花・昆虫との田舎暮らし暦

田舎暮らしも13年目、木々・草花・鳥・昆虫等々、自然は初めて知ることが多く楽しい。色々な経験を紹介していきたい

カモミール ナルコユリ スパニッシュブルーベル(ピンク)ミヤコワスレとワスレナグサ ジュウニヒトエ タツナミソウ2色 カキドオシ 

2023年05月08日 | 果実・花

 種を撒いているわけではないが毎年、生える草花がある。困るのは生える場所が同じではないことだ。まあ、その近辺と言うことではあるが。カモミールだ。毎年、花を乾燥させて煎じたものを他の薬草とともに飲んでいる。消炎や発汗の民間薬として利用したり睡眠にも効果があるとされている。朱い花はポピーだ。

  

 玄関先、笹の葉に似た草花が出ている。よく見ると実が2つづつ並んでぶら下がっている、ナルコユリだ。これに似た花にホウチャクソウ・アマドコロがあるが繁殖力が強いため、退治したようだ。それでもまだ所々に残っている。

  

 これも強い草花のようで大きな欅の木の周りに広がっている。スパニッシュブルーベル(和名:釣鐘水仙)のピンク色の花だ。元々はブルーの花だったようだが白・ピンク色の花が出来たと言うことだろう。白い花のシラン(紫蘭)、小判の色を表す山吹にも白い花があるようなものか。ふと見るとここにもジャコウアゲハがいた。雌蝶のようだがまだ羽化してから時間が経ってなく今、羽を乾かしているように見える。

  

 これも強い草花で、あちこちで生えている、ミヤコワスレ(都忘れ)だ。淡い紫がかった色と濃い紫の2色が咲いている。その横にもう少し小さい花、ワスレナグサ(勿忘草)も2色だ。

  

 門入り口の扉に古タイヤを取り付けている。車で通るとき門の幅が狭いため、”ぶつけてもタイヤ”と言うことで付けた。そのタイヤの中に花を増えたようで紫色の花が咲いた。ジュウニヒトエ(十二単)の名のようだ。宮殿のように見えるタイヤの中に十二単の花、よく出来た話と一人、悦にいっている。

  

 我が家で今、一番多く咲いている花と言えばこれかも知れない、タツナミソウだ。花の形が波に似ていることからの名のようだ。強い花で通路脇に連なっている他、あちこちで咲いている。

  

 もう1種、増えすぎて困っている草花がある。カキドオシ(垣通)だ。蔓で増える草花なのだが、どこを見ても生えているような気がする。垣根を飛び越して増えることからの名のようだが、ホントに蔓がよく伸びているのを見る。この後、紫色のスミレに似た小さい花を付ける。

  

 カキドオシは幼児の癇に効く薬草であることからカントリソウ(癇取り草)の別称がある。また、茎や葉を乾燥させたものをお茶代わりに飲めば健康維持に、またダイエットにも良いとされている。更に花が咲くころは天ぷらにしても美味しいと書かれていたのでちょっと早いが試してみた。他の材料も、と思い見て回る。先ず、育てているウド。かなり大きくなっていたが新芽のところだけ折る。そして旬のお茶の新芽。以前にも食べたことのあるユキノシタ更には頂いたタケノコ、最後にたくさん実り始めたエンドウ。味わおうと1種づつ、しかも少しづつ食べてみた。が、お茶の新芽そしてこのカキドオシは殆ど、味がわからなかった。食べ過ぎた気がして心配したが・・・何かに薬効があったか膨満感だけが残った。

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花・蕾の比較 ナニワイバラ 箱根バラ 老爺柿の雄花と雌花 ヤマボウシの白とピンク色 月見草 イブキジャコウソウ

2023年05月04日 | 景色

 昨年、大きな幹が枯れ心配したナニワイバラ(難波茨)、新たに伸びた枝に多くの花を付けてくれた。ナニワイバラ、純白の白い花も一級品だが棘の大きさ・鋭さも一級品で伸びた棘の剪定は手が傷だらけになる。

  

 もう1種、鋭い棘のバラがある。箱根バラだ。山椒バラの1種だと思うが箱根の知り合いから頂いてきたものだ。色合いが美しい花だ。

  

 柿の花は地味なものだが老爺柿も同じだ。が、普通の柿と違い雄木と雌木があり花も少しだが違う。先の写真が雌木の花だ。そして、次が雄木の花、比べて見ると花顎が雌木の花が長い。花数は雄木が圧倒的に多く見える。老爺柿の実は違う形だが雌木だけでなく雄木にもなる。

  

 ヤマボウシ(山法師)の花2種だ。これと似た花でハナミズキがある。花の開花はハナミズキが早い。ハナミズキは早く花弁が散るがヤマボウシは散るものと実が熟すまで残るものとあるようだ。真ん中に見える部分が実だが熟すと食べられる。ほのかな甘みがある。

  

 月見草が4月終わりから咲き始めた。薪にする木を置くような硬い土でも育っている。見かけよりは強い花なのかも知れない。一夜花で朝陽が上がる頃にはピンク色に変わり昼頃には萎んでしまう。花の下に2,3日前に咲いた花が見える。

  

 我が郷から西の方角で5kmぐらいのところに高さ1377mの伊吹山がある。草花の種類そして薬草が多い山として有名だ。スキー場があり、頂上まで上がれるドライブウエイも備わっている。姉川が伊吹山に沿うように流れ出している。浅井・朝倉群と織田・徳川連合が戦った姉川の戦いの場所としても知られている。伊吹山の草花の種類は1300種あるようだが驚くのは薬草が2割強の280種を占めていることだ。固有種も多いようだ。写真はその一つ、イブキジャコウソウ(伊吹麝香草)だ。

  

 イブキジャコウソウは茎が短く、地表を這うように広がる。我が家ではカタクリ草も同じ土手に広がりを見せており、カタクリの芽生え時は這ったイブキジャコウソウに阻まれ、芽が出にくそうにしているのもあるため、芽吹き時には見回って手助けをすることもある。イブキジャコウソウの効能としては発汗,強壮,利尿作用などがあり,カゼや熱時に熱湯を注いで用いる。また,麝香が示す通り良い香りを持つことから浴剤に配合されることもあるようだ。小さい花が這うように咲く光景は美しいものだ。

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面白い木の花・草花 一人静と二人静の芽吹き ハナイカダ ナンジャモンジャ 木瓜の実と椿の不思議な実 ヒゴスミレ

2023年05月02日 | 果実・花

 花の名前は何を見て付けるか、はその草花の特徴的なことを見てが多いのだろうか。前回紹介したナツメは”芽吹きが遅く夏”だから。そしてヒョウタンボクは種子が瓢箪のように丸い実が2つ並ぶから。そして、この2つの花は花が咲いたときの状態から名付けられている。花茎が一つが一人静で2茎咲くのが二人静だ。が、芽吹き時はこんなに違う。先が一人静で後の写真が二人静だ。全く違う種類の草花の様相だ。面白い。

  

 これも何とも面白い花だ。ハナイカダ(花筏)の名だ。一つの葉の上に一つの花がポツンと載っている。

  

 この花を見ると若くして亡くなった松田優作のGパン刑事での殉職シーンの名セリフ”なんじゃこりゃ”を思い出す。この花を見た人の多くの人もそう思うのではないだろうか。ナンジャモンジャノキだ。ナンジャモンジャの樹種は何種類かあるようだが今ではこのヒトツバタゴの通称に近い。花も不思議な形をしている。

  

 昨年は大きな実1つだったボケの実、今年は沢山の実が付いている。どこまで大きくなるのだろうか、楽しみにしている。そして2つ目の写真だ。先日、ツバキの花後剪定をやっていて見つけた。大きな実が生っている!椿の木で大きな実が生っているのを見つけたのは10年余りで2度目だ。数年前に別の木で見つけたがここまで大きくはなかった。単に椿の実が大きくなっただけの気もするが・・・不思議・不思議だ、そして驚きだ。

  

 NHKの朝ドラでは毎回、放送の最後で色々な草花が紹介されていて楽しみにしている。4月27日月曜日に白いスミレ、ヒゴスミレが紹介されていた。これ、見たことある!と興奮しながら思い出した。1月近く前の写真だが山茱萸(サンシュユ)の木の下で咲いていたヒゴスミレだ。紫色の野スミレに比べて花は少し大きい。葉は少し細長い感じで花は純白に近い。

  

 もう一つ、朝ドラ”らんまん”の話だ。早々に姿を消した母が好きな花と言っていたオウレンは日本特有の生薬のようで古くから消炎、止血、などの薬として汎用されてきたようだ。写真の花はオウレンの1種セリバオウレンで花は3月中旬ごろに咲いていたものだ。2枚目は現在の姿だ。種子だろうか、こんな形を見せている。夕方に映したものだが偶然、ジャコウアゲハが止まっているのが写り込んだ。今夜はここで眠るようだ。

  

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