タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

初日は完敗

2017年03月05日 | タカの渡り
独りで裏山に登りました。

目的は一応タカの渡りを見ることですが、今日のところは完敗でした。



71番鉄塔のまわりが伐採されて、広い展望が得られるようになったので、今シーズンの初めはここから、、、、

と思って行ってみたのですが、空を飛んだのはカラスが1羽だけでした。

いや、本当はもう一つ、広島市消防局のヘリコプターが北西方向に飛んで行きました。直後に下のほうから消防車のサイレンの音、、、

しかし、どこを見ても煙を確認することは出来ませんでした。

    

鳥と言えばホオジロだけ。カメラの射程外をシジュウカラが飛んでいるのが見えたり、、、

何やら訳の分からない鳥の声がしたりしましたが、いずれにしてもヒマ、ヒマ、ヒマ、、、

    

ということでホオジロの写真しか撮れなかったので同じホオジロの写真をもう1枚。

このホオジロとの距離は近かったのですが、松の枝の間からしか見ることが出来なくて、思うように撮れませんでした。

しかし、それなりにピントがあったのでヨシとします。

    

と言うように完敗だったので早めに下山しました。

下の観察地では今シーズンのカウントが始まっていましたが、この時期としては多く飛んでいるということでした。

彼らと話しながら登山靴を脱いでいるとき、頭上を高くノスリが流れていきました。

タカ長がいたところとは関係ないコースでした。

ということは観察場所の選択を誤った、ということになりそうです。

数を求めて歩いているのではないので、多くは望みませんが、それにしても1羽くらい写真に撮りたかったと言うのが正直な気持ちです。


三つめの本能

2017年03月04日 | 日々雑感
私たちの団地で一番活発に活動しているのは婦人部隊です。といっても他のグループから異論は出ないのでは、とタカ長は思っています。

私たち山グループもがんばっていますが、それ以上の活躍をしているのが婦人部隊ですね。

団地の活動は「出来る人が出来ることを出来るときにする」と言うのが基本なので、、、

一番とか二番とか考える必要はまったくないのですが、その婦人部隊にはタカカノなど山のメンバーが何人もいるのでタカ長としては嬉しいですね。

    

その婦人部隊が毎月第一水曜日に行っている「フリーサロン」に参加しました。

タカ長はそこでパソコン遊び(?)

3月はお雛様の季節ですからうれしいひなまつりを聞いたり、、、

春と通り越して夏の北海道の動画を皆でたのしみました。

私たちの集会所にはネット環境が整っていないので、集会所の隣の事務局長宅からlanケーブルをひいて、タカ長のパソコンとつなぎ、プロジェクターやスピーカーともつなぎ、、、

と言うような状態なので今回のところはテスト的に行ったわけです。結果は成功、それなら来月も、ということであれこれプランを考えています。

    

来月は集会所のこのサクラも満開になっているはずなので、、、

ネット遊びとしては「ネットで花見旅」ということにしたいと考えています。

ネットをされる人はご存知のことですが、いまはワンクリックするだけで全国のサクラ楽しむことが出来ます。

しかし、集会所に集まる人が全部ネットを見るわけではないので、このようなネット遊びにも意味があるのです。

ここで今日のタイトルのことです。

ヒトには三つめの本能が備わっている、ということを教わったのは小林正観さんの本からです。

すべての動物が持っている二つの本能、自己保存と種の保存という本能を持っていることはご存知の通りです。

しかし、ヒトには「喜ばれると嬉しい」という本能があり、この本能を持っているのはヒトだけです。

動物は自己保存のためにエネルギーのほとんどを使っていますが、天敵を持たないヒトに神様は「喜ばれると嬉しい」という本能をあたえました。

その三つめの本能に目覚めると、ヒトは社会に対して働きかけ、ヒトの間で生きることが出来るようになると「人間」になる、と小林正観さんは説かれています。ヒトとヒトの間で生きてこそ「人間」というわけです。

その意味で言えば私たち夫婦は三つめの本能に目覚めているようです。

その一環としてタカ長は来月のフリーサロンで「ネットで花見旅」をしたいのです。

    

タカ長も行ったことのある三春の滝桜です。

運悪く(?)その時は満開ではありませんでしたが、ネットで検索して三春の滝桜
を検索すれば満開の写真や動画を簡単に見ることが出来ます。

しかし、それだけでは面白くないのです。同じ見るのなら画質が良くて、音も良くて、時間も適当で、、、、

と考えるとどの動画を見てもらうか決めるのは簡単ではないのです。

選択肢がたくさんあることはいいことですが、多ければ多くていいものを探すのが大変です。

その意味でいま当確なのはこの実相寺の神代桜だけです。

この動画は画質、音質ともいいですからぜひご覧ください。

ヒマがあればこのようなことばかり考えているのは団地のお年寄り(と後期高齢者のタカ長が言うのはおかしいのですが、、、、)に喜んでもらいたいからです。

喜ばれて生きることを続けていくと、その人の人生は自然といい方向に流れます。これは間違いありません。(小林正観)

是非そう願いたいですね。


尾根を登って

2017年03月03日 | 山歩きから
スッキリとは晴れない天気ですが、やはり3月ですね。寒いと思っても、本当はそれほどでもなくて、汗かきのタカ長はシャツ一枚で歩きとおしました。

そのコースですが、今日は気になるところが2ヶ所あり、それをむすぶためにまず、、、、

    

ごろごろ尾根を登りました。

このコースはメイン通りとは言い難い準メイン通りですが、、、

皆さま元気なもので、ゆっくり登るとはいえおしゃべりしながら歩いていました。

    

本日の参加者の平均年齢が何歳になるか計算はしていませんが、、、、

いずれにしても70歳に限りなく近いはずです。

そのグループがおしゃべりしながら登ってゆくのですから、元気と言えば元気ですね。

この中のメンバーもかつては、これより易しいコースを登るのに息せき切って登ったのですから、、、

要するに「継続は力」なのですね。

    

そのようにして71番鉄塔に行ったら、、、、

はい、ご覧の通り、、、、思い切り、切り払われていました。

71番鉄塔のまわりは茂ってきていたので、タカ長としては気になっていたのですが、、、

突然、、、、観察地をつくって頂いた感じで嬉しくなりました。

こちらは春の飛来方向で、、、、

    

こちらは秋の飛来方向です。

渡り観察のために伐採するわけではないので、十分ではないと言えば十分ではないかも分かりませんが、、、、

これだけ伐って頂ければ文句はありません。

タカ長としては50番鉄塔のほうが先に伐られると思っていたので、、、

というのも、現場の作業員の人から、この冬のあいだに50番鉄塔のまわりを伐る、と聞いていたのでそう思ったのですが、、、、

それより先に71番鉄塔のまわりに観察に適した広場(?)が突然出現したので驚いたわけです。

    

高圧線のまわりの伐採はわが裏山でもあちらこちらで行われています。

現場の監督さんに聞くと、地権者の関係が複雑なので、スッキリとしたかたちで伐採を進めることが出来なくて、、

現場の担当者としてはご苦労されているようです。

そのご苦労の詳細を知らないタカ長は、虫食い状の作業に一喜一憂しているのですが、、、

今回の71番鉄のまわりの広場出現は嬉しいものでした。

これではハチクマの季節には日陰を探すのに苦労するかも分かりませんが、それは「嬉しい苦労」だと思います。

    

シマアオジ

2017年03月02日 | バードウォッチング
今でもタカ長は野鳥の会の会員です。しかし、それらしい活動はほとんどしていませんから、間違いなく「不良会員」だといえます。

不良会員でも会員は会員ですから「野鳥誌」は届きます。その野鳥誌、今月はシマアオジを特集していました。

    

シマアオジと言えば草原の夏鳥というイメージです。

かつては、北海道では普通に見られた鳥ですが、1990年代にはいってから減少を始めたようです。

1974年~1978年での探鳥会では52地点で確認されましたが、1997年~2002年の探鳥会では15地点で確認されただけです。

その後も減少を続け、今ではサロベツ原野でしか見ることが出来ないとか?

タカ長が持っている探鳥地案内のガイドブックによると各地でシマアオジが見られることになっていますが、、

今ではその情報は完全に古い情報で、実態を反映していないということです。

    

タカ長もサロベツ原野に行ったことがありますが、ここでは幸か不幸か木道に近いところで繁殖しているようです。あの広大な原野のあちらこちらで繁殖しているわけではないのです。

2016年の繁殖数は5つがい以下と推定されており、国内で最も絶滅に近い鳥だと考えられています。(サロベツ・エコ・ネットワーク 長谷部 真)

このように減少しているのはいろいろな原因があるようですが、サロベツ湿原センターでも啓発活動をされています。

タカ長が行った時も撮影するときも木道に長時間滞在しないように指導されていました。

    

それに従ってこのような写真を撮ってすぐにその場を離れましたが、、、

大砲組は長時間ねばっているようでした。

そのシマアオジの渡りルートも詳しくは分かっていないようですが、、、、

    

タカ長は韓国の離島、黄海に浮かぶ於青島(オチョンド)で何羽も見ました。外煙島(ウエヨンド)でも見ています。

いずれも5月初め、渡り途中なので島に下りた時はエサ採りに忙しくて、鳥との距離はちかくなります。

    

疲れていて、背中をさすっても逃げないだろう、と思われるような個体を見たこともあります。

離島で探鳥される人はご存知のことですが、チョッと天気が悪くなると多くの鳥がバタバタ下りてきて、いわゆる珍重もスズメなみに見ることがあります。タカ長の経験で一番多かったのがコホオアカです。掃いて捨てるほどのコホオアカのそばを歩いても1羽も飛び立ちませんでした。

このようなことに遭遇すると、小鳥が海を渡るのは大変なことなんだと実感できます。

    

しかし、携帯で撮っても大きく撮れそうな珍鳥がいても、本気で撮る気にはなれませんでした。

野鳥たちは大自然の中にいてこそ野鳥です。へとへとに疲れていて、飛び立つこともままならないのはタカ長たちが追い求めているような鳥ではないような気がしたものです。

    

広大な草原で涼やかなさえずりをきかせてくれてこそシマアオジです。

そのシマアオジが最悪の場合は今年中に消滅する可能性がある、と聞かされては心穏やかではありません。

あのさえずりが聞かれなくなるとしたら、、、、、、

というようなことは考えたくないのですが、それが現実みたいですね。







山を歩けば

2017年03月01日 | 山歩きから
    

昨日の軌跡です。正確に取れていないので20万分の1の地図で示しました。

画像の左下が私たちの団地で、中央下が広島市の市街地です。その北に阿武山があります。

住宅地にかこまれた山であることが理解できるでしょうか?



阿武山の南にある権現山の山頂近くから広島市の方向を展望した写真です。

手前に山の緑を多く入れているので市街地が見えにくいですが、実際は町が明るく光っていていました。

ここから北に阿武山を目指して歩くのですが、、、、、

    

その尾根道には落葉樹も多くて、葉を落とした枝先に青い空が見えて、、、、

昨日は最高の尾根歩きを楽しむことが出来ました。

権現山の登りで道草をして、時間が経過していたのでこのあたりはマジメに歩きました。そのためカメラを空に向けた写真は撮っていないのですが、、、

この時期の晴れた日、落葉樹の森を歩くのは楽しいものです。

    

標高600mに満たない阿武山の山頂に着くころは、久しぶりに空腹を感じて、、、

やっと山頂に着いた、、、、という感じがしました。バテバテにバテていたとは言っていませんよ。

    

阿武山からの下り。

このように隊列を組んで歩くグループは少ないのかも分かりませんね。

私たちも道草ばかりしながら歩いているので、いつもいつもこの状態ではないのですが、、、

このような歩き方に気持ちよさを感じるのはタカ長が古い登山者だからでしょうか?