武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

一杯のワイン

2007年09月02日 | 人間の欲望
新宿ヒルトン 9・1
島、絵美、銀さんが集まった土曜日。
「女性を殺して自分も自殺した警官に退職金が出ることになっていたが」
「それは急に取りやめになった」
「早いわね、情報が」
「桜田門の規定では、死亡時の退職金は、5割増しだ、だから今回は1,200万円が支払われる予定だった」
「しかし、それはおかしいよ、拳銃を不正使用して、女性を殺害した殺人犯に5割増しの退職金を払うというのは間違っている」
「しかも、それは我々の税金だ」
「そういう批判を浴びて、警視総監が決断したそうな」
「都知事の石原も批判していた」
「警官の両親が被害者の両親に、その1,200万円をやるとか言っていたけど、その話は別問題だ」
「それに、強制力が無いから、カネを貰って、気が変わりました、お金はやりませんと言うこともありえる」
「そういうことだね」
そして次に、
「守屋の顧問人事がリークされて、高村大臣はカンカンだ」
「俺は何も知らされていいない」
「守屋は、次官と言うより、ナイトクラブの支配人と言う感じだよね」
「アルマーニのスーツ着て、白ブタが歩いているみたいに見えるけど」
「ブタは言えてる」
「ああいう策士に日本の防衛が任されているんだから、うまく行かない訳だ」
「小池嬢の涙はブタにやられた涙だったか」
そして次に、
「やっぱり出てきた自民のストリップだ」
「遠藤武彦が不正献金を受けていた」
「農水大臣ね、国の補助金を貰っている農協組合からカネを貰っていた、それに自分が組合長をやっている組合が国からカネをもらっているが、組合員の数をごまかして金を余計に貰っていた」
「公金詐欺だ」
「そうすると我が大臣は詐欺の常習犯ということになる」
「それに、複合スキーのチャンピオンだった萩原もせこくて、自分の携帯電話料を自民支部に付け替えていた、政治資金規正法違反だ」
「今回、政務官になって暴露されたが、彼もやることは汚いな」
「その謝罪会見が深夜12時をまわってからやったのよ。私もいたけど」
「これも我々の税金だ」
「ダーディー萩原か」
「早くも安倍ゴムボートは、転覆寸前か」
新宿の夜のネオンは淡く滲んで見える。
皆で赤ワインを飲んでいるが、今年の葡萄の出来はどうなのだろうか。
人間は一杯のワインと、その日のパンがあれば十分だ。
(ムラマサ、静かだ)
コメント
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