タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

終わってしまえば早いもの

2007年11月14日 | タカの渡り観察
 07年秋のシーズンも終わりました。本当に終わってしまえば早いものです。焦熱地獄みたいに感じられた9月の観察がウソのように思われます。



 この写真は友だちがマレーシアで撮ったものですが、我が観察地でも同じようなタカ柱を見ることが出来ました。これほど近くはありませんでしたが、同じようなタカ柱が我が観察地でも出来ました。



 私のカメラでも撮れるくらい近くを飛んでくれるハチクマもいました。



 ノスリも近くを飛んでくれました。今シーズンに限った特別なこともなかったようです。観察最中はあれこれ考えますが、良く見ると特別変わったたことはないようです。

 はじめ少し出が悪かったら地球の温暖化と関連付けて、今年は遅れている、などと言ってしまいますが、本当はそう単純ではないようです。年によって多少のバラつきはあるにしても、終わってしまえば結局、落ち着くところに落ち着いてしまうのです。地球の温暖化との関連性などを云々するためにはもっともっとたくさんの観察データが必要なのです。

 タカの観察だけではありませんが、自然科学の分野では、初めに結論があるような見方、言葉を換えれば色眼鏡をかけて観察するようなことは厳に慎まなければならないと自戒しています。