★党首討論。
昨日(2・9)の党首討論は面白かった。
ハニー谷垣にしては菅直人を攻めていた。
少し、お嬢様言葉があるから、迫力に欠けるところはあるが、あれで精一杯だろう。
そのハニー、菅直人に噛みついた、「マニフェスト破綻の片棒をかついで共犯になってくれみたいな話だ」と、与野党協議には乗れないと拒否した。
対して菅は、「誰が総理でも、社会保障と税の改革(消費税増税)はやらなければならない」と、声を張り上げたが谷垣は、「カド番に立ったから、八百長相撲を取ってくれ」などと言われても、それは出来ない。
「社会保障と税制の一体改革」というのは、聞こえは良いが、その本音は「消費税5〜10%アップ」の一点に集約されている。
社会保障の代表例として年金と医療問題がある。
まず、官僚がやっている年金運用機構の投資活動は1兆円単位から10兆円の幅で損失を蒙っているのではないのか。だから年金財源の払底が起きている。
しかも年金運用機構の投資は、例え損失を計上しても、その責任を負う必要はないと法律で規定され、官僚は守られている。
このことを皆さん、ご存知ですか。
次に医療費が年1兆円増えるから問題だという話。
誰もその中味を精査しようとしない。病院における必要のない検査、過剰な薬漬けが医療界で横行しているのではないか。
そして高すぎる私大医学部の学費、卒業するまでの6年間で生活費を除いた学費と教材費は最低で5千万円かかる。そういう私大医学部に入学できるのは開業医の世襲子息であり、学費とは別に入学時に1千万円単位で寄付金を払える人たちなのだ。
その投資金を取り返すように患者を検査と薬漬けにしているのではないか。
但し、慶応医学部は私大としては例外的に良心的であることを断っておきたい。
さて、谷垣も述べたように、菅直人と民主党は国民との信頼関係を根底から破壊している。衆院を解散し、国民に信を問えと迫った谷垣の発言は正論ではあるが、その本音は200名近い自民党落選議員から「今、選挙をやれば勝てる」という猛烈な発破がかけられている。
対する菅は、「解散は全く考えていない」と断言したのも、いま総選挙をやれば、民主党は現有の300余名から、150議席を軽く切って、100前後に惨敗し、党分裂そして壊滅に陥るだろう。だからできる訳がないのだ。
この民主党、策略と騙しで盗んだお城に籠城し、国民を手篭めにして恥じない、尻をからげた山賊集団のようなものだ。
さてさて、みんなの党の渡辺喜美が言うように、「一見ガチンコ相撲のように見えるが、民主、自民のどちらも増税一門だから、やっぱり八百長相撲だ」。
(ムラマサ、鋭く斬る)
(坊主さん、おはようございます)