タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の観察~9月13日

2008年09月13日 | タカの渡り観察
大山鳴動してハチクマ 1羽

 週末のタカ長観察地、観察者も増えて楽しく観察出来ました。

 居つきのハチクマは相変わらず度々現れます。毎日観察地に出かけているタカ長やトビ吉おじさんは少々食傷気味ですが、週末組の観察者には新鮮に見えるようです。

 どう言うことなのか一度に5羽も6羽も出たこともあります。A山のほうに3羽、B山のほうに2羽、それらが渡りとは関係ない方向に飛んで観察地は大騒ぎです。
 
 右に行った、左に飛んだ、、、、と大騒ぎしても、結局渡ったハチクマは1羽だけ、まさに大山鳴動してハチクマ 1羽でした。

 それにしても今シーズンは居つきのハチクマを見かける機会が例年になく多いようです。繁殖の成功率が高かったのか、繁殖した場所が観察地に近かったのか、それともその他の理由があるのかも分かりませんが、とにかく渡りをしないハチクマが目につくこれまでのタカ長観察地です。

 それに伴って木の上に止まって休むハチクマをみる機会も増えています。今日も朝からA山とB山に同時に止まっているのを確認しました。
 
 「最近のハチクマは脚力が落ちたなぁ、すぐ止まりゃーがる」

 トビ吉おじさんとハチクマの悪口を言いながら観察を続けています。

今日の結果

  9月13日  曇一時晴  (観察終了後雨になりました)

   観察者  タカ長・トビ吉・御大・カンヌシ・アニマ・キョージュ・アサギ姫
   観察時間  8:00-16:00

     ハチクマ        27

  観察者の目が増えれば当然のことですが確認できるタカの数も増えてきます。

  初めにタカを見つけてくれた人にポイントを出して、そのポイントが多かった人に、シーズン終了時にタカ長から賞品を出せばよい、と誰かが言っていました。
  世の中なんでもポイントの時代、なかなか良いアイディアですが、タカ長に賞品を出すだけの財力があるかどうか、肝心なことは誰も検証してくれません。

今日の野鳥~セグロセキレイ





 2枚ともキム・ソンヒョン君が撮影したセグロセキレイです。この2羽にどこか違いが見つかりますか???
 小鳥の見えないタカ長には同じように見えるのですが、、、、、

 上の写真はソンヒョン君が来日したとき、世界遺産の島、宮島で撮影したものです。撮影日は2007年6月18日です。

 下の写真は2008年1月18日に韓国の南東部慶尚南道のポーハンと言うところで撮影されたものです。つまり韓国本土で撮影されたと言うことです。

 私が鳥を見始めた頃セグロセキレイは日本固有種で、日本でしか見ることが出来ない、と教えられました。その後韓国でもセグロセキレイが確認されましたが、このことは韓国で鳥を見る人が増えたことと無関係ではないと思います。ソンヒョン君からの情報によると、韓国では慶尚南道から韓半島の東側の河川部で確認されている、と言うことです。

 また詳しい情報が入りましたら紹介しますが、今日のところは韓国でもセグロセキレイが見られる、と言うことだけを頭において頂ければ良いでしょう。

 不勉強なタカ長はそれ以上の情報を持っていません。