の奥様はプリンセスプリンセスのキーボードだった今野登茂子。元の奥様は小説家・鷺沢萌(故人)。彼女に負けず劣らず、彼も文才に長けていて、エッセイストとして日本文学新人賞に輝いている。前述の2本の映画の脚本も担当。その他多くのシナリオを手がけてもいるのだが・・・なんつったってお母さんが、金八先生のシナリオで知られる小山内美江子なのだナ。

 で、その母の書いた『父母の誤算』(81)での鮮烈な俳優デビュー(しかも主演)が、僕には今なお印象的で、だから画面の隅にひょっこり顔を出してもきっと目が行ってしまうのダ。さらに続編の『親と子の誤算』(82)でも主演を演じるが、翌年の、主題歌が『蒼いフォトグラフ』、挿入歌は出演もした大塚ガリバー『人間の駱駝』というドラマも歌も大ヒット『青が散る』では一転脇役に転じ、むしろその凄さを見せつける!
 主演の石黒賢・二谷友里恵がド素人なのをはじめ、佐藤浩市、遠藤憲一、清水善三ら荒削りな役者ばかりの、だけれどそれが見事な「青春群像劇」になっちゃったわけで、その意味での製作サイドの狙いは抜群だった
(ほかでは川上麻衣子、村田雄浩あたりも芝居上手部門担当でした)

 冒頭のCMでの佐藤-利重。すでに二十数年も前に競演してたのね。
 ああ、だんだん思い出してきたが『青が散る』はドラマの面白さ以外にも、石黒がプロテニスプレーヤーJr、二谷が二谷英明・白川由美の娘、さらには三国連太郎の息子の佐藤、デ杯選手の孫の清水……そして脚本家の息子の利重とⅡ世タレントだらけってのも話題になったよなあ。

 なんだか話が逸れてきた?
 ほかにも最近はCMオンリーの感じな相築あいこも気になるのだが、長くなったので、それはまた次の機会に・・・



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エピグラフをきっかけに…

2006年01月17日 | 身辺雑記
今日は、ホリエモンとオジャマモンの揃い踏みで、マスコミは大わらわだ
阪神淡路大震災の日であり、天災という意味で言えば雪の被害も余談を許さない。さらには、宮崎勤被告の最高裁判決もあって…。で、どれもが暗い話題なのに息が詰まります。

さて、私事ですが今更『日本人とユダヤ人』を実は今日本箱から取り出して、通勤電車の中で広げたのですが、冒頭のエピグラフのひとつに、
“賢者とは? すべての人から学びうる人
 強者とは? 自己の情熱を制御しうる人
 富者とは? 自らのくじに満足を感じうる人*
 尊い人とは? 人間を尊ぶ人
               ベン・ゾーマ”
ってのがあって・・・。
まずは自分自身を戒めなけれならないのですが、上に掲げた人物(及びそこに関わる人々含む)が、この言葉を早く知っていれば……。いや、知ってどーなる?という危惧もないではないけれども。
   
幸い今日は、少しあったかいのが唯一の救い?
いや、挫けてはいけない。目をカッと見開いて、逸らさず見据えなきゃ!
すべての人から学ぶのだ!

*自らのくじ(運命=分け前)
※『日本人とユダヤ人』イザヤ・ベンダサン著
 (角川文庫/文庫初版1971年)
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プロデューサーの集い

2006年01月16日 | 身辺雑記
14日(土)、日本新劇製作者協会の新年会がありました。
正確には15:00~17:00の勉強会があって、そのあとの「交流会」なわけなのですが、まあ時期的に…。僕は下北沢演劇祭の稽古があったので、勉強会は欠席して、飲みの席に少し遅れて到着しました・・・。
場所は西新宿
雨が降っていたので濡れないようにかなり遠回りですが地下街をテクテク。新宿は京王線の改札から都庁まで、都庁から地下鉄西新宿駅につながるルートで!

その京王線の真上、地上には甲州街道の走る真下の、今までは旅行代理店と書店くらいの貧相だったところが、なんだか今風なカフェやら洋服屋さんになってた・・・きっと随分前なのだろうが、あのあたりはまるで通らないのでチョット吃驚した。
トイレにはゴミから作った消臭剤が使用済プリペイドカードから作った箱に収まってたりして、かなりエコ! 並んでる店も無添加のパンや有機野菜のスープ・・・みたいなヘルシーな店を揃えた、非常ににコンセプトのしっかりした地下街なのだ!! 演劇人的にいうと、スペースゼロという劇場への通り道。これからは地下を通って行こう!と思うくらいダ

で、新年会。ベテランから若手まで30名ほどで大いに盛り上がりました。
しこたま酔って、朝カバンをあけたら焼酎の瓶が3本も出てきた。しかも2本は空…誰かがいたずらして入れたらしい。(翌日15日、同席者からの情報)

そして、いよいよ今週の土曜日は東演の新年会だ



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舞台監督の位置

2006年01月13日 | 身辺雑記
 随分前から気になってはいたのですが…最近「舞台監督」のクレジットの位置が上になってるチラシが多いですネ。作-演出の次に来てるのを最近本当に良く見かけます。
 今年は新年の2日に早くも「観劇初め」だったのですが、その『風のほこり』(新宿梁山泊公演。ザ・スズナリ)のスタッフのチラシが、
舞台監督-照明-舞台美術…という順番。
 以来2~3本観た折込の中にも・・・
 AKIKAN(しもきた空間リバティ)、庭劇団ペニノ(こまばアゴラ)、劇団伍季風(萬スタジオ)、劇団レトロノート(MOMO)などなど…その数は二十本近かった[以上、劇団名(劇場)並びは公演日順]
 作、演出をタイトルそばに別に置いてあるのも多いので、その場合はスタッフの欄の頭にドーンとね。
                 
 日本国憲法とか国連憲章とかで決まりがあるわけじゃないのだけれど、まあ演劇界での並びは、作-演出に続いて、
 美術-照明-音響-衣裳-舞台監督
 ってのが、まあ普通で。我が東演もそーゆー順番です。理由として言われるのは、まずホンがあって、それに沿って舞台美術のプランが決まり、それに対して照明や衣裳のプランが出て、そーゆーのが稽古の中で固まっていき、その際演出とともにまとめあげる作業で力を発揮するのが舞監、なのでトメの位置に舞台監督が来る・・・と。
 そのあとに映像や宣伝美術など、舞台外で関わる職種が続いて…、それら全て(装置に使う木材や釘から印刷料金まで)をヒックルめて経済的な責務を負う制作がどん尻に控えしは……みたいな図式だ。
 決して偉い順とか、誰々が有名だからとかじゃない、少々乱暴だけど、野球でピッチャー、キャッチャー、ファースト、セカンド…という順番にコールするのと同じようなもの。

 劇場に入ってからは作・演出よりも決定権を持つ、とまで言われる重要なポジションの舞監。とすれば「小屋入り」という切り口からの並びなのかしら、とは推測ながら考えないでもない……。
 でもでも本当はどーなの?ってのが実はダラダラ書いてきた発端である。
      
 劇作家協会の「最低上演料」のように舞台監督協会が提唱したのか? どこぞの宣美宣材のセミナーでモデルにしたのが広まったのか? それとも「舞監がアタマだよね」と思った人が自然増殖したのか?

 まだまだ普通の並びが絶対多数だ。だからそれが正しくて、その順番を踏襲すべき!とは全然思わない。ただただ最近の「舞監トップ」の勃興の理由が、とてもとても知りたいのである。
 ご存知の方ヨロシクです! 開幕まで1ケ月を切ったトリノ五輪に集中するためにも早く解決したいのです・・・。


 
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