タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

加藤武三回顧展~2

2020年02月20日 | 山歩きから
昨日のつづきみたいなものです。

    

加藤武三の詩画集は限定出版されたものです。そのとき大きな力になったが登山家・故高見和成です。

その高見和成との縁で、限定版出版に際して、微力ながら協力させて頂きました。画文集焚火の巻末には協力者の名前が紹介されています。

そのお名前を昨夜タカカノとあらためて拝見しました。
多くはタカ長たちの知らない人たちですが、すべてが知らない人ではありません。
青春のころの山歩きにつながるお名前も見つかり、タカカノと昔語りを楽しむことが出来、いい時間を過ごしました。

    

加藤武三は山の大先輩です。タカ長が生まれた時には山を歩いておられた人です。しかし、タカ長たちが熱心に山歩きをしていた青春のころも健在でした。

物理的には一緒に山を歩くことは可能だった、と言うことですが、落ちこぼれ登山者だったタカ長にはその機会が訪れませんでした。

    

    山で山を見ぬ猟師
    谷で滝を見ぬ猟師
    ピークのみねらう登山家あり
    岩壁にのみ生きがいを感ずる山屋あり


このような作品を拝見すると、一緒に山を歩いて、色々ご指導を受けたかったと言う思いを強くします。

もし、そのような機会が持てていたら、タカ長も、もう少しはマシな登山者になっていたような気がします。

しかし、これも今ではどうにもならない繰り言です。

    

最後にこの作品。

この作品読むと、聖山から見下ろしていた緑の谷を思い出します。タカ長の好きな風景です。

    

そのころの聖山はこのような山でした。山頂から西方向の谷を見下ろすことが出来ました。

今は木が茂って、山頂からの展望はほとんどありません。

あの展望を知っているのは古い登山者、と言うことになるようです。