麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

おおぎみ

2007年03月31日 | 身辺雑記
 六本木に「おおぎみ」というお店があります。
 俳優でもある大宜見輝彦さんが開いて、丸一年が経ったのだとか。名前からも解るように出身は沖縄、八重山の石垣島である。開店一周年のパーティーに、その故郷から母ぎみと叔母ぎみを呼び寄せ、八重山料理を振る舞って、感謝の意を表した。
昨年『いちゃりば兄弟』で、琉球舞踊を織り交ぜた舞台をお届けして以来、僕のマイブームのひとつになった「沖縄料理」……実際、東京では沢山のお店があって、手軽に口にできるのだが……、それとは一味違う「優しい味」を味わうことができました。
 ゴーヤチャンプルーは企業秘密という苦味の抜き方でまろやか、八重山そばは深みのあるスープが絶品のあっさり味・・・という具合。
 彼女らは、料理に加え、琉舞も披露してくれた!

 満卓の店内には、Def Techから桂銀淑まで、演歌にムード歌謡にラップ…と夜更けまで歌声が響くのであった。。。

 マックとロアビルの間を入ったビルにある「おおぎみ」は、オーナーが役者だけあって、スタッフにも役者が多くて『マーヴィンの部屋』(東演No.127/07.2.21~28/本多劇場)の音響オペ鏑木くんがプランを務める、演劇キックプロデュース『レミゼラブ・ル』に出演する三浦英幸くんや、青山円形劇場での公演を終えたばかりのInnocentSphereの八敷勝くんなどがいる店でもある。
一周年記念といえば、まったく個人的なことだが、明日4月1日は僕の結婚記念日ではないか…。こちらは二周年記念ってことか???

 今日は、このあと『恋森』キャストと東演後援会などで花見に繰り出します。詳細は明日以降・・・。
                   
 
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開幕

2007年03月30日 | 東演
 本日プロ野球セ・リーグが開幕するが、負けじと東演も『恋でいっぱいの森』の読み合わせ稽古を「開幕」させました。
 周知の通り、パ・リーグは既に開幕していて、王監督が復帰した福岡が好調だ
 同様に、東演も4月5日の顔合わせに先行して、古賀義弥氏の歌と渡辺美津子氏のダンスレッスンがスタートしているのだが、刺激されたのか、演出・福田善之氏も早めに腰を上げることになった。桜前線よろしく稽古場も「早い開花」というわけだ!

 まだ一ヶ月に満たないが、古賀・渡辺両氏のレッスンに加え、自主練習もこなしてきた役者たちの体は、ほぼ毎日稽古場にあって、日に日に“ミュージカルな体”に変貌を遂げている……はず。

 今日は「世界水泳200M平泳ぎ」の決勝の日でもある。北島康介に金の期待大なわけだが、日本はマーメイドの荒稼ぎ(?)もあって、メダル10個と健闘している。
 日本開催で盛り上がった世界フィギュアではメダル3つ、それも金1銀2というこれ以上ない結果だったが、さて、まだ一等賞がない水泳陣に女神は微笑むだろうか?
 
 ストレートプレイ一筋の東演が、ミュージカルで頂点を極めるのは、北島がトリプルアクセルを跳ぶくらい無茶な話だが、目標は高い方がいい。


 話はズレるが、世界フィギュアの宣材を見て「おハズカシイ」と思ったのは僕だけだろうか? かの所幸則氏の、『CHIAROSCURO~天使に至る系譜~』という写真集を出してもいる氏らしい作品で、フィギュアの面々が「天使している」ヤツである。
 中野友加里、織田信成、浅田真央、高橋大輔、安藤美姫、 井上怜奈&ジョン・ボールドウィン(ポスターの並び順)の各選手が、それぞれのコスチュームでポーズを取った、その背中にCGの羽が生えたモノ。なんだか、アスリートを道具にしたような「やらされてる感」が、僕には強かったのだ。

 さて01年初演から6年、今回の『恋森』のポスター、チラシは前回のデザインを元に派手さを増しての登場となります・・・。
 皆様に、どんな印象を持って戴けるだろうか?
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ゴドーとヘニーとハリーが来る!(その2)

2007年03月29日 | 鑑賞
東京はポカポカ陽気で、桜も満開だ。
  少し風が強くて、早く散らないか心配なくらいだ。

 それはそーと、昨日のつづきです。

 木山事務所『やってきたゴドー』(詳細は前日のブログ参照)を観たのは初日でした。“不条理ドタバタ喜劇”と副題はあるものの、決してドタバタではなかった。けれど大いに面白い不条理劇・・・。あの「ゴドー」が、ついに現れる・・・しかもかなり早い段階で。やって来るのだが、さて・・・という運びである。

 そのゴドーを演じるのは山崎清介氏。ひょうひょうとした感じが確かに「ゴドー」だ。本来現れない人物に「確かに」もないものだが、舞台に立つ山崎ゴドーは、実際ゴドーらしいのだから仕方がない。

 彼を含む客演陣の豪華さ、巧さも特筆したいところですが、中でも三谷昇氏が絶品です。猛烈な存在感で迫って来ます。今や別役作品に欠かせない俳優の筆頭と言えるでしょう。その怪演ぶりを観るだけでも劇場に行く価値ありです。

 さて制作目線でいえば“別役実最新書き下ろし作品”である本作の、マスコミ露出の多さも目に付きました。希有の製作者・木山潔氏の手腕としては当然か? テレビでの放送も決まっているそうです。

 5月には、自ら演出する(クレジットはK.KIYAMA)第2弾! 『道遠からん』(作/岸田國士)が控え、夏には『はだしのゲン』(原作/中沢啓治 脚本・演出/木島恭)、秋には新劇場(あうる・すぽっと)のこけら落としともなる新作。さらに訪露公演も年内にこなすという。
 すごいパワーだ

 そして、客演と劇団員のアンサンブルの素晴らしさも木山事務所の特徴のひとつ。東演も大いに見習いところ。
 円同様、目が離せないカンパニーの一つです

他団体のガンバリぶりを刺激に、東演も更に高みを目指すのである
 まずは原初的ミュージカル『恋でいっぱいの森』

 しばらく御無沙汰の『恋森』ネタ。
 明日は、久しぶりに触れましょうか・・・。
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ゴドーとヘニーとハリーが来る!(その1)

2007年03月28日 | 鑑賞

木山事務所『やってきたゴドー』
(作/別役実 演出/末木利文
 3/24~3/31 於:俳優座劇場)


演劇集団円『ラプチュア~うちょうてんなひとびと』(作/ジョアンナ・マレー・スミス 訳・演出/山本健翔
3/16~3/28 於:ステージ円)

 【文中敬称略】

 不朽の名作! ベケットの『ゴドーを待ちながら』の、あのゴドーがやって来てしまうのが“不条理 ドタバタ 喜劇”と副題のついた前者だ。
 の前に、今日千秋楽の後者から書こうか…。こちらは、ハリーとヘニーが来るのを二組の夫婦が待っているところから始まります。

 人気小説家トム(井上倫宏)とその妻イブ(高橋理恵子)の家で、編集者ダン(青山伊津美)と映画監督ジェーン(唐沢潤)の4人が待っている。
 やって来るのは、不動産業で成功しハリー(石田登星)と料理研究家として売れっ子のヘニー(込山順子)の夫婦だ。火災で豪邸を喪ったことから姿を消した二人と、七ヶ月後、ようやく「親友たち」は再会するのだが、ハリーとヘニーは、彼らとは別世界~精神的充足の世界に生きていた…。
 長い付き合いの6人の男女の間に、それぞれ成功の中にあった3組の親友の間に、突如大きな亀裂が入る・・・。

 相変わらず円が精力的だ
 昨年一年の、僕の僅か110本の観劇の中、一番に挙げさせていただいた『ロンサム・ウエスト』を創り上げた演劇集団は、会の重要なメンバーを相次いで失う試練を越えて、今回はオーストラリアの“大人のホン”を、見事に立体化してくれました。
 本当にセクシーな舞台でした
 別に妖艶なシーンがあるわけじゃなく、例えば劇中「善」について語られもしますが、単純に誰が正しいとは捉えられないような“うねり”が効いているのだ。その辺りがとっても巧いホンで、それに役者も演出をはじめとしたスタッフも、決して負けていないのだ
 07年、ここまででのNo.1です

 対面型の客席も大変効果的。物質社会と精神社会の間で揺れる6人の個人=役者と同様、見ている者も、自分と対峙するかのように舞台の向こうでこちらを向いている観客と相対する構造である。

 円も素敵だが、豪州の戯曲も最近良いモノが紹介されています。まあ今年度(06.4~07.3)は日豪交流年であったことも大きいのでしょうが…。

 で、そんな円のベテラン俳優・三谷昇が絶品の演技をみせる『やって来たゴドー』については、明日書きます。

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被災お見舞い申し上げます。

2007年03月27日 | 身辺雑記
 高校野球の画像が突然切り替わって、能登半島付近の地図が映る。何度も何度も震度が告げられ、聞き慣れない町の名前が読み上げられた。
 地震の空白地帯と言われた北陸を大地震が襲ったのは25日。時間が経つに連れてその爪痕の痛ましさが明らかになってくる。

 演劇人でありながら、損保代理店の仕事もしている僕としては、住民の皆さんの安否は勿論まず第一だが、散乱した瓦屋根が道路に飛び散る画像や、一階部分が完全に潰れた家屋の映像を見るにつけ、地震保険は掛かっていたろうかと思ってしまう。職業病だ。

 東海沖大地震や首都直下型地震が「来る、来る」と言われながら、幸いまだ首都圏は揺れていない。そんな危険度が高い東京周辺でも、神戸や新潟が激震した直後こそ補強や防災グッズが話題になるが、喉元を過ぎると忘れてしまい、保険料が倍に…木造だと倍以上になることもあるため付帯しない人が多い。とすれば、前述したように「地震の空白地帯」である地域の方が、火災保険に加え、地震保険を付けているとは思えない。

 ちょっと細かい話になりますが「地震保険」の場合は、広域の損害になることから保険会社の引受が半額になる。例えば5000万円の家なら「火災」は満額掛けられても「地震」は最高で2500万だ。さらに地震は「時価額」で換算されるので、古くなった分を差し引かれてしまう。
 逆にそのあたりが、二の足を踏む要因ではあるのだが、とにかく、是非これを機に、ご自宅の保険の見直しをお勧めします。なんかセールスみたいですが、自分の身は自分で守らないと。補強も大事ですが“万が一の時”のために、保険を上手にお使いください。

 生活の基盤がしっかりしないと「演劇」のようなものに足を運ぶことが出来なくなります。そんな演劇人視線からも、お勧めいたします。
 明日は我が身。
 末筆ながら、心より被災した方にはお見舞い申し上げます。
 
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ローレンコと本多まち

2007年03月26日 | 鑑賞
 父母ともに舞台俳優で、自らも東演に所属し着々と力をつけている安田扶二子(2000年入団)と、芝居の質に映像系の匂いがする早川周氏の夫婦役は、なかなかなか見応えがあった。
 昨昼、盛況のうちに幕をおろした『燕のいる駅』(作/土田英生、企画・演出・制作/千田恵子)の話である。
人身事故で東海道線と京浜東北線がダブルで止まり、僕も巻き込まれ派であった。主催者側の賢明な処置で、10分おしでの開演。おかげさまで頭から観られました。

「日本村4番」駅にはのんびり屋の駅員高島がいて、人身事故の対応におわれている。・・・時は、戦争の足音の聞こえる近未来。日本人以外を収容所に入れる動きもある。けれど、駅舎に作った燕の巣には沢山のヒナが孵っている・・・。

 そんな『燕のいる駅』で、弊団の安田が演じる「本多まち」と、早川氏演じる母が外国籍の「ローレンコ二郎」は、新婚早々引き裂かれることとなる。そのあたり、きっちり小劇場ワールドで、変に湿っぽくなることもなく、笑いではぐらかしながらも、それが余計悲しさを強めたりするのだが……。
 その男と女の思いの違いや残す者と残される者の違い、国籍の違いなど、様々な差違が、冒頭の異なる演技の質によって、より明確になるのが、僕には面白かった。
                 
 ひとつボタンを掛け違うと、バラバラになるところを、うまく着地させた演出の力も称えたい。
 このシーンに限らず、13人の出演者中5人が青年座と、ベースをしっかりしたところ(青年座の養成所出身もいて、それを含めるとさらに青年座率は上昇)に、東演を含む色を添えて、プロデュースならではのアンサンブルをみせた千田恵子氏の、演出の手腕。
 さらには、カワサキという様々なカテゴリーの人が構築する街で、この芝居を打った企画力も合わせて・・・決して世田谷区民上演グループAでお世話になったからではなく・・・高く評価したい!

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グッドナイト将軍

2007年03月24日 | 鑑賞
 昨夜初日を開けた「ラフィンドリーム」の『グッドナイト将軍』は明日まで、当劇場(東演パラータ)にて絶賛上演中だ!
 その初日を拝見。これが今月13本目の観劇になる。
セットはしっかりした二階屋で、ほかはシンプルに舞台奥の竹がアクセント…、衣裳の和物(浴衣と平安末期の武者姿)にも力が注がれていて、若い俳優達の漲るパワー全開の、好感の持てる舞台でした
 さすがキャラメルワールド

 そう、思えば2月に区民Aの『カレッジ・オブ・ザ・ウインド』で成井豊作品にトライしたばかりの敏腕Pなのだが・・・実は、この作品にはまた別の思い出がある。
                            
 昨日も小屋番に入っていた「パラータ劇場管理部」の菱田クンは、僕の大学の後輩でもあるのだが(客演で迎える橘氏が中学の先輩だったり、回りに身内が多い気もするが、結果的にそーなってるだけなんです、ホントに)、彼が学生時代『グッドナイト』に出演していたのを僕は観ている。

 都内某キャンパスのテント芝居。          
 菱田の代は彼らの所属する「白芸」の歴史の中でも光り輝く逸材揃いで、この『ミッドナイト』でも、主人公「秋沢わたる」と、彼を早トチリで殺してしまう「天使」など重要な役を担っていた。
クライマックスの、屋台崩しで船がテントの外から入ってくるなんざ、今見たら「キャッ!恥ずかしい」ってほどショボかった気もするが、ギュウギュウ詰めの桟敷席に体育座りで汗ビッショリで見たそれは、十二世紀の彼方から、本当に巴御前が朝日将軍・木曽義仲の前に現れたかのようであった
 言葉にならない「何か」を沢山含んでいる舞台。嗚呼、青春

 演出を務めたYはキネ旬へ、巴御前を演じたMは明治座へと、しっかり者の下級生はその後卒業してすぐ現職についた。映画雑誌と演劇製作会社、ある意味趣味と実益の素晴らしい選択をした。
 一方、前述のゴールデンエイジと称された最上級生(四年生は引退しているから当時の大学三年)の中で「わたる」と「天使」はチャッカリ(?)就職し、かつ舞台にもしばらくは上がっていた・・・しかも、「わたる」はこの『グッドナイト将軍』主演の手土産を携え、本家・ネビュラプロジェクトに堂々の入社を果たすわけだが(笑)、嗚呼バブルのなせる業か、男優陣は皆“フリーターしながら芝居”という悪魔との契約に手を染めるのだった・・・。

 おっと。一度しかない人生の過ごし方を今更とやかく言っても仕方ない。それを膝を抱えて見ていた僕自身が、その彼らより一年早く、悪魔の道を進むわけで…。
 とにかく。まだ芝居をそんなには観てない僕にとって衝撃の舞台の一つだったってこと。それを15~6年ぶりに見たってこと。
                               

 僕はその劇研に所属してたわけじゃなく、ただお芝居好きのお兄ちゃんで、一観客でしかなかったのだが、まさかそれでメシを食うことになるとはナ・・・。
 でもそれは、今日の話とはまた別の話だ。
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恋森、役者が揃う

2007年03月23日 | 東演
 昨日は、本番(3/16弊ブログで少々紹介)を終えた客演の橘憲一郎氏が稽古場に顔を出し、ようやく全員が一度は『恋森』に顔を出すこととなった。

 実は、稽古始めは4/5~である。
 ただ我々ミュージカルに不慣れな東演演技部は、基礎練習を含めダンス&ヴォーカルのレッスンを必要と感じ、今月早々から始めてはいる。客演陣はその足りない点で我々に力をくれる、いわば助っ人たちである。実際、稽古場で音の取り方やステップのコツなど教授願うシーンも大いにある。
 感謝

 さて「役者が揃う」というのは、そのまんま俳優ばかりでなく、昨日は、ついに御大・福田善之氏も稽古場に。。。正確にはヴォーカルレッスンを古賀義弥氏が行っていたので、別室に。。。いらして、スタッフ会議となった。
 福田氏のほか、共同演出の福原圭一氏、舞台監督の古舘裕司氏、美術の小池れい氏に、制作担当の横川+田中でいよいよ始まる『恋森』のプランを詰めたわけだ。(レッスン後、古賀氏も合流)

 御大と書いたが、福田善之氏は一般の人に知られている作品でいえば、ホリプロがロングランを続ける『ピーターパン』の初代演出家で、郁恵ちゃんを飛ばした人である。
 ちなみに現在の演出は松本祐子氏。前回弊団公演『マーヴィンの部屋』の演出をお願いしていて、奇しくも東演のNo.127→No.128はピーターパンつながりとなった……。閑話休題

 とはいえ福田氏は、商業演劇の人ってわけじゃなく、劇団青芸結成メンバーの一人として『長い墓標の列』『遠くまで行くんだ』『真田風雲録』『オッペケペ』『袴垂れはどこだ』など名作戯曲を次々と発表! 60年代演劇の旗手として、つまりは新劇畑でまず注目され、その類い希な才能は、商業演劇、ミュージカル、映画やテレビへと広がったわけである。
 その力は近年も衰えを知らず、『壁の中の妖精』で紀伊國屋演劇賞個人賞(94)、読売演劇賞優秀演出家賞(99)、斉田喬戯曲賞(00)を、『私の下町-母の写真』で読売文学賞(99)等、その受賞は多数。
 現在、日本演出者協会理事長でもある、演劇界の巨人だ!

 2日連続で、我が故郷「川崎ネタ」が続いたが、福田氏も現在、川崎市民。美術の小池氏、出演者では原野、姶良、客演の橘氏も川崎在住だったりする。なかなかのカワサキ率だ!
 余談だが、橘氏と僕は中学の先輩後輩で、学年カラーが赤と黄色の一年違いだったりする。その当時は交流がなかったのだが・・・。
 またまた脱線

 てなわけで、スクランブル発進的に『恋森』は始動しはじめている。
 
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カインの末裔

2007年03月22日 | 鑑賞
 昨日は、川崎の新名所「ラゾーナ」がらみの
 宣伝でした。。。
 今日は「川崎」つながりのブログになります。

                            【文中敬称略】

 奥秀太郎監督作品の『カインの末裔』を観た。
 (観たのはちょいと前、3/8だが…)
 主演は、自らも映画監督として海外でも認知されている渡辺一志。他に、田口トモロヲ、古田新太、内田春菊などクセ者達が揃ったクセのある映画。

 芝居目線で言えば、劇団☆新感線の古田、サモ・アリナンズの小松和重、エッヘの今奈良孝行、いろんな所に出ている(遊園地再生事業団やら絶対王様やら)岸建太朗などが重要な役を担っている。

 まあ、そーゆー外回りはいいとして、映画は、僕の故郷・川崎でのオールロケーションを謳っている。
 川崎といっても広くて、僕が育った北部エリア=緑多き麻生区(当時はまだ多摩区で、後に分割され新区となる)の柿生ではなく、国民の多くがイメージする工業都市カワサキの中心・南部エリアの方。僕はそちらの川崎区藤崎で産声を上げているが、『カイン』はそこから程近い矢向が舞台だ。
 で。話がややこしくなるが、実は「矢向(やこう)」は川崎市ではない。横浜市鶴見区だ。駅の一部は川崎市幸区塚越にかかっているが、実はヨコハマなのだ。でも、これまた国民の大半は……どころか、当の川崎・横浜の人間だって、余り縁がなければ、矢向を川崎と思っていることだろう・・・。
 街の雰囲気と南武線沿線ってことが大きいのだろうが!

 そんな街を舞台にした、キャッチコピーが“裏プロジェクトX! サカキバラとアサハラが川崎で出会う”という、ベルリン国際映画祭正式出品作品でもある映画。
 確かにナレーションを田口トモロヲ自らプロX風にやってます。
 でも残念ながら、狙いなのだろうが編集がやたら雑なこと、いかにもなネガティブなトーンなど《少し昔の学生がサークルで作った映画》ってな感じの仕上がりです。
 ただヒロインの楊サチエは、なかなかの存在感です
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桜と燕と観覧車

2007年03月21日 | 東演
 祝日です
 劇団近くの遊歩道では「花見」をする団体がありました。
 桜はひとつも咲いてません。東京が一番早く開花!とニュースは言うけれど、僕の行動範囲はまだ蕾ばかり。
 随分早く「予報」も出たので(途中修正されたけど)予定されたのでしょう。ま、ぶっちゃけ楽しく呑めて騒げればいい部分もあるしネ。
実は東演も、今月中にクロージングの「花見」を予定しています。東演公式後援会=ぱら~たの会会員の皆様限定の「交流会」。ご案内は昨日の投函です。ポストを覗くのを楽しみにしてくださいませ。
                                  
 そんな、まだ花の開かない東京(正確には多摩川を越えた川崎)で、弊団の安田扶二子が客演する舞台の方は、賑々しく幕を開けます。
『燕のいる駅』(作/土田英生、演出/千田恵子)
        3月22日(木)~25日(日) 全5回公演
        ラゾーナ川崎プラザソル
        前売3,000円 当日3500円
        (22、23=19:00、24=14:00と19:00、25=14:00)
 以前にも書きましたが、東演でも自主公演として挑んだ作品。演出は青年座の磯村純氏(東演では『温室の花』『浄瑠璃の庭』演出)でしたが、今回は青年座の後輩の千田恵子氏が当たります。2月に終えた下北沢演劇祭で東演が世田谷区民と一緒に創り上げた『カレッジ・オブ・ザ・ウインド』で演出をお願いした新進の手による舞台となります。
 今、トレンドの川崎の新名所「ラゾーナ」の中の新しいスペースです。お時間ありましたら是非。

 てなわけで祝日です
 僕はこれから観覧車の街=伊勢崎へ、ちょいと飛びます。その顛末は機会があればどこかで。。。。
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