武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

吉兆の不吉

2007年11月12日 | 人間の欲望
吉兆などという超高級料亭には行ったことはない、これからも行くことはないだろう。
しかし、その高級ブランドをいいことにデタラメをやっていたという。
料理人の心意気はない。
今年、ある番組で、吉兆の有名板前人と言われる人が出てきて、物を喋っていたが、柄の悪い人だなと思って見ていたが、今回の偽装事件を見て、なるほどと思った。
吉兆に行くような人は、自分の財布でカネを払わないから、その手の卑しさがお店と料理人に移るのだろう。
吉兆が産地や材料を偽装していた問題で、鶏肉を納入していた京都の老舗鶏肉専門店「とり安」の店主(63)は、取引は15年間に及び、書類に『地鶏』と書いたことは一度もない、と述べた。
偽装が発覚した際、吉兆は裏切られた、として鶏肉店に非があるとの立場を強調していたのだが。
鶏肉店主によると、吉兆と取引を始めたのは5年前。店主は吉兆に卸す肉は家族のだれにも触らせず、1人でさばき続けた。 
「うちは一言も地鶏と言っていないし、店にも若鶏専門店と書いている。若鶏といえばブロイラーだし、15年にわたって誠心誠意、最高級のブロイラーを卸してきたのに…。一体これまでの信頼関係は何だったのか」と嘆く。
その他、牛肉の産地偽装について、吉兆は、「但馬牛の納入が追いつかず、九州産を使ってしまった」とし、地鶏と表示しながらブロイラーを使っていたことは、地鶏の品不足から業者が無断でブロイラーに切り替えていたと鶏肉店を責めた。
一連の吉兆の嘘を見ていると、どちらに理があるのか。
信用を築くには長年かかるが、台無しにするのは一瞬だ。
ここまで来れば、ムラマサのサクラ吹雪が宙に舞う。
コメント
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