花・昆虫との田舎暮らし暦

田舎暮らしも13年目、木々・草花・鳥・昆虫等々、自然は初めて知ることが多く楽しい。色々な経験を紹介していきたい

ヒメウツギ 花ザクロとザクロ テイカカズラ スイカズラ(忍冬)大山れんげ ヒヨドリの雛

2020年06月06日 | 果実・花

 花の名前で姫が付くものは多い。ヒメヒオウギ・ヒメジョオンそして実でもヒメリンゴ等々。名は姫のように美しい、あるいは似た花があり、それに比べて花が小さいなどの意味から付けられたのだろう。これはどちらだろうか、ヒメウツギだ。美しい・・・だろうな。

  

畑の北と南で同じ名前の花が咲いた。と言っても一つは花だけで実の生らない八重の花ザクロ。そしてもう一方は実の生るザクロの花だ。子供の頃にザクロのある庭が羨ましく植えたのだが・・・。この歳になると酸っぱくて食べられない。そう言えば子供の頃は未だ木に生っている夏みかん、更には梅の実も食べれたのだが・・・。

  

 フェンス一杯に広がったテイカカズラが白い風車のような花を付けた。一つ一つの花自体はそう長く咲くものでもないが次々に咲き、長く楽しませてくれる。困るのは花が終わると多くの蔓を伸ばす。後ろは茶畑、迷惑をかけないようにせっせと刈り込みが要求される。

  

 以前に伸びて枯れていた蔓を取り除いたスイカズラ(忍冬)、今年は新しい蔓に多くの花が付いてくれた。何とも不思議な形の花、匂いも良いらしいが鼻が効かず残念だ。このスイカズラの向こうに紫色の花が見える。5月の初めに紹介したダルマフジだ。不思議なフジで花が終わって種になる前に摘まむとまたそれなりの数の花が咲く。草花ではよくある現象らしいがフジは珍しいのではないかと思う。

  

 オオヤマレンゲの花が咲いた。”大山蓮華”、こんな漢字である。真っ白、と言ってよい純白の花だ。モクレン科モクレン属の花だ。

  

 ここ数年なかったのだが今年、久方ぶりに鳥の巣を発見した。覗き込むと数羽、大きな口を開けたひな鳥が見える。

  

巣を離れると餌を持ったヒヨドリが表れて巣に入っていった。最初の餌は木の実のようで2つ目はイモムシの類だろうか。2羽の親がせっせせっせと餌を運んでいる。

  

 鳥が巣を作ってくれるのは嬉しいのだが無事に巣立ってくれるまで心配事が増える。ひな鳥はカラス・イタチそして蛇、更にはイタチも狙う。見つからず・襲われずで無事に育つことを願っている。ところでヒヨドリで困ったことが起きた。口に銜えてきている木の実、どうもジュンベリーそしてブルーベリーが狙われている。実の軸を上手に加えて運んで来る。ジュンベリーはほぼ全滅。”これはいかん”と早速、防鳥網と言うネットを買って来てブルーベリーに掛けた。雛は育って欲しいがブルーベリーも食べたい。”しょうがない1本だけ残しておいたからね”。でも、それは一番実の小さい木。ケチからではない、小さい方が雛は食べやすいだろうと親心だ。”わかるかなー、わかんねえだろなー”

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月見草の夜と朝 夏ロウバイ ヤマボウシ2色 テッセン アヤメ テントウムシ キジ

2020年06月02日 | 果実・花

 今年は庭先でたくさんの花が付く月見草だ。例年は駐車場の西側で多く咲くが今年は東側だ。また例年は多い時で20個ぐらいの花数だったと思うが、今年は多い時は40個を超える。毎夜のように”今日は何個?”と見に行っている。月見草は一夜花、朝にはもうピンク色になり閉じている。長く咲き続けて欲しいものだ。

  

 晴天が続き気温が上がってきたこの頃、山茱萸(サンシュユ)の木に隠れるように夏ロウバイが咲いた。白い綺麗な花だが傷みが早い。

  

 舞うような花、ヤマボウシだ。青い花弁がだんだん色が変わり1本は白色に、もう1本は薄いピンク色になった。ヤマボウシの花は長く咲き続ける。そして真ん中の種子が熟れてきて赤色から黒ずんでくると食べごろだ。

  

 テッセンが2年ぶりに咲いた。去年は蔓は伸びたものの花は付かなかった。テッセンのとがった蕾も楽しいものだ。

  

 月見草と並び、今年増えた花にこの色のアヤメがある。いつの間にかこんな光景になった。アヤメはやっぱり紫色だ、と思わないでもないがこれはこれで良いものだ。

  

 先日、ふと利休梅を見上げるとアブラムシが気持ち悪いぐらいついていた。”直ぐ、消毒”と思ったのだがこれに対抗するようにテントウムシも集まってきている。害虫を退治するテントウムシ、初めて見る光景だった。またまたキジが。今年は本当によく見かける。

  

 大きい鳥が鳴く時は体力を使うようでカラスでも身体を大きく動かしながら鳴く。雉が鳴くときはもっと大きな動きで羽をバタつかせながらである。ところで”雉も鳴かずば撃たれまい”と言うことわざがある。無用なことを言ったばっかりに災難を被ると言う意味合いだが身体も使って鳴いたのに、と同情してしまう。もう一つ”頭隠して尻隠さず”もキジから出た諺らしい。これだけ尾っぽが長いとそう言うことになるな、ぐらいに思った。が、諺の内容は悪事や欠点の一部を隠し全体を隠しているつもりをあざけって言うことらしい。どちらも良い諺ではない。こんなきれいな鳥なのに・国鳥なのに、こんな諺に使われて・・・・、とまた同情。

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