タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の観察~9月27日

2008年09月27日 | タカの渡り観察
王道コースに白い雲

 今日は晴。観察に最適な雲が観察地の上を覆っていました。



 これは気になる飛去方向。赤いじゅうたん、ならぬ白い雲の道が出来ています。



 これは飛来方向。昨日とはまったく違う雲が浮かんでいます。

 その観察地に着くと2羽のハチクマが帆翔していました。空の条件も幸先もヨシ、この調子では500+のハチクマの出現を期待したのですが、、、、、、

 急激に数を増やしたのはツミだけでした。急に飛び始めたのか、それとも観察条件が良くなって目につくことが多かったのか分かりませんが、とにかくツミだけはこれまでと比べて急増しました。



 今日は秋雲の観察日でもありました。



 本当はあの秋雲をバックにして大きなタカ柱を撮りたかったのですが、そのチャンスはありませんでした。確かに王道コースをたくさんのハチクマが流れてゆきましたが、どれも高くて写真撮影は不可能でした。

 明日こそはそのような写真が撮りたいのですが、、、、

今日の結果

  9月27日   晴

    観察者  タカ長 トビ吉 カンヌシ タカカノ  他 6名
    観察時間  6:45-17:00

       ハチクマ           399
       サシバ             3
       ノスリ             3
       ツミ             23
       チゴハヤブサ         1

 急に涼しくなって快適な観察です。しかし、肝心のハチクマはタカ長のホラほど飛んでくれませんでした。

      明日はスカッと500出す予定ですから是非タカ長観察地へお出で下さい。

 本当のところは数がいくらになるかは誰にも分かりません。そのことはどなたもご存知のことなので、今更説明することはないのですが、、、、

     今年はドラマがまったく無いのです。

 例年この時期まで観察していると1回や2回弁当箱をひっくり返してしまいそうな、大きなドラマがあるのです。頭の上で大きなタカ柱が立つとか、至近距離をまとまった数のハチクマが飛ぶとか、多少高く流れていってもその数が100以上続くとか、、、、、何か印象に残る渡りが見られるのです。

     しかし、今年はそのようなドラマが無いのです。

 このままハチクマのシーズンが終わると、たとえ4000羽カウントしてもイマイチ消化不良のシーズンになります。

 今夜と明日、広島市民球場は赤い波でフィーバーします。タカ長観察地も大勢の観察者と、、、、、

      今シーズン最後で最大のドラマを楽しみましょう

       そのように願いたいものです