タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

タイの旅から~3

2012年11月14日 | 旅行のことなど
一瞬の勝負       

      

 昨日紹介したのと同じ写真です。

 このボートレースの出発点は、右端の人がかぶっている黄色の帽子の向こう、そこをスタートしてカメラ位置の少し左まで、距離にして300mよりは長いが400mまではないように思われる、その距離で争われていました。いずれにしても短距離競争、一瞬の差が勝負を分けているように見えました。

     

 先頭のこぎ手はゴールが近づくとボートの舳に移動して行きます。ご覧のように細い舳、相当なバランス感覚も求められそうです。

 このテレビカメラは全国放送用(?)。それとは別でしょうが、レースの状況は場内にラジオ放送されていました。タイ語がまったく分からないタカ長はアナウンサーの絶叫だけ聞いただけです。

 手前に少し見えているのはレースを終えてスタート位置に帰っていくボートです。昨日の画像にも写っていました。勝ったチームがスタート位置に戻り次の勝負、勝のこりで優勝を決めていくのだと思われますが、本当のところは確認していません。

      

 ゴール地点です。パイプの中から白いロープがたれていて、その先に赤いハンカチのようなものが結ばれています。ここを先につかんだほうが勝ちと言うことです。

      

 この勝負、手前のボートの勝ちですね。向こうの選手が紐をつかむより一瞬早く手前の選手がつかみ、赤いハンカチはあのパイプの中へ。向こうの選手の手は空を切っています。まさに決定的瞬間ですね。

    

 この勝負、思い通りにならないこともあるようです。この赤を着た選手、ゴール手前で舳に移ろうとしたときにバランスをくずして、、、、、

    

 それでも何とか持ちこたえ、、、、ボートから落ちることもなく勝負の紐をつかもうと懸命に体を伸ばしましたが、、、、、、

      

 それより一瞬早く向こう側の選手が紐をつかみ、、、、、、、残念ながら負けてしまいました。

 私たちは何レースか見ましたが、そのどれもがこのような接戦でした。トップランナーが走る100m競争に似ているのでしょうか?ほんのチョッとしたことが勝負を分けるのでしょう。

 この日の私たちは早朝バンコクの空港に着いて、そこから長時間のバス移動、その途中でなにやら怪しい(?)バスに乗ってパームヤシの農園を見学し、大急ぎでボートレースに駆けつけ、、、、、それから海辺のリゾートホテルに行ってチェックイン、ほとんど休憩ナシに夕食に出かけると言うハードなスケジュールでした。そのためボートレースも最後まで見ないで帰ることになりました。

 このイベントは賑やかなもので、ボートレース以外の見ものもありました。個人的には、川土手の特設リンクで行われていたタイ式ボクシングをひと試合だけでも見たかったのですが、そのようなわがままは許されない忙しい日程だったのです。