劇団東演『どん底』を27日夜観劇。
【文中敬称略】
サッカー日本代表
に例え、
海外組(客演陣)と国内組(劇団員)が
公演を重ねることで融合し、
芝居が大きく深化したと書いたのは
今朝(というか深夜)。
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いわゆる「新劇」と呼ばれる、
しかも俳優座、青年座、円といった
伝統ある劇団の俳優たちにとって
べリャコーヴィッチの「演劇」は、
サッカーではなくラグビーのように
感じられたかもしれない。
(2009年本多劇場の頃は、である)
ところが昨夜の舞台では、
完全にべリャ・システムを理解し、
そこに自分なりの味付けも加える
余裕すらあった。
2009年の公演では、エース本田的な
ポジションのペーペル・南保大樹が
孤軍奮闘した感があったが、今回は
ひとつのチームとして機能していた。
(逆に南保個人のパフォーマンスが
高くなかったのが、ちと残念
)
そんな中、特に進化が著しいと感じたのは
住人
原野寛之
住人にも一人ひとり個性を与える
べリャコーヴィッチ演出。
精神薄弱を思わせる横笛を吹く男は
上演を重ねてきた『どん底』で
過去には白岩知明、能登剛らが演じてきたが
「原野の住人」は最も機動力が高かった。
09年。その与えられたポジションで、
前後に動くのが精一杯だった原野。
が今回は、機をみて前線に飛び出し、
サイドチェンジも鮮やかにこなし、
得点シーンにも顔を出す活躍ぶり。
昨日も書いた長い巡演の経験に加え、
昨年末、同じくロシアの古典
『三人姉妹』のアンドレーという大役を
外部出演で演じたことが、大きな自信に
つながっているに違いない。
偶然だが、ベリャ版『どん底』で
同じ役柄を演じている白岩が演出だった。
同じく、その役を経験している能登。
昨夜もっとも輝いていた俳優の一人だ。
ただ南保と並ぶ東演の二枚看板だけに
全得点に絡む活躍をして、当然。
その意味で、敬意を込めて特筆はしない。
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能登剛。
6月、僕が制作で参加する
『ジョマクノギ』に出演決定していて
ここで褒めまくるのもね・・・
【文中敬称略】
サッカー日本代表
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海外組(客演陣)と国内組(劇団員)が
公演を重ねることで融合し、
芝居が大きく深化したと書いたのは
今朝(というか深夜)。
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いわゆる「新劇」と呼ばれる、
しかも俳優座、青年座、円といった
伝統ある劇団の俳優たちにとって
べリャコーヴィッチの「演劇」は、
サッカーではなくラグビーのように
感じられたかもしれない。
(2009年本多劇場の頃は、である)
ところが昨夜の舞台では、
完全にべリャ・システムを理解し、
そこに自分なりの味付けも加える
余裕すらあった。
2009年の公演では、エース本田的な
ポジションのペーペル・南保大樹が
孤軍奮闘した感があったが、今回は
ひとつのチームとして機能していた。
(逆に南保個人のパフォーマンスが
高くなかったのが、ちと残念
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そんな中、特に進化が著しいと感じたのは
住人
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住人にも一人ひとり個性を与える
べリャコーヴィッチ演出。
精神薄弱を思わせる横笛を吹く男は
上演を重ねてきた『どん底』で
過去には白岩知明、能登剛らが演じてきたが
「原野の住人」は最も機動力が高かった。
09年。その与えられたポジションで、
前後に動くのが精一杯だった原野。
が今回は、機をみて前線に飛び出し、
サイドチェンジも鮮やかにこなし、
得点シーンにも顔を出す活躍ぶり。
昨日も書いた長い巡演の経験に加え、
昨年末、同じくロシアの古典
『三人姉妹』のアンドレーという大役を
外部出演で演じたことが、大きな自信に
つながっているに違いない。
偶然だが、ベリャ版『どん底』で
同じ役柄を演じている白岩が演出だった。
同じく、その役を経験している能登。
昨夜もっとも輝いていた俳優の一人だ。
ただ南保と並ぶ東演の二枚看板だけに
全得点に絡む活躍をして、当然。
その意味で、敬意を込めて特筆はしない。
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能登剛。
6月、僕が制作で参加する
『ジョマクノギ』に出演決定していて
ここで褒めまくるのもね・・・
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