武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

新宿酒場ロン 10・10

2008年10月11日 | 人間の欲望
新宿酒場ロン 10・10
島、絵美、銀さん、洋子ママが揃っている。
「終値が8276円、ここ一ヶ月で世界は1400兆円失ったと言われている」
「あっと言う間の暴落だ。 師走でもないのに世間の風は冷たく吹き始めた」
「この原因は何? まあ聞くだけ野暮ってものか」
「一言で言えば、世界からカネが消えた。知っての通り、リーマンの倒産が引き鉄になったが、その負債総額は何と64兆円だ」
「これでピンと来なければ、日本の年間予算が83兆円だから8割に近い金額が一瞬で吹っ飛んだ。これで金融収縮が起きた。その前に、ベアスターンズが公的に救済されモルガンに買収され、世界最大の保険会社AIGも倒産の瀬戸際で公的に救われた。メルリリンチがバンカメに吸収され、モルガン、ゴールドマンといえども危険な状態だ。つまりアメリカの巨大保険、証券がアウトだ」
「日本の株は2003年4月28日に大底をついた7607円の最安値を更新するかどうか、来週の焦点だ」
「市場にカネが無くなった。アメリカも、ヨーロッパも、特にヨーロッパの銀行は、過剰融資が手持ちの資本を大幅に超えているから、キャッシュのショートを引き起こしている」
「一方、ドル売り円買いが止まらない。日本の株は輸出関連が多いから、輸出で儲けている製造メーカーが円高で苦しくなると読んで株が売られている」
「トヨタ、ソニーが売られているから驚きだ」
「世界中の年金、投資ファンドの機関投資家もカネを引き上げている」
「損切りだな。そして信用取引をやっているところは破産だな」
「アメリカの70兆円の公的資金はまだ動いていない。不良債権を安く買い叩かれるから、せっかくの公的資金でも、銀行、証券、保険会社は不良債券を売るに売れない。そして、まだ資本注入の決定がなされていないから、弱い企業は出血多量で死んでいく」
「日本では大和生命だな。 欧米でも出血倒産が起きる」
「そして、アメリカのGMが販売不振の資金難で経営危機だ。GMが倒れれば大変なことになる」
「トヨタが金融支援をして買収したらどうだ」
「ありえるかもな」
「そして、日本に目を向ければ、政治家は大なり小なり株をやっているから、皆青くなっている。いま、選挙運動でカネが必要な時に、千万円単位でカネが無くなっている。だから麻生も焦るわけだ」
「これは世界恐慌だ。 アメリカ・サブプライム恐慌」
「いや、ブッシュ恐慌だな。ブッシュの無策が起こしたパニックだ」
麻生太郎。
「麻生は官邸の若手記者から、冒頭解散を月刊誌に発表したことを突っ込まれ、麻生は顔を引きつらせて解散時期を誤魔化していたが、お笑いだ」
「今となれば、自民は解散できない。やれば惨敗だ」
「麻生の支持率は坂道を転げるように落ちていく。2週間で10%低下した」
「顔は怖いが、心は子供」
「景気対策と言っても、赤字国債発行しかないから、自分で自分の首を絞めるようなもので、公共工事をやると言っているが、効果は薄いことは証明済みだ」
「年内限定で、自社株購入の解禁をやるというが、完全なインサイダー取引だ」
「やっぱり、無茶苦茶な総理だ。 G8首脳会議開催と言っても欧米は乗って来ない。なぜなら、今週のEU首脳会議は決裂したし、ブッシュは死に体だ」
靖国。
「総理は当然、靖国を参拝すべきだと論文を発表しておいて、総理になったら、行くか行かないか言わない、と述べたが、どこかで聞いたことがあるな」
「安倍も同じことを言っていた。 総理の2世、3世というのは、やっぱり口だけだな」
「何も無いときは威勢はいいが、いざとなると、ナメクジに塩だ」
「そこがお坊ちゃま内閣だ。 ママゴト遊びなら得意だろうが、これが国家指導者だというのだから、前原誠司が予算委員会で麻生に向かって、『麻生総理にはがっかりだ、鈍感すぎる』と面罵した」
「ところで、いつ解散するの」
「じゅうめいが言っているように来年の任期満了近くだ。今やれば、自民の歴史的惨敗で下野することになる。最大で与党は220.最悪で200を切る。利権から離れた自民党はもはや政党ではなくなる」
「補正をやって、テロ特措法を片付けて、いざ平成の関ヶ原ということだったが、状況は変わった」
「麻生のお坊ちゃまは、顔は筋者だが、心は「ママ助けて」だから」
「後は、民主が問責決議を出すか」
「どうかな。何か小沢も腰が引けている感じだな。総理になりたくない小沢の本音が出てきたかな。 政界の七不思議」
「民主は将来分裂する可能性がある。小沢派か中堅・若手の新民主党か」
「小沢派が抜けて、負けた自民党と連立はある。それこそ先祖帰りだ」
「その考えは鋭い。政界再編とはそういうことか」
「そのまんま東は?」
「一度は自民党から出馬を考えたが、当選しても自民党が危ないというので止めた。自民の古賀と菅は、全国の自民応援に担ぎ出す腹らしい。
「お笑いパンダか」
北朝鮮。
「アメリカが今日にもテロ解除をするという情報が流れた。アメリカの大幅譲歩だ。ブッシュとライスはこの実績を作りたかった。しかし、もうすぐアメリカは新大統領になるから北朝鮮との関係も複雑になる」
「大統領はどっちになるの」
「オバマで決定だな。 サラの化けの皮が剥がれて、マケインはアウトだ。
それに72歳という高齢がアメリカ人にアピールしない」
ノーベル賞。
「どうして京大で、東大はノーベル賞が駄目なのかな」
「東大は偏差値は高いけど、学問というより受験術、暗記術だな。大学院に進めば象牙の塔に入り、将来は学会のボスになって学会を牛耳るのに忙しい」
「地味な基礎研究はやりたがらない。また内向きで、アメリカに留学はしても骨を埋めるような武者修行はしない」
「だから発信力の強いアメリカの学会に顔が売れない」
「東大は日本のお山の大将で満足しているということじゃないかな」
ブッシュの世界恐慌は止まる様相を見せずに、世界の株価は「フォーリンナイフ」落ちていくナイフのように誰も触れない。リーマンの直撃弾63兆円の他にサブプライムの不良債権は世界で500兆円に上るのではないかと囁かれている。 なぜなら、サブプライムを証券化した際に、その証券の格付けは世界的にはAランクであったのだから、世界中の投資機関、金融機関はありったけのカネをはたいて、その暴利をむさぼろうとしたのだ。
カネがカネを生む現代の錬金術のように、目の色を変えて、投機ゲームをしていた。しかし、ある日突然、乱痴気騒ぎは、悲劇的などんでん返しの中で暗転した。それを2008年のウオール街バブル大崩壊という。
(ムラマサ、鋭く一閃)
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スイス美女の犯罪。 韓国の仮想敵とはどこ?

2008年10月10日 | 国際外交の真実
スイス美女の罪。
2年前に観光目的でマレーシアから成田空港に到着し、税関チェックを受けた手荷物の小型スーツケースから麻薬のヘロインが2キロ出てきた事件。
スイス国籍の白人・クラウディア・ツァーベル(28)、ちょっとゾクッとするブルネットの凄い美人だ。 彼女は、マレーシアの知り合いから預かったスーツケースの中身を知らず、ヘロインを日本に持ち込んだという事件だが、他人のスーツケースを頼まれて国際搬送するというのは、いわゆる、「運び屋」 と言われ、麻薬、拳銃の密輸に使われる常套手段だ。 知らなかったというのは、あまりに常識に欠ける。
日本の警察、検察からプロの運び屋だとして厳しくとがめられたのは当然だ。
但し、証拠不十分として千葉地裁は無罪を言い渡し、東京高裁も無罪として確定した。 結果的には彼女は4ヶ月間拘置所に拘留され、それ以外は移民管理局の施設に強制収容された為、合わせて1年半拘留されたことになる。
無罪確定後、スイスへ自費で帰国したが、このほど日本を批判するドイツ語の手記を発表した。
「日本の法律や外国人扱いに問題があるため拘束され続け、絶望や怒りが込み上げた」 と、当時の心境を語り、「一審無罪後の再拘置に何が起きたのか全く理解できなかった。 一審で無罪判決を受けたのになぜ、と叫んだ」。
「家族と友人の愛がなければ私は自ら永遠の眠りについていただろう」 と、自殺を考えるほど追い込まれたと告白する。
さて、私的推理を加えれば、犯人はこのスイス人美女である。 動機はカネ、ヘロイン2キロの末端価格は2億円相当になる。 その10%の2千万円が彼女の取り分だ。
犯人である理由は、① 知り合いだからといって、他人の小型スーツケースを運ぶことは絶対と言っていいほど有りえない。② 日本の警察がインターポールを通じてマレーシアの「知り合いの人物」を捜しても出て来なかった。 つまり最初から「知り合い」 はいなかった。③ スイスから観光で来ている場合、マレーシアのKLから日本へダイレクトに入ることは普通無い。 タイ、シンガポール、香港、韓国あたりを少なくても1箇所は途中に入れるはずだ。日本へダイレクトということは観光ではなく、麻薬ビジネスだ。 ④ 成田空港での麻薬犬チェックを逃れる為に、小型スーツケースを手荷物にした。 この場合、100%ではなくても90%以上の確率で税関をチェック無しで通り抜けられる。残り10%のリスクが2千万円の危険な報酬になる。 またスイス国籍で白人の美人女性は、税関の目をごまかせると組織は考えたのではないのか。
悪事は天網恢恢疎にして漏らさず。

韓国と日本。
正式国名を大韓民国と名付け、かつて日本が大日本帝国と呼んだように、民族主義を高揚させる国がお隣にある。
韓国の一流と言われる新聞を読むと、「韓日関係」というテーマが毎日掲載される。
それだけ韓国は日本に対する関心が高いというより敵愾心を持っている。
在日韓国・朝鮮人が騒ぐ「韓流ブーム」なるものは、勝手にやってもらえばいいが、日本人は韓国について殆ど関心はない。戦前、日本は韓国を36年間植民地支配していたことさえ忘れている。
さて、昨年10月、韓国政府はアメリカ政府に対し、日本を仮想敵国と見なすように求めたという話がスクープされ、韓国の「聯合ニュース」で報じられた。
それによると、昨年10月にアメリカの韓国大使館で開催された韓米定例安全保障会議の席上で、韓国政府がアメリカ政府に、日本を仮想敵国とすることを求めたと、韓国のチョン・モンジュン議員がスッパ抜いた。
アメリカ側はその申し入れを拒否したが、ノムヒョン政権下で、そういう要求をしたことは充分にありうる。 何しろ、ソウルの青瓦台には北朝鮮から送り込まれた秘密諜報員が存在し、ノムヒョン大統領を洗脳していたからだ。
我が日本は、韓国に対していたずらに敵対心を持つ必要はないが、国際政治の非情な現実を肝に銘じて置かねばなるまい。

韓国。 資金不足にあえいでいる。
だから日本と中国に泣きついてアジア基金(AMF)なるものを創設して、韓国を助けてくれという。 韓国は、800億ドル(8兆円)規模の「アジア基金」を創設したいという。 しかし、アジア基金の創設には日本と中国の資金協力が必要である。
つまり日本と中国にカネを出せということだ。 中国の外貨準備高は1兆8088億ドル(約189兆円)で世界1位。 日本は9967億ドル(約104兆円)で2位、それに対して韓国(2397億ドル)は日本の4分の1にしか過ぎない。
竹島では日本に銃口を向け、日本の領土を占拠し、日本を仮想敵だとしている国がカネに困ったら、日本に助けてくれと言うのは、自分勝手な国だ。
(ムラマサ、鋭く斬る)
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演歌歌手と山口組。 中国の食品テロ。

2008年10月09日 | 人間の欲望
歌手と暴力団。
週刊新潮のスクープだが、組織暴力団・山口組とのゴルフコンペに参加した細川たかし、小林旭、松原のぶえ、角川博、中条きよし、これらの5人の歌手について、NHKは番組への出演を取りやめると決定した。 当然だ。
コンペは9月中旬、静岡県内で暴力団・山口組組長の誕生日を祝う会として開かれた。その後のパーティーには中条きよしを除く4人が参加し、それぞれ持ち歌を歌ったという。 社会のダニの暴力団、しかも凶悪性で名を知られる山口組と交際していたとは驚いた。 細川たかしは、他に円天の詐欺集団と関わっているという黒い噂が流れている。 まあ、顔ぶれを見ると暴力団との付き合いも納得するような歌手の顔ぶれだ。

AIG保険、アメリカ。
会社が一旦倒産し、アメリカ市民の税金投入で破綻を免れたAIGが、その後にドンチャン騒ぎをやっていた。
公的救済が決まった後に、カリフォルニア州南部の高級リゾート地、「セントレジス・リゾート」 に関係者60人を集め、総額44万ドル(4500万円)のパーティーをやっていたことが米下院で暴露された。
「アメリカ市民が救済資金を出すのをいいことに、マッサージやエステを受け、スパに入っていたのか」などと批判が噴出。
「普通の市民は職や家を失っている。 しかしAIGは高級リゾートでカクテルを飲んでダンスを踊っていた」。
もっともこれがアメリカ人セレブのやり方だけどね。

中国とメラミン毒。
中国産の食品からメラミンがゾクゾク出てきている。
ミルク菓子、チョコレート、冷凍たこ焼き、今度はパンだという。
中国から輸入した冷凍クロワッサンからメラミンが検出され、これまでに1.6トンを社員食堂向けなどに販売したという。
パンまで中国製だとは知らなかった。 ということは我々の身辺は中国製、中国産の食品に取り囲まれているということだ。 有害物質のメラミンは、ミルク製造業者が故意に混入していたのだから、まさしく食品テロだ。 中国では、既に関係者が数十人逮捕されたらしいが、中国人は伝統的に拝金主義だから、目の前のカネの為なら、何でも有りの習性を持っている。 メラミン以外にも、着色剤、防腐剤、抗菌剤、抗生物質等の薬品・化学物質が混入されていると見た方が自然だ。
これからの時代は、中国産かどうかを厳密に確認する必要がある。
思えば、中国毒ギョーザは食品テロの序章だった。
(ムラマサ、一閃)
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前原誠司と麻生太郎の論戦。

2008年10月08日 | 人生の意味
前原誠司と麻生太郎。
昨日、2日目の衆院予算質疑で、午後からの出番は前原誠司だった。
一般道路財源を中心に医療、介護問題を取り上げたが、真摯な態度、政策の深さ、口上の爽やかさを見るに付け、昨日の長妻昭、その他論客を加えると民主党にはキラ星の如く人材がいる。
前原は麻生太郎に真正面から政策論争を挑み、国家経営の指針を問うたが、麻生は知識不足を露呈し、しどろもどろの答えで、最後には前原から、「麻生総理にはがっかりした。あまりに鈍感すぎる」と断を下され、「箱物建設の自民党か、安全安心で国民に光を当てる民主党か」と最後に締めくくった。アッパレ前原。

靖国参拝。
麻生太郎は総理になる前に、月刊誌に靖国についての自分の信念を、「総理大臣は、靖国には当然参拝しなければならない」と発表していたが、昨日、予算委で前原誠司に靖国はどうするのかと問われ、麻生いわく、「靖国に行くか行かないかは言わない」などと口をひん曲げて述べたのは驚いた。
口がひん曲がっているように己の信念も曲がっているようだ、
一国の宰相が自国の神社に行くかどうか言わないとは、「私は悪い事をしている」から隠れてコソコソしますということだ。根性までひん曲がっている。
こういう輩に靖国に来られても、日本の為に生命を捧げた若き英霊たちにとって迷惑な話だ。
本ページは総理の靖国参拝は当然という主張であり、中国、韓国ごときに何か言われたら内政干渉だとして断固抗議しなければならない性質のものだ。

この麻生太郎の質疑応答を2日間聴いたが、官僚の人材バンクは昨年決まったとか、洞爺湖サミットのCO2削減は何年までの努力目標なのか全く覚えておらず、しかも2050年までの削減目標は、実はG8間では、「合意されていない」。アメリカが拒否した為に、代わりに、「削減しようとする考えを共有する」という、訳の分からない官僚文言になってしまったのだ。そういう基本的な、かつ重要な事を覚えていない。 一国の宰相の答弁がしどろもどろになるのは、見苦しい。総理というよりはまさしく筋者だ。こういう手合いは、顔は笑っても目は笑わない。隙を見せると後ろからグサリだ。
また河村建夫官房長官の答弁を初めて聴いたが、取り上げることは何も無い。あの町村さんが良かったと思えるほどだから、その程度だ。
河村の事務所費不正疑惑が取り上げられたが、河村建夫の釈明は、何か念仏でも唱えていたような弁解だったから、いよいよ身辺整理ということか。

リーマンのCEOであったファルド。
アメリカ政府は70兆円の公的資金の投入を決めたが、ファルドを議会に呼び、彼の報酬を明らかにした。 2000年以降の8年間の報酬が4億8000万ドル(480億円)。
その内、現金報酬は6000万ドル(60億円)だったという。 カネを稼ぐのは自由だが、人を騙して落とし入れ、帳簿上の儲けで莫大な金額を懐に入れることは許されない。
しかも、この金は少なからず日本のゼロ金利で銀行に預けている預金をアメリカにくれてやったものであり、また日本政府の年金運用のカネをリーマンに吸い取られたものだ。 それは即ち我々の税金であり、年金なのだ。
ファルドの顔は、カネの亡者のような薄汚い顔をしていたが、彼を見ていたらベニスの商人を思い出してしまった。 ベニスの商人はユダヤだったが。

昨日、株がアメリカで1万ドルを切り、日本でも1万円を割る場面があった。
これにより、日本の年金機構の官僚がやっている年金の株式投資は、今年になって5~6兆円の損失を出してしまった。
今、補正予算の金額が1兆8千億円だから、その損失の大きさが分かる。
我々の年金を官僚に預けると彼らのギャンブルに使われて元も子も無くしてしまうということだ。 誰がこの責任を取るのか。 筋者の麻生太郎などとても取れない。
麻生タイタニック号の沈没まで後何日。
(ムラマサ、鋭く一閃)
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亡国の宰相、麻生太郎

2008年10月07日 | 人生の意味
麻生太郎。
昨日から始まった衆院予算論戦をテレビで見た。
日を追って筋者の色合いを強く出し始めた麻生太郎。 癇症の強さを現すひん曲がった口、険しい筋者の目を持ったこの人が日本の総理だというのだから、自民党の良識を疑う。自民党の恐るべき人材払底だが、2世3世議員のお坊ちゃま政党に成り下がり、青雲の志も、国家国民の為の政治も存在しない。
ただあるのは、利権にしがみつく執念と言葉巧みな巧言令色のみだ。
さて午後も4時過ぎに民主党・一番槍の長妻昭の追及が始まった。
本当にしびれた。年金改ざん、官僚の天下り、省庁資料の事前検閲問題を分かりやすく、かつ鋭く、麻生太郎、枡添、甘利を攻め立てたが、まさに一騎当千とはこういう人をいうのだろう。
対する枡添はダミ声を張り上げ、社保庁の犯罪を隠蔽する態度に終始し、サラリーマン厚生年金の不正改ざんがどのくらい存在するのか、そのサンプル調査すらしないと逃げ回った。
そして麻生太郎は、どのくらいの時間の目途で年金問題の解決をするのかという、長妻の追及に対して、「やってみないと分からない」という逃げに終始し、年金問題を解決する意志がないことを、自ら証明してしまった。
総理たるもの最高指導者として年金問題の解決の為のタイムテーブルを示すべきだ。新たに発覚した厚生年金の標準報酬月額(月給)改ざんの底知れぬ氷山が出現した今、麻生内閣は「怯えるお坊ちゃま集団」になってしまった。
何と言っても改ざんされたサラリーマンの年金が、本来より三分の一ほどになってしまうのだから、具体的には10万円を切る(7~8万円くらいと推測)ことになる。これはサラリーマンにとって老後、生きるか死ぬかの問題だから、それに真面目に取り組まない麻生内閣など一発で吹っ飛ぶ。
昨日の論戦を聴いていて、参院での麻生内閣の問責決議は早いと見た。
官僚帝国に仕える麻生内閣は、まさに国民に銃を向けて官僚帝国と自民党政権の延命を図ろうとする用心棒だと言っても過言ではない。

麻生太郎と解散。
解散はしたくても出来ない。 昨月曜日の予算審議が終って、自民筋から11月解散の話がリークされたが、それは全くの嘘だと漏れ聞こえてくる。
補正予算を早く上げる為の情報操作で、今の麻生太郎の急激な支持率低下と自民党に対する嫌悪感の増大は、来年9月の任期満了まで解散は無いとする古賀の進言が主流だ。 但し、それを崩すには、参院において問責決議による修羅場を演じ、太郎と一郎の激突、自民反麻生派の決起、矢野喚問による公明の動揺が嵐を呼べば、麻生太郎の自爆はありうる。
朝日新聞の5日の世論調査によると、麻生内閣の支持率は41%(前回48%)に下がり、不支持は42%(前回36%)に上昇した。
特徴は男性の支持率はあまり変わらなかったが、女性の支持率が、39%(前回50%)と大きく減らしたのが目に付く。 また無党派層の支持は24%、不支持は48%になったのは麻生にとっては大きな痛手だ。
この支持率は下がる一方だから、このままでは麻生タイタニック号はエンジン停止を余儀なくされ、浸水が益々ひどくなり全員船外退避の緊急避難をすることになるだろうが、麻生太郎だけは険しい顔に歯を剥き出しにして、ガハハと笑い続けるのではないだろうか。そんな気にさえなる麻生の尋常ではない顔付きだ。
亡国の宰相というのか、自己満足の為ならば、「ばかやろう解散」 でもやりそうな雰囲気になってきた。
福田さん以上の戦後最低の総理。 こういう総理は我が日本にはいらない。
(ムラマサ、月光に冴える)
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