光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

「新幹線公安官」と0系

2018-08-29 05:19:59 | 映画・テレビ
 8月からCSで「新幹線公安官」(昭和52年・東映・ANB)というドラマがスタートしています。

 西郷輝彦主演で内容は東京駅にある公安室のメンバーたちが新幹線の車内や駅構内などで起きる様々な犯罪に挑むというものです。
共演は中谷一郎、大坂志郎と西郷を合わせて「ナショナル劇場トリオ」に加えて坂口良子、三ツ木清隆、山村聰他。全体に地味なキャスティングですが以前紹介の「鉄道公安官」よりもハードな印象で笑える様なポイントがほとんどない生真面目な作品といえます。

 渡辺岳夫の手になる主題曲も緊迫感あふれる中にレールのジョイント音をモチーフにした様な名曲と思います。

 (とはいえ管轄外に当たる鉄道施設以外の場でカーチェイスをやったりとか、新幹線車内でいきなり拳銃を抜いたりとかするのですが、まあ、あの頃のアクションものは大概こんなのでしたw)

 題材が題材なだけに新幹線、それも0系の走行シーンがゲップが出るほど堪能できるのが本作の特徴の一つ。加えて車内セットは「新幹線大爆破」のそれを転用した「実車と同じパーツが使用された」リアルなことこの上ないものです。
(それゆえセットでないとできない描写も多数w)
 それどころかカットによっては「新幹線大爆破」のミニチュアシーンまで挿入される事があります。

 あの当時新幹線と言えば無条件に0系の事を指していたのですが、その0系しか出てこないドラマなのに、その劇中ではシステム性や時間帯の違いによる車内の様子の違いなども結構描写されていて案外画面的に飽きる事が無いのが意外でした。

 実は同じチャンネルでは先日来、石立鉄男主演の「鉄道公安官」(昭和56年 東映 ANB)というのもやっているのですがそちらの方はハートフルコメディ色が取り入れられ、割と気楽に観られるのですが、本作の方はそれに比べるとハードな印象で笑える様なポイントがほとんどない生真面目な作品といえます。
 こちらの作品も折を見て取り上げてみたいと思います。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。