3月初めが誕生日だった。こんなに暖かい誕生日は記憶にない。3月に入っても暖かさは続いている。朝夕は多少、風に冷たさを覚えるが日中は春爛漫の気候に近い。梅が5分咲きぐらいになったろうか。左は玄関先の鑑賞用の梅である。引っ越し時に頂いたものである。右は枝垂れ梅が青空に生える。
我が家の椿通り、8割ぐらいの木が開花した。最も美しい時期かも知れない。
クリスマスローズも全盛を迎えた。クリスマスローズ、美しい花なのだが残念なことに多くの花が下向きに咲く。
庭に黙々と広がるフキノトウ園が出来ている。初めて見る景色である。山中に見る風景のようで嬉しい。もう一つ、嬉しい花が咲いた。雪割草である。こちらも今年は花数が多い。紫色の小さな花が春を呼ぶ。
前記のフキノトウ近くに我が家のごみ処理場を建設(?)した。正確には生ごみ処理箱である。7,8年前に2箱作ったのだが経年変化で囲う板が弱りイタチが木をかじって破って中に入るようになった。修繕を繰り返し使用していたが作り直した。
イタチは可愛い顔をしているのだが一言で言うと執念深い。それだけ生きることに真摯に取り組んでいると言えなくもない。が、しかしである。先日、朝日新聞、天声人語にこんな言葉が載っていた。
”無視する”と言う言葉には類語が多い。”耳を貸さない”、”受け流す”、”聞き流す”、”知らん顔する”、”どこ吹く風”など人を無視することのひどさをごまかすため、色んな言葉が編み出されてきたか。最近では”スルーする”との言い方もある。もしかしたら、こちらもいずれ類語に仲間入りするかもしれない。”真摯に受け止める”。---沖縄の県民投票の結果を受けて、安倍首相や閣僚らが言った言葉を皮肉った文章である。政治家の答弁では他にも”記憶にない”、”刑事訴追の恐れがあるから答弁を控える”、あんなに同じことを繰り返し言えるものだと呆れる。”真摯に受け止める”、ホントに真摯に受け止めてほしい。真摯に生きるイタチも怒るかも。