なにがしが部活辞めるの辞めないの
って小説や映画がちょいと前に
話題になったけれど。
一度はふらふらと南下して
日本列島から離れていきながら
勢力を強めてUターンして、
本州上陸というルートをとった
台風10号の有り様はまるで、
部からドロップアウトしながら
力を蓄えて復帰して大暴れ!
そんな風に思えなくもない。
僕の古巣が、熊本地震と呼ばれる
九州中部を襲った震災の直後、
九州全県を巡演したのだけれど、
余震もさることながら、次々に降る
大雨に苦労したとメンバーから聞いた。
さて。
彼らは別の作品で今東北を巡っている。
この夏は珍しく東北北海道に
台風が襲いかかって被害が心配だが、
かの劇団の行くところに雨風あり、
と偶然なのだがそーなっている事実。
しかも。
関東直撃という確率が高かったのに、
例のない太平洋側からみちのくに上陸
ということを重ねれば
「東演のゆくところ嵐あり」となる。
冗談はともかく。
被災の小さいことを願うばかりだ。
本当に次々と事件が起こるなか、
例えば、択捉に拘束された日本人
(もう少しいえばロシア語通訳の男)
がいるというニュースがあった。
日本には沢山のロシア語通訳がいる。
だから、まさかそれが知人とは
砂糖粒ひとつほども思わなかった。
便利な世の中だ。
あるSNSで、それが知人と知り、
びっくらこいた。
いやはや、無事で何よりだった。
逆にいえば、そーゆー感覚でいるのは
いけないことだと戒めもした。
自分が知る知らないだの、
日本人か否かだのに捕らわれずに
日々の様々に向き合わなければと。
31日、1日は非戦を選ぶ演劇人の会公演が
新宿のスペースゼロにて。
受付を少し手伝いに行く。