★菅直人。
国会がようやく開いた。
国難が山積だというのに、菅はのんびりしたものだ。
いや、のんびりというより、国会恐怖症だろうな。
昨日の国会での演説を聴いて、この人には一国の宰相たる風格とか知性が感じられない。韓国の李とかいう大領領の方が、まだ風格がある。日本としては残念なことだ。
菅は壇上に立ち、カラ元気を出しながら口角泡を飛ばして喋っていたが、うそ寒い風が菅の周りに吹いていたように感じたのは私だけだったのか。
そして菅直人は、消費税の負担増は避けられないと演説をぶった。
言外には2012年度から増税だと聞こえた。
4年間消費税を上げないという約束を破り、そして消費税を上げるなら衆院を解散して国民に信を問う、といった約束も守られることはないだろう。
毒を食らわば皿までも、という餓鬼の姿を菅直人に見る。
タイガーマスクの伊達直人は贈与だが、菅直人は増税だ、というのは言い得て面白い。
次に、TPPに参加する為に、農家の戸別補償制度を拡大することで農業の再生に取り組むと述べた。
これはありえない。TPP参加で農家の戸別補償をすることは無理だ。例えて言えば、底の抜けたバケツに水を溜めるようなものだ。幾らカネがあっても足りることはない。
TPPの農業問題は、「農家」を守るのか、「農業」を守るのかという命題に突き当たる。一方、TPPの本質は「平成の開国」ではなく、「日本を丸裸にする」日本コロニー政策ではないのか。つまり米国の一つの州にするということではないのか。
これに関連して、事の良否は別にして、亀井が叫ぶ「郵政の国営化戻し」を、米国は絶対に認めない。TPPのワンノブゼムに「郵政の完全民営化」がある。
なぜなら、日本郵政には約180兆円にもなるカネ(郵便貯金など)が眠っている。
次に普天間、辺野古移転の日米合意を履行する為に、「沖縄の皆様に誠心誠意説明し、理解を求めながら、危険性の除去に向け最優先で取り組む」。
おいおい、まるで砂を噛むような美辞麗句に満ちた言葉。政策も政治も正義も何もない。それ以上に、沖縄の人々に対する愛がない。
だから、こういう偽善的な言葉になる。こんなもの犬にでも食われろ。
次に中国イッシュー、中国との戦略的互恵関係を発展させるという。
この共産党の軍事独裁国家と、どこをどうやれば互恵関係が構築できるのか、お笑いだ。チベット、ウイグルでは中国による血塗られた恐怖政治が進行している。
★与謝野クサイ。
本会議壇上に立った与謝野への野次攻撃は激しかった。
自民党席から、「平成の議席泥棒」、「次の問責はお前だ」というヤジが相次いだ。
そして驚いたことに民主党席から、「お前はいらない」。
★北沢俊美。
北沢のスパイ部隊が、自衛隊OBのヒゲ隊長・佐藤正久(自民党)や田母神俊雄をスパイ監視していたという。憲法で保障された思想・信条の自由を侵害したということだな。
この自衛隊の防諜部隊は外国情報機関のスパイ活動から自衛隊の機密情報を守るのが主な任務だ。北沢俊美も問責だな。
★前原誠司。
日本という国家は、国防というビジョンを構築しないまま、米軍というチョイ悪オヤジにカネを貢ぐ女のようだ。
米国大使のルースと前原誠司は、在日米軍経費の日本負担(思いやり予算)に署名した。年間1881億円)もの巨額のカネを米軍に5年間支払う。
さらに嘉手納基地のF15戦闘機がグアムへ移転する費用も日本が負担するという。
日本は何のために年間4兆円を超える巨額の防衛費を使っているのか、意味不明だ。
★一色正春。
元海保の一色正春は次のコメントを発表した。
「なぜビデオが国民に対して秘密とされ、公開が許されないのか、それが明らかにならないまま終わってしまうことを残念に思います」。
そして「何度もためらい、悩んだ末に、安定した職を捨てて公開したのは、事件の真相を知って頂き、尖閣問題、日本の領海を脅かす外国船の問題など、どうすべきか考えて欲しかったことが唯一の理由です」。
菅直人よ、こういうことを「不条理」というのだ。
★ロシア・ドモジェドボ空港爆破テロ。
テロリストはチェチェンの反ロシアゲリラだ。
少なくとも35人以上が死亡、130人以上が負傷したという。国際線到着ロビーのバゲジクレーム付近で発生。自爆犯の攻撃だ。
そしてチェチェン・ゲリラは、「ロシア人による虐殺への報復」とする犯行声明を出した。プーチンとメドによって支配されたロシア恐怖国家が、皆殺しにされた恨みのチェチェン人から報復を受けている。
(ムラマサ、鋭く斬る)