タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

墓をたずねて

2013年08月30日 | 旅行のことなど
台風の影響なのでしょうか、朝から雨になりました。

昨夜はむし暑くて寝不足、頭がぼんやりしている今日のタカ長です。

さて、新冠の馬の話題の最終回です。

道の駅でもらった観光案内図には「ハイセイコーの墓」が載っていました。午後時間も経過しているので、今回の旅の最後はそのハイセイコーの墓に行くことにしまして、、、、、、

その略図をたよりに走って行きましたが、、、、、どうもハッキリしなくて、、、、、、行過ぎているようにも思えてひき返し、、、、、、もうひとつの道に入ってしばらく走り、、、、

何となくこのアタリだろうと見当をつけてわき道に入っても分からなくて、、、、、、、

あれだけの名馬ですから、幹線道路を走って行けば目立つ案内標識があり、現場に行けば公園化されたものがあり、、、、、、などと勝手に想像していたのですが、結果的に言えばそんなものはタカ長の単なる想像に過ぎませんでした。

わき道に入っても分からなくて、、、、、、仕方ないので墓を見ないまま苫小牧に向けて走ることも考えていたとき、、、、、、運よく村人発見。その青年に訊くと、、、、、

「もとの道に帰って右折し、坂を上がったところの四差路をもう一度右折するとあります。方向的にはこの上の方です」と指を指して説明してもらいました。やれやれ、これで無駄足にならなくてすみそうです。

 

言われた通りに行くと緑の広場があり、そこに何基かの墓が見えました。奥には馬頭観音の石碑も見えます。

     

     

     

このような小さなスペースに墓と顕彰碑があり、造花が何本か生けられていました。タカ長の想像よりはるかに質素な、その前に見たオグリキャップのものよりもささやかなものでした。

     

その墓地をゆっくり見てまわり、ハイセイコーの前では手を合わせました。

     

人の世でも豪華な墓地に眠る人もおれば、質素な墓に眠っている人もいます。同じようなことが馬の世界でもあるのかなぁ、などと考えました。

現役のときは日本中にその名を知らない人はいないような名馬でしたが、そのハイセイコーが眠っているのは、サラブレッド銀座から離れた、素人目には馬牧場も何も見えない山の奥の、小高い平地の中でした。○○公園とか、ハイセイコー記念館とか言うようなものは目につきませんでした。

帰宅してあらためて写真を見ると、あの遮蔽物の向こうは馬牧場のようにも思えますが、、、、、なにしろ人ひとりいないところなので何も確認できませんでした。いずれにしてもオグリキャップが眠っているのはサラブレッド銀座のなかですが、それにくらべるとハイセイコーは明らかに場末に眠っているようにみえました。

サラブレッド銀座をまわる人は多いでしょうが、それから離れたところにあるここまで来る人は少ないのではないか、と勝手に考えたりしたものです。

現役時代はあれだけの名馬、亡くなってからは静かに眠らせてやりたいと言う関係者の思いが見られるようなハイセイコーの墓でした。