武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

本間正明氏、三菱銀行、中川昭一氏

2006年12月21日 | 人間の欲望
☆本間正明ハーレークイン物語
政府税調の本間正明氏が超豪華官舎にホステスの愛人女性と同棲していた問題をめぐり、塩崎恭久官房長官(東大法学部卒)は、本間氏が18日までにこの官舎から退去したと説明、辞任の必要はないとの認識を示したそうな。
塩崎さんはいつも、「ござりまするのでございまするでござる」 と喋るので、この人はお猿さんの評論家なのかと私なんか誤解してしまうのだが、政治的見切りができない人なのだろう。
そういえば、この前のロシアかに漁船銃殺事件でも、津田塾英文科卒のお嬢様副大臣を北方ロシアの現場へやって、自分は成田で飛行機を間違えたふりをしてモスクワへ飛び、何の話もできず、往復24時間、機内で眠りこけていたということだから、こうなるか。
前の党の税調会長であった柳沢伯夫厚労相は、「税は国民に負担を強いるもの。できるだけ国民から信頼されることが必須の条件だ」と見識を述べた。
次期総理に急浮上か。

☆三菱銀行という名前でいいんじゃないの
この銀行名、長すぎて、舌かみそうで、、早口言葉の練習台にはいいかも知れないが、利用者無視の権高なネーミングではある、三菱東京UFJ銀行。
アメリカは18日、資金洗浄(マネーロンダリング)の監視に問題があるとして三菱東京UFJ銀行の米国ニューヨーク本店に対し、業務の改善を命じたそうな。米当局は2004年にも三菱東京アメリカを処分しており、異例の公表に踏み切った。三菱東京UFJ銀行は米国内で10以上の営業拠点を展開している。
改善命令に厳密に従うと、大勢の無垢の利用者に影響を及ぼし、チェックが厳しくなり、ものすごく雰囲気が悪くなるのが問題だと思う。
マネーロンダリングをやるような個人とか、法人は、銀行担当者が黙って座れば、即座に分かるのがプロの商売人である。 もちろん裏はしっかりと取る。
だから実際は問題は生じない。意図的にそれを黙認すれば話は別だが。
アメリカ当局のやりかたは、誰かダミーを使って、アメリカのマニュアル通りにやっているかどうかをチェックし、やっていなければ、それを上げつらい、マスコミにリークし服従させる手口である。 三菱銀行の肩を持つわけではないが、泣く子と地頭にはかなわないということか。

☆中川は中川でも昭一さん、はしゃぎ過ぎ
中川昭一さん(東大法学部卒)は17日夕、長崎市内で講演し、あの戦争で米国が長崎に原爆を投下したことについて 「ああいうものを撃ち込むという米国は人道的にも許すことができない。原爆投下は犯罪だ」と述べたそうな。
61年経って、アメリカの悪口を言うのはよそうと思う、
これでは共産独裁中国とかウラムニダ韓国朝鮮と同じレベルになってしまう。
罪を憎んで人を憎まず、これ国家の品格です。
それに、私もアメリカの批判はするが、将来にわたって日本はアメリカ抜きにはやっていけない。 アメリカにはヒール役もいるが、ナイスガイも大勢いる。
もうじきクリスマスです。キリスト教のお祭りですが、祝ってあげましょう。
デデンデン

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伊丹十三はなぜ殺されたか

2006年12月20日 | 人間の欲望
今日12月20日は伊丹十三の9回目の命日になる。

伊丹十三について書かねばならない。彼はいつ死んでもいいように諦観はしていたから、いまさら書かなくても、女房がよく知っているからと天界から聞こえてくる。
が、けじめはつけねばならぬ。警察の正式発表は飛び降り自殺の断定であった。
証拠は、遺書が残されていたこと、飛び降りたビルの屋上はきれいで争ったあとが無かった。
他に他殺と見られる証拠が無い。

怠慢というべきか。9年前の師走に起きたどさくさに、他殺の明確な証拠が無いから自殺になるのか。
殺し屋は最初から自殺と見せかける計画を練っているから自殺の証拠だけを残していく。
遺書? 脅かされて時間稼ぎに書いたとしたら。 あるいは、強要されたとしても、緊迫の状況から客観的に殺人劇を楽しむように諦観して書いたとしたら。 その遺書には必ず妻にしか分からぬ暗号が書いてあったはずである。伊丹は、身の危険が及ぶことを察知しており、妻には何かあった場合の暗号を漏らしていたはずである。

プロの法医学者は言う。
自殺する時にお酒を飲んでから決行する人はいますが、飲む量はわずかですね。
ブランデーのような強い酒をボトル1本飲んで、したたかに酔ってから自殺する人はいません。このデータは多数の自殺例から分析されたものです。

伊丹は、司法解剖の結果、すきっ腹にヘネシーをボトル1本、体内に注入されている。
血液中におけるアルコール濃度の分析の結果、短時間で体内に入ったと推定される。ブランデー1本(度数40°)を短時間で開け、したたかに酩酊した人間が、一人で階段を登り、<争った跡が無く> さもしらふのように静かにフェンスを乗り越え落下したのである。

実際には、酩酊ではなくて短時間で多量のアルコールを摂取したことによる昏睡状態であったと推定される。
殺しの動機は? 憎しみと恨み。ミンボーの女で893の筋は怒髪天をついたといわれる。

結果、伊丹はナイフで襲われ、俳優の顔に重傷を負った。犯人グループは後に逮捕されたが、その後、伊丹にはマル暴の刑事がつくようになった。
邪魔者は消せ? 伊丹の次回作はカルト宗教がテーマであった。白日にさらされるのを嫌う闇の勢力。

さて、当時の、最後に伊丹がいた麻布の秀和マンション伊丹事務所に入ってみよう。
パソコンのデイスプレーが節電モードで暗くなっている。パソコンをクリックする。
突然、画面に宮本信子の笑顔の写真が現れた。犯行グループは組織的計画に従って決行された。

12月も押し詰まってきた頃、麻布の秀和マンション伊丹事務所に伊丹が一人いた。 
佐川急便の偽装配達人によってベルが鳴らされ、伊丹がドアを開けたところ、他に隠れていた男2名(計3名)が押し入り、身を縛られ、殺気を感じた伊丹は、話をして相手を鎮めようとしたが、犯人グループには氷の意志があり、非人間的な冷酷さを直感した伊丹は、既にその時点で、死を覚悟した。

最後の時間稼ぎに遺書を書く提案をした。 犯人グループもその方が都合が良いと許した。
<噂の女性との身の潔白を、死んで証明します>という手書きの遺書が残された。

伊丹は当時写真週刊誌から女性スキャンダルを追いかけられており、近く週刊誌ネタになる予定であった。その身の潔白を証明するための自殺だとする遺書が残され、後日、警察からそのように公表説明された。 
この遺書の内容が、どう読んでも一流のインテリの伊丹らしからぬ、三文歌詞であり、その文句の裏に隠すように陰湿的殺人を訴えるものであった。

女性スキャンダル問題は伊丹夫婦の間で既に話題になっており、伊丹は、芸能界だからね、少しは映画の宣伝になるかなと笑っていただけだったが、話の流れで、虫の知らせか、もし自分が殺されるようなことになったら、死をもって身の潔白を証明する、という遺書を残すシナリオを妻に伝えた。 それは、実際にはありえない話だから、そのような遺書が出てきたら、自分は自殺ではなく殺されたのだというメッセージ暗号であることを妻に示唆した。 
これは良くできたシナリオだと自分でも気に入っていた、煙のような少しの不安と共に。
縛られた伊丹は、じょうごで口を割られ、ヘネシー(40°)を胃の中に流し込まれ、急速に昏睡状態に陥った。それからサーフボードバッグに入れられ、何食わぬ顔で部屋から出てきた犯人グループから屋上のフェンス越しに落とされ僅かな時間空中をさまよった。
 
遺書を書いたときに、パソコンに写し出し最後の別れをした妻、宮本信子の顔が寂しく笑っていた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小杉隆氏の落日

2006年12月19日 | 人間の欲望
誰もよそ様の主婦に14億円ものお金は貸さない。
またそれを知らなかったという自民党代議士の小杉隆元文相(71)東京大学卒は、妻個人の問題として、議員辞職は否定した。
小杉氏は敬子夫人(69)の不祥事への謝罪はしたが、「これからも政治家としてがんばります」と述べたそうな。 そうだろう、借金は踏み倒しても、石にかじりついてもやめる訳にはいかないだろう。それが人間の業であり、欲望というものだ。
代議士は兼業を禁止されているから、自らが事業をやるわけにはいかない。
別人格の奥様が代行することになる。これ合法です。
失敗すれば、妻がやったことと言い逃れ、代議士バッジをつけ続けるのだろう。
東京地裁は、破産手続きを開始した。負債総額は14億5700万円、債権者は約260人。小杉氏は保証人になっていないという。 敬子夫人が“借金地獄に足を踏み入れたのは平成5年、エステティックサロンに投資してから。銀行融資などで1億円以上を注ぎ込んだが、1年足らずで事業は失敗した。 その後も、投資話に数千万円単位で手を出し、借金はどんどん膨らんだ。数年前からは、高利の闇金融にも手を出していたという。
最後は目黒区の豪邸も手放し、夜逃げ同然に姿をくらましたそうな。
議員宿舎にでもいるのだろうが、またこれで代議士一人の政治生命が終わったことだけは確実のようだ。
ゆく年くる年、年の瀬も大分押し迫ってきたようで、雪にならなければいいが、
デデンデン
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホリエモン、絶壁の上で吠える

2006年12月18日 | 人間の欲望
ホリエモンの目の付け所はそう的外れでもないが、ある観点から見ると、やはりホリエモンと村上ザウルスは捕まるべく捕まり、(そうすべき論)としてシュレッダーにかけられたと思う。

確かに、法理論と実務を考量すれば、逮捕されるべき事柄では全く無かったが、国家政策的には当然の逮捕であり、悪性ガン腫瘍の外科的摘出手術であり、正しき粛清であったと私は評価している。

15日の英紙フィナンシャル・タイムズは、ホリエモンがインタビューに応じ、日本は、表面的には平等な社会に見えるが実際はエリート官僚が支配する共産主義的な社会であり、、自分は無実の犠牲者だと述べたそうな。
また、ホリエモンは、自分の生き方が、東大法学部を卒業して出世の階段を上っていく嫉妬深い官僚の恨みを買ってしまった。日本社会は、エリート官僚が、すべてを決定する共産主義国家と同じであると批判した。
このホリエモンの見方、言い分はある意味正しいが、しかしながら国家の本質を理解していないか、あるいは理解しようとしないかであろう。
国家というものは、資本主義、共産主義、独裁主義、その他なんであろうが、権力の恣意性(勝手さ)によって経営されていくものだ。
違いは、公平らしく見えるかどうかであり、国家経営哲学がより国民に支持されるかどうか、そして権力への批判が許され、権力が時限的に交代するかどうかである。

なんて言っていたら、ホリエモンが歯ぎしりして悔しがる事件が起きた。 
内容的にはライブドアと比較にならないくらいにライブドアより悪質なのに、罰金5億円と決算書訂正だけで終わりになるのだそうな。 
証券会社大手、日興コーディアルが、2005年期決算に子会社で生じた株式売却利益140億円を連結決算に計上したが、子会社の含み損は計上しなかった。
監視委は、同社に5億円の課徴金と有価証券報告書の訂正を命じるそうだ。
いや、ありていに言えば、これが本来のやり方であり、これで数珠つなぎに幹部連中が逮捕され、会社が潰されていったら資本主義経済は今日でやめました状態になる。
簡単にポイントを要約すると、どちらも粉飾決算であるが、ライブドアは計上項目が違っていただけで経常利益は正しかったが,日興は計上すべき損益(同額の140億円)を計上せず、経常利益が全くでたらめだったことになる。
これってどっちが罪が重いの?
そういう意味においては、ライブドアの粉飾決算は誰も被害が無い事件であり、可愛いやんちゃといえばそれで通る単純なことであった。(但し、逮捕による株価急落、上場廃止による紙屑化の2次被害は別の問題。権力の本当の狙いはそこであったが)
これだから、権力は3日やったらやめられないか。
まあ肩の力を抜いて、シーバスでもかたむけながら話しましょう。
デデンデン
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恋するリンドウ

2006年12月17日 | 人生の意味

 

 

 

        <恋するリンドウ>

 

高き峰に咲く青のドレスの君よ 

誰に見初められしを夢見てそよぐ 

その短き命 

恋するように咲きほこれ

 

             (作:じゅうめい)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする