光山鉄道管理局・アーカイブス

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趣味の原点を振り返る 番外編 関水金属のD51

2018-08-16 22:29:05 | 車両・蒸気機関車
趣味の中断前に入線していた大昔のNゲージモデルの思い出から。

今回は関水金属のD51です
このモデルはSLブーム真っ只中の昭和48年にリリースされたものです。
あの当時の「デゴイチ人気」たるや相当なものでして、蒸気機関車がなんだかわからない人でもデゴイチだけは知っているというくらいのステイタスでした。

実際、1000両以上製造されたこともあって日本中D51を見ないところはない(大型機が入りにくい四国にまで入線していました)勢いでしたし、その「偉大なる凡庸」ぶりゆえに全国区の人気に繋がっていた面もあったと思います。
スター級の名機はいくつかありますが普及度の高さで人気を得たケースはそうなかったのではないでしょうか。例えて言うなら「カローラやハイゼットがアイドルになった」様なものでしょうか。

そしてそのタイミングで関水金属D51をリリースした事は長い目で見てもNゲージの普及に果たした役割は大きかったと思います。

 そのD51、この趣味に入って3年目くらいに入線しています。
 その入手経路というのが「誕生日のプレゼント」
 このブログで何度か取り上げている機関士だった親類の伯父さんから頂いたものです。

 確か同じ関水のトキ15000も2両ばかり付けて頂いたものです。
 あの頃は「誕生プレゼントに鉄道模型」というのは結構なステイタスでしたがあの頃でも日本型の機関車の中でD51はかなり高額な部類でしたから非常に嬉しかったものです。

 このD51が最も活躍したのは毎年大晦日の年越し運転。
 トキの荷台に縁起物のグッズなどを組み込んで年が変わる直前から年をまたいで走らせるというのが趣味の中断まで恒例になっていました。

 上の写真は趣味の再開後にC50で当時の編成を再現したものですがおおむねこんなノリで走らせておりました。

 模型としてのD51ですが走行性はそれまでの日本型Nゲージの中ではダントツに良かった記憶があります。スローこそ苦手でしたが加速のスムーズさや安定した巡航性能は流石関水のフラッグシップの風格が感じられたものです。
 ただ、当時モノのD51の中古は趣味の再開後に何両か入線しているのですがモーターマウントのがたつきなどで自走不能になっている個体が結構あります(モーター単体は回るのにギアがかみ合う瞬間にモーターが後方にずれてきちんと伝達しない)
 どうかすると店頭でのっけから「これは走りません」なんてタグの付いた奴にまで当たったりする事もあります。


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