祖母・姉妹拉致事件を推理する

幼い姉妹の父親は、事件が起きてから頭を海坊主のように剃った。
祖母と姉妹の失踪が発覚したのは午前７時５０分頃、それから警察に連絡したのは１時間後である。
それを記者に突っ込まれて、逆切れした父親は、ヤクザの口回しで記者を威嚇した。
父親の説明は、すぐに祖母と姉妹を探した、そして病院に電話をして彼らが運ばれていないか問い合わせた。その為に１１０番するのに１時間かかったという。
室内には、致死量に至る多量の血痕が残されて拉致されているのに、そういう状況で悠長に病院へなど電話するだろうか。救急車などは来ていない。
また父親は、玄関の戸の開け閉めを毎日耳で確認していたというのは何かを警戒していたのではないか。また事件当日の深夜・午前２時頃、祖母の家をチェックし、その時に祖母の青い自転車があることを確認している。つまり何かを警戒していたのではないのか。
朝になって、多量の血痕と、もぬけの殻となった家を見て、容易ならざる事態に陥ったことを瞬間的に理解したはずだ。
５分１０分、家の内外を探したとしても、事件の発見後、すぐに警察に電話するのが普通の感覚だ。
恐らく、父親と母親は、祖母と姉妹が誰に襲われたのか察しがついていたのではないか。警察に連絡する前に、その心当たりの組織と連絡を取ろうとした、あるいは交渉していたのではないのか。
あの父親の職業あるいは生業は何だろうか。 少なくても、ホワイトカラーのサラリーマンではない。
この事件は、組織的な計画的な犯行の匂いがする。つまり実行犯は複数のような気がする。
香川坂出市の不可解な拉致事件。
動機は、ずばり怨恨かトラブルだろうが、借金の取立てヤクザからの追い込みではないか。
（ムラマサ、ギラリと光る）