タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

タイの旅から~4

2012年11月28日 | 旅行のことなど
ボートの上でタカ見旅

 タイ旅行のことがお休みになっていました。またチョッと紹介します。

      

      

 10月20日の軌跡です。上の地図で右上に見える旗印が私たちが滞在した「カバナ・リゾートホテル」です。一番上の旗印はカオディンソーの猛禽類センターです。

 赤い線の一番下、左に伸びた線のところが果樹園。そこでの話は後日、と言うことにして、きょうは中央から右側、海に向かって出ている線のところの話です。下の画像で見るようにそこは一面の緑、マングローブの森です。どこまでが陸地で、どこからが海なのかは分かりません。

 何度かお話したように、事前勉強なしでバスに乗せられて連れて行かれるだけの旅です。名前など細かいことはまったく分かりません。分かっていたのは「船に乗って探鳥する」と言うことだけです。

     

 バンコクから来たバスはその場所へ行くところが分からなくて、、幹線道路を行き過ぎ、、、、、帰りすぎ、、、、、最後はこの河口への入り口にバイクに乗った子どもが迎えに出てくれて、何とかその場所にたどり着いたのです。

 着いたところは川のような、、、運河のような、、、、、漁港ともいえないようなところでした。これでは漁船がやってきても接岸できるところがありません。いぶかしく思いつつそこで仕事をしている人たちを見ていると、、、、、

    

 なんと私たちはそのボートとあまり変わらないような小さな船に乗せられて、、、、、、

    

 川か運河か分からないところを下って行くことになったのです。そのときになって初めて、これが船に乗ってする探鳥だと理解できたのですから、タカ長の頭もかなり鈍いですね。

 海辺には写真右のような民家が続いていました。このような、日本ではあまりお目にかかれない光景を写真に撮ることは悪くありません。そのことに気をとられていたら、、、、、、

      

 頭の上を1羽のタカが南に向けて飛んでゆきました。見るとハチクマです。あわててカメラを上に向けましたが、、、、カメラが「ジ~ジ~」と言っている間にハチクマは飛び去り、やっとゲットしたときは完全な後姿でした。またまた「失敗の巻」です。

 このボートの上から多くの鳥を見ることができましたが、何と言っても良かったのは海の上でタカの渡りを見たことです。と言うことにしておきます。

      

 私たちがいるのは文字通り0mのところですから、タカが低く飛んでいるといってもタカ長カメラにはきびしい高さになります。そのためここではAFで撮ることができなくてマニアルで撮りました。もちろんピンボケ写真の大量作成です。

 でも満足でした。あとにも先にも船の上からタカ柱を見たのは初めてですから、、、、。

 韓国の紅島(ホンド)で遊覧船に乗っているとき4羽のハチクマと1羽のトビが羽ばたきながら、フクサンド方面から渡ってくるのを見たことがありますが、タカ柱を見たのはそのときが初めてでした。船の上と言っても陸地のそばですから、タカたちが好む上昇気流が発生しているのでしょう。

 それにしてもその日も暑かったです。日本の感覚では海の上は、少しは涼しいはずですが、、、、、。