タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

初めちょろちょろ

2019年05月08日 | タカの渡り
令和最初の渡り観察に出かけました。

正確に言えば渡り観察ではなくて、渡り見物というイメージです。のんびりと渡りを見るつもりで山に登りました。

現場についたらganchanさんや歌姫さんが先に来ておられて、3名がおしゃべりしながら渡り観察することになりました。

もちろん、お二方には事前に連絡していたのですが、それにしても早いお着きでした。

と言ってもご理解いただけないかも分かりませんが、姫様は広島県呉市にお住まいで、呉市の自宅を早朝出発して8時には山の上にいるのですから、そのファイトと脚力には感心します。

そのお二人は渡り観察は初めてのようですが、、、、、

結論的に言えば、ビギナーズラックもチョットだけあったようで、いい観察が出来ました。

野球に例えれば満塁ホームランとは言いかねますが、ソロホームランくらいは見ていただけた感じで、姫様も2~3度興奮する場面がありました。

それだけ見ていただけたのですから、お声かけした価値もあったようです。

シーズン全体で見れば、今日はまだ「初めちょろちょろ」の段階で、「中パッパッ」の渡りはもう少し先になるような気がします。

と言っても、予測が当たらないのがタカの渡りですから、これはタカ長の無責任なコメントです。

    

    

その渡りですが、今日はタカたちにとってはとてもいい風が吹いていたようで、高度をあまり上げないで、あっという間に飛び去ることが多かったです。

写真的には必ずしもいい条件ではなかったのですが、写真には撮れなくても近くを飛んでくれた個体も多かったので満足しています。

    

    

その代表がこれです。この2枚はノートリ画像です。このように近くを飛ぶと言うことは、早く飛び去ると言うことでもあり、タカ長の能力とカメラでこれだけ撮れたのは「奇跡的」と言っていいのかも分かりません。カメラを振りながらの撮影ですから、ホケボケ写真になるのは仕方ありません。

    

タカたちにとっておいしい風が終日吹いていたようで、高度を上げないで流れてゆく個体が多かった、と書きましたが、、、、

安芸の宮島をバックに飛んでくれるのは有難かったです。画像の下に海面が見えて、その上をハチクマが渡ってゆくのは、タカ長が撮りたい写真のひとつですから。

    

もうひとつ気づいたのは、今日はやけにサシバが目についたことです。

もともと広島では多くのサシバを見ることが出来ないのですが、それにしては今日は多かったです。

この時は3羽見えていたのですが、ピックイーという鳴き声が聞こえたのですぐに気づきました。この画像を見るとサシバが口を開けているところが記録されています。

    

この写真などタカ長としては「上出来」の写真です。

帆翔しているところを撮ることが出来ましたが、それらの写真はこれからゆっくりと見ることにします。

    

午後になって、渡りがヒマになったときを見計らって下山開始。

この山を簡単にガイドしながらゆっくりと下りました。このお二人は1日5万歩超も歩ける人なので、普通に歩けばタカ長など足手まといになるのですが、、、

今日はこの山の説明をしながら、ということでタカ長のペースに合わせていただきました。

    

わずか数時間でも、一人で見ていると退屈したり、眠気を催したりすることもあるのですが、今日はお二人のお陰で終始楽しく観察できました。

タカ長は何日か連チャンで山に行くので、時間の都合がつけばまた来ていただきたいのですが、、、、、

お忙しいお二人にまた来てくださいとは言いにくいところもあります。でも、諸事厚かましいタカ長はそのような言葉を口にしたかも分かりませんね。

ともあれ、お陰さまで楽しい観察が出来ました。有難うございました。