光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

東京ジオラマファクトリーの「マンションA」

2025-01-07 05:04:58 | ストラクチャー
 この夏のJAMの折に各メーカーのペーパーストラクチャーキットを買い込み、夏から秋にかけて「夜長のホビーライフ」を堪能しましたが、今回のアイテムがJAMでゲットした最後になります。

 物は東京ジオラマファクトリー(TDF)のマンションA

 このアイテム自体は初期の頃から出ていた模様ですが、以前製作したCタイプ(横長の5階建て)とは形状の異なる「4階建てのサイコロ状のビル」なのが特徴。
 これくらいのサイズであれば都会だけではなくローカル色の強い場所でもちらほら見かけたものですから、レイアウトへの親和性は割合高い建物ではないかと思います。
 (まあ、一番似合いそうなのは「昭和の地方都市の郊外」辺りでしょうか。これに似た外見のものは盛岡や静岡、甲府なんかでも見かけます)

 前回製作したマンションはサイズが大きかったのとTDF初挑戦の気負いもあって、完成までにたっぷり10日は掛けていたので、今回もそれくらいの期間を見込んでいたのですが。
 いざ製作に掛かってみたら「土日の二日間、3時間弱で出来上がってしまった(但しボンドの乾燥時間を除く)」のには何か狐にでもつままれたような気分(笑)

 今回が同社のキットの3作目という事もあって、それなりに製作の呼吸が呑み込めてきたという事でしょうか。
 昭和の「ちょっとオサレなマンション」の持つ中途半端にメルヘンなテラス回り(多分施主は「ヨーロッパ風」と思っていたのでしょうが)のイメージ把握はさすがTDF。
 1階の床がやや持ち上げられていて中二階みたいな高さに玄関がある構造もそれらしいですね(昨今のバリアフリーの風潮からは出てこない構造ではあります)

 ペーパーキットとはいえ「マンションの表札」「玄関の丸いテラスライト」はもとより「玄関内の郵便受け」まで造形している配慮の細かさもすごいです。
 そうそう、この手のマンションのモデルでは時として見落とされてきた「管理人室」を想定した構造も素晴らしい!(1階左側がそうだと思われます)

 ただ、例によって「室内灯には対応していないのでLEDを仕込むなら組み立て当初から各パーツを加工しておく」必要があります(でもうまくいったらさぞ映えるでしょう)
 わたしの場合は今回は素組みに近いので配線用の穴とかはあけていないのですが、テラスを中心に窓にカーテンやブラインドを仕込む加工はしてあります。

 完成したマンションをこれまで作った商店街の背後に配置してみるとそれまで芝居の書割みたいだった街並みに奥行きが生まれ、一気にリアリティが向上するのにはワクワクします(笑)

 なお、建物を裏返すと「味も素っ気もない普通のビル」の壁面が現れるリバーシブル性もレイアウトで使うには良い配慮かもしれません。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。