寒の戻りが終わり、本格的な春の到来である。皮肉にも暖かい春は桜の終わりごろに来るように思う。大津谷のソメイヨシノも終わりを迎え、八重桜のみになった。雨風に気を取られていたら、我が家に一本だけある八重桜も開花していた。
雨上がりの今朝、風のない朝凪の間にと、庭を回ると白雪層が咲いていた。長い茎がわずかな風にも動き、花がゆらりゆらりと揺れ動くさまは心安らぐ。
食べ損ねた大根が白い花を咲かせる。その向こうの花は紫大根花である。こちらもいつの間にかの思いだが白色のヤマブキも咲き始めていた。
春を代表するスミレの花もあちこちで咲いている。
イカリソウが玄関先で2色の花を付けている。毎年、宇宙船に似ていると思う。いつも白い花が先に咲く。春休みに来ていた孫のヒロ君に”宇宙船に似ているやろ”と言ったらしらっとした眼で見られた。
その孫と何度か一緒に風呂に入った。男なのだがリンスした後の髪のツルツル感が好きみたいでシャンプーした後にリンスすることをせがむ。では、とリンスをしながら容器を渡すと”これ、一つしかなかったの?”の問いが。???と思いながらよく見るとリンスの容器に値下げの紙が貼ってあった。