★オバマとコキントウ。
中国コキントウはオバマに450億ドルの買い物をすることを提示したという。
買い物はボーイング社の旅客機200機など。
オバマはこれで舞い上がり、米国の雇用23万5千人が守られると内外にスピーチした。それに付け加えて、米国の自動車とソフトウエアなど何でも中国に売ることを宣言した。だったら米国製ステルス戦闘機、イージスシステム、トマホーク誘導ミサイルも売ったらどうか。
この450億ドルというのは確かに凄い。今のレートでは3.7兆円だが、実勢対ドル100円とすれば4.5兆円になる。あるいは米国ホワイトカラーの年収が4万ドルであるから実勢対ドル200円とすれば9兆円になる。
一方、日本は年に21超円もの借金返済を行っている。正確には赤字国債の元利金支払いなのだが、それが今や年間21兆5400億円にも膨らんでいるのだ。
本来そういう大借金がなければ、日本の総理も10兆円くらい米国から飛行機や戦闘機を買うこともやぶさかではない。そうすれば日本の総理もタキシード晩餐会をホワイトハウスで開いて貰えるというものだ。
麻生さんはホワイトハウスでお昼の弁当も出なかった。
鳩山さんは食事どころかオバマに怒られていた。
★菅直人。
昨日、菅直人は米国大使のルースら各国大使をホテルに招き、外交安保の施政方針演説をぶった。
中味は、日米同盟の確認と深化ということだが、なぜ今これをやる必要があったのか疑問だ。なぜなら1月24日から始まる国会で最初に所信表明演説を行うのが筋だ。
つまり国会は怖いから嫌だという、国会登校拒否症だろうな。息子と同じ病気になった菅直人。
この主催者は民間外交推進協会(FEC)という外務省の子飼いの団体。
つまり日本は米国の子分であることを国会が始まる直前に確認させられたということ。菅直人の顔がますます薄らバカになってきた。
★自動車損害賠償責任(自賠責)保険。
皆さん、4月から自賠責の強制保険料が上がることになりました。
問題は誰が、なぜ、どのようにして決めたのか、ということです。
金融庁官僚は、自賠責の保険料を4月から平均11.7%値上げすることを正式に決めた。4月から一般的な普通乗用車の2年契約は、現在より2480円高い2万4950円(11%増)になる。そして3年で25%上げるという。
自賠責は、すべての自動車やバイクを持つ人に加入が義務づけられているのだが、大幅増税だ。新車の購入や車検の更新でこの保険料が徴収される。
決めたのは金融庁、自動車損害賠償責任保険審議会(金融庁庁官の諮問機関)を開き、保険料を引き上げることを決定したという。
その理由は交通事故被害者への保険金支払い増加で、収支が悪化したからだというが、真っ赤な嘘だな。
自賠責保険はなかなか払ってもらえないという評判の悪い制度だ。それに交通事故死者数は劇的に減少している。一時期は1万人になろうかとした交通事故死者数は、昨年は5千人を切り、4千人台に減った。
そもそも金融庁長官の諮問機関である審議会とは何か。どんな顔ぶれで誰が選んでいるのか。そして保険料を上げる権限を持っているのか。本来なら、国会で議決する案件ではないのか。
官僚による増税が裏側でひそかに進行している。
それを許している菅直人と民主党はろくなものじゃない。
(ムラマサ、鋭く斬る)