花・昆虫との田舎暮らし暦

田舎暮らしも13年目、木々・草花・鳥・昆虫等々、自然は初めて知ることが多く楽しい。色々な経験を紹介していきたい

入院 前立腺がん PSA検査とは 小線源療法 雪割草

2016年03月11日 | 日記

”別荘で暮らす”と似ているようなものと思い込ませながら3泊4日の病院の旅に行って来た。早く言えば入院である。個室の予約ではなかったが病院の都合で1人部屋での4日間になった。が、隔離状態の部屋で外から鍵で勝手には出られない。別荘ならぬ務所暮らしとなった。

入院すれば1人で静かに物思いに耽る・本を読む、で過ごせる。色々なことを考えられる良い機会と思いながら月曜日の午前中に病院に入った。手術と言うほどのものでもないが施術は明日の午後、今日は少々の検査だけ。持ってきた、今年前半の直木賞作品青山文平氏の”つまをめとらば”とアインシュタイン式論理脳ドリルを楽しむ。病名は前立腺がん、治療は小線源療法である。

PSA、検査と呼ぶ前立腺がんの予備的な血液検査がある。基準値は4以下、この数値が大きくなるほど癌の可能性が増える。私は4を超えてから5年目の昨年、数値10を超えたため2回めの生体検査を受けた。想定外ではない”クロ”の判定となった。PSA検査は癌の可能性を見つける検査と言える。この検査で数値が大きければ次に癌かどうかを判定する検査として生体検査がある。前立腺中の皮膚を10ヶ所程度採取し、がん細胞があるかどうかを診る。私の場合は10ヶ所中1ヶ所だが、がん細胞が見つかった。

がん治療は色々あるが一般的なものではホルモン注射、外部からの放射線照射、前立腺の削除そして近年では小線源療法の4つがある。また、これらを組み合わせて行うこともある。私は先生の勧めもありホルモン注射+小線源療法+放射線外部照射を選んだ。因みに80歳以上の方ではホルモン注射のみで癌を前立腺内に閉じ込める方法をとることが多いようである。小線源療法は放射線を出す物質を前立腺に埋め込み中から治すと言う方法である。これは、小さい管(直径1mm以下、長さ5mm以下)にヨウ素125が入っているものを数十個埋め込む、私の場合は51個を入れた。

前立腺がんは近年、検査する人が増えたからだと思うが2015年にガン発生の部位でトップになったようだ。癌の初期症状は何もないのは御存知の通りである。早期発見・早期治療が確実に出来る病気で、治療後の生存率がとても高い。先ずはPSA検査を!お勧めする。血液検査なので人間ドッグでもオプション検査で直ぐに追加出来る。費用的にも2,000円程度だったと思う。前立腺がんになっても他の部位に転移していない状態なら抑え込むことが可能のようだ。繰り返すが是非PSA検査を!

使い古された感があるが”春は駆け足でやって来る”である。たった4日間の入院だったが梅の花は盛りを過ぎ、ヒガンザクラと思える桜がチラホラと咲き始めている。我が家でも庭が色鮮やかになってきた。写真上段は花の盛りを迎えたクリスマスローズ(正式名レンテンローズ)である。木の根本で囲むように咲いている。下段は雪割草である。小さい可憐な花で毎年、咲くのを待ちわびる。

今日は旧暦2月3日、明日は立春である。本当の春になる。がん治療も重要ポイントを過ぎた。明日からの春を”心身一新”で迎えたい。

    

    

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

生老病死 四苦八苦 鷲田清一 森於菟 耄碌

2016年03月07日 | 日記

この歳になると自然と”死”と言うことを意識する。が、イヤなこととしてではなく人生の終盤戦をどう生きるのかの思いである。言い換えればどれだけ残っているのかわからない余生(好きではない言葉だが)に何をするのか、と言うことである。1つではないだろうあれもこれも・・・考えれば面白いものである。

仏語に”生老病死(しょうろうびょうし)”と言う言葉がある。デジタル大辞林によれば”避けることのできないこの世での人間の4種の苦悩。生まれること、老いること、病気をすること、死ぬこと。四苦。”とある。楽しいことも多い人生、生まれるも苦悩(?)と思ったものだが”苦”とは、”苦しみ”のことではなく”思うようにならない”ことを意味するようだ。楽しいことを望み、実行して生きてきた人生だが今になって振り返るとこの言葉の意味がほんの少し、分かる気になる。

辞典の最後にある”四苦(しく)”も仏語で”四苦八苦”の四苦である。八苦は”生老病死”の四苦に、

  ・愛別離苦(あいべつりく) - 愛する者と別離すること

  ・怨憎会苦(おんぞうえく) - 怨み憎んでいる者に会うこと

  ・求不得苦(ぐふとくく) - 求める物が得られないこと

  ・五蘊盛苦(ごうんじょうく) - 五蘊(人間の肉体と精神)が思うがままにならないこと   ーウィキペディアよりー

を加えたものである。こうしてあらためて考えてみると”思うようにならない”ことは多いもので特に後の四苦はどれも苦しみを伴うものばかりだ。朝日新聞の朝刊に鷲田清一氏選の”折々の言葉”と言うのが連載されている。先日は死に関し森鴎外の長男で医者の森於菟(おと)氏の言葉が紹介されていた。 

明瞭な意識の中に突如訪れる死は悲惨だ。だから“完全なる暗闇に入る前に薄明の中に身を置き”、現実の“あくどさとなまぐささ”をいったん失うことが寛容。“現実を忘れるどころか、この調子では死ですら越えて夢見そうである”という境地に入れば死は“夢のつづき”であるばかりか“望みうる唯一の生”かもしれない。

鷲田清一氏の文章では最初に”耄碌寸前  人生を模糊たる霞の中にぼかし去るには耄碌状態が一番よい”と書かれていた。死を迎える状態に至った時、心身ともこの境地に至りたいものである。

知り合いの木工家具会社から”倉庫の整理”と言うことで”薪ストーブで燃やして”と色々な木材を頂いた。燃やすには”もったいない”でボチボチと制作に取り組んだ。先ずは庭の片隅にベンチを、そして食卓テーブル上に物が散乱するのを避けるための小物入れである。下段はソファ前のテーブル横に置く本立て兼物入れ棚である。右側の写真に写るスマホ・メガネ置きは後から付け加えた。この工作中、メガネを置いて見るために製作場所に現物を持って行った。測った後、メガネを落としたのを知らず、踏んでしまった。メガネ置きを作ったのは良いが置くメガネを壊す。大きな声では言えぬオチである。

   

   

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

齢を重ねてからの誕生日 散歩道の神社での願い事

2016年03月01日 | 日記

何時の頃からだろうか。誕生日を迎えた時の気持ちが変わって来ていることに気がついた。現役で働いていた頃は素直に喜んでいたように思うのだが、還暦を過ぎた頃からだろうかだんだん変化したと感じる。

”誕生日を祝う”、生まれた月日を記念日として祝うのだろう。が、この歳になり誕生日になると”過去1年間、何とか過ごせた”と感謝しながら続いて”今年も平穏無事”にと願いたくなる。思い返してみると現役の頃は”今年はこうなって欲しい”と次の1年のことしか考えていなかったように思う。私の誕生日は3月1日、都合が良いと思っていたのは新年を迎えた時に今年の七大目標となどと大きく構え、誕生日で見直しをすると言うことが出来た。まるで国の修正予算みたいだが。

話は変わるが60歳になった頃に名古屋でうなぎをご馳走になったお店のおばさんに”毎朝、散歩している”ことを話すと”近くに神社があるなら廻ってお参りを”と言われた。なるほどと思い散歩は先ず近くの熊野神社に詣ることからのスタートになった。その後、ある人から”何をお願いする?”と聞かれ”今日も元気にに加え、株が上がりますように・競馬に勝ちますように”と言ったら”不純!”の一言、”昨日、無事過ごせたことのお礼から”と言われ、素直な私はそうしている。誕生日の話に戻るがこちらも同じように”66歳1年無事のお礼”に加え”67歳1年のお願い事”をした。何を願ったかって?”株が戻りますように・競馬の負けが戻りますように”・・・。

例年の誕生日ならまだこの地域では梅は早咲きしか咲いていない。我が家にある3本は3月10日前後である。今年は我が家の3本に加え、隣の茶畑のおじさんが門脇の茶畑に植えてくれた梅が祝ってくれている。”この1年”と、元旦の思いの焼き直しだが願わずにはおられない。今日3月1日、朝日新聞朝刊鷲田清一氏”折々のことば”に現代俳句人坪内稔典氏の句が紹介されていた。”三月の甘納豆のうふふふふ”ーーー良い1年になりそうだ。

   

玄関先の白梅 引っ越した際に近所から頂いた。                  プラムの木の横に植えている南高梅、まだ数個しか収穫したことがない。

   

枝垂れ梅 咲くには咲くがまだ花数が少ない。                    門脇の茶畑に植えられた紅梅。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

賭け事に勝つ方法はあるのか? 今年こそはの株・為替(FX)そして競馬・麻雀

2016年02月28日 | 日記

”競馬・競輪・オイチョカブにコイコイ、人生は賭けだと思っている。今まででも進学校・会社の選択、小さくは外食でどの店に入るか、全て賭けである。十分、検討はするが最後は感で選ぶ”。会社に入った後の最初の朝礼当番の時に話した内容である。偉そうなことを言ったものだと恥じ入る。

バクチではないが株式投資は45年になる。それに比べ為替は3年と短く、競馬は15年ぐらいである。競馬の必勝法はあるかわからないが、あくまでも”遊び”の領域で1月単位勝負で1年で3ヶ月、25%勝てればと思って楽しんでいる。が、今年は1月、2月とも大きく負けている。株式投資は先日も記したので省略する。為替(FX)は負け続けて4年目に入った。ここに至り、FXは無理かなの気弱になっている。性格上、止めれないで昨年半ばから勝負額を少なくし、また長期投資に切り替えている。

株・為替は賭け事の範疇ではない。が、純粋な会社・国の好不況だけでは動かない。まあ、多少の勉強と感で買い、”気長に”と思っている。もう一つ長く続いている賭け事が麻雀である。これが一番長く50年近くになる。麻雀は面白く楽しくやって来た。最初、初心者ばかりで始めたこともあり、あまり大きく敗けた記憶がない。”麻雀は性格が出る”と言う。”上手”、と言うより”強い”と言う人の打ち方を見ていると共通して言えるのは”ツキを掴む”そしてこの”ツキに乗る”と言うのが上手い。必勝法があるとすればこれだろうか。つかない時はひたすら耐え、”ツキ”が来るのを待ち、一気呵成に攻勢を強めることだろうか。仲間に強いのが約2名いる。確かに攻める時の勢いはすごい、悪魔のようだ。株・為替そして競馬、今年も何とか1勝はしたいものだ。が、出足が悪い。こういう時は”困った時の神頼み”か、訪れる鳥にも願掛けよう。

写真上段左はヒヨドリである。鳴き声はピーピーと甲高い声で鳴くがトボけた顔をしている。右側はツグミである。どちらもスズメに比べると一回り大きい。下段左側は百舌(モズ)である。止まっている時に尻尾を上下させるので遠くからでもモズとわかる。モズの奇怪な行動に”モズの早贄(ハヤニエ)”と言うのがある。最後の写真は虫を木の枝に刺したそれである。このような虫類の他、カエルなども見ることがある。これに願掛けるのはちょっと・・・。

        

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

健康食品 サプリメント 体に良い運動・習慣

2016年02月24日 | 日記

健康食品・サプリメント、本当に効果はあるの?と思いながら凝り始めてもう10年以上になる。きっかけは風邪をひいて、治った後に微熱・軽い頭痛が毎回続き悩まされていたのがあるがサプリメントで起こらなくなったことである。万田酵素だった。風邪はひくが微熱・頭痛は長引かなくなり。10年以上の問題解消、喜びは大きかった。が、以降7~8年は起こらなかったがここ1~2年、また起こり始めた。

サプリメントも本当に種類が多い。コンドロイチンは多くの会社が宣伝している。その他にも元気になると言う酵素・セサミン・マカ・オルニチン・アミノ酸、更には深い眠りを助けると言うグリナなどなど・・・。サプリメントで困るのは効いているかどうかがわからないことが多いことだ。それでも風邪の後に効いた酵素、眠る前のオルニチン、深い眠りを誘い深く眠れると言うグリナなどは一時的でも効果が感じられた気がする。

近年の病気・健康に関するテレビ番組の多さには驚かされる。テレビ番組を見る度、食べるもの・運動の種類が増える。ここらでまとめなければ、と思い切る。運動はウォーキングとふくらはぎマッサージ、サプリメントはセサミンとオルニチン。また変わるだろうが今のところ、これである。

運動はやらないよりやる方が適度であることの条件は付くが間違いなく良いと言える。サプリメントは飲まないより飲む方が、で増やすと身体も心もそして懐も休まらない。自分に合うものを探し絞り込むことで上手く付き合えるのではないかと思っている。色々と試し、悩んだ末の結論である。

我町も”梅の里”になりつつある。桜が咲けば仰ぎ見て、新茶の頃には新緑を楽しむ。そして夏には川のせせらぎ、秋の紅葉と続く。が、今年は深い雪の覆われることがないまま春へひた走る。健康で春を迎えたいものだ。

   

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする