宿酒場ロン 1・21
島、本宮、絵美、銀さん、洋子ママ全員が揃った新宿の夜。
まずは乾杯、1月も遅くなったが新年会だ。
「光陰矢のごとし、時間が過ぎるのが早い」
「どうしたの、急に」
「あっと言う間に、すべては忘却の彼方に過ぎていく」
「死んであの世に行くのも、もうすぐだ」
「天国の門か、それとも地獄門か」(笑)
「さて、与謝野馨がやってくれたな」
「この問題の本質は何?」
「財務省つまり官僚帝国に菅直人がひれ伏したということじゃないか」
「財務省では消費税増税が至上命題、外務省では日米同盟が至上命題」
「そして米国の狙いは日本をTPPに引きずり出す」
「それを菅内閣が実行すれば、官僚も米国も菅政権をサポートするという密約だな」
「その布石が与謝野であり、藤井官房副長官ということ」
「そして政局は?」
「菅一派は小沢斬りを射程に入れている。まず手始めに衆参予算委の小沢一派11人の首を切った。予算委員は国会の花形、それを問答無用で斬った」
「そして小沢への離党勧告が出される。除名されようがされまいが、離党勧告は三行半だから、その時点で小沢はアウト」
「あとは小沢が子分を引き連れて脱藩か」
「出ても、その人数は20から40じゃないか。あるいはゼロ」
「小沢単独の線も強い。民主党は与党だから、出れば凍え死ぬ」
「しかしそうなれば菅の政権運営は難しくなるが」
「40出ても衆院は関係ない、問題は参院だが、今でも少数与党だから、波が少し大きくなるだけ」
「だとすると、残るは、大連立・・・・政界再編だな」
「ずばり、そういうこと、自公との救国内閣が見えてくる」
今年の日本の冬は異常に寒い。日本海では寒鰤(ぶり)が大漁だという。
北国は2週間以上、雪が降り続き、外気温がマイナス10℃を超えた。
春はまだ遠い。
(ムラマサ、鋭く斬る)