11月29日の報道で、6000-5000年前の地層から世界最古の茶畑とみられる遺構が見つかった中国浙江省の初期稲作集落跡・田螺山(でんらさん)遺跡で、約6800年前(新石器時代)の地層から、楽器とみられるイチョウの木器が見つかったことが10日分かった。
調査した金沢大の中村慎一教授(考古学)らの日中共同研究グループによると、当時の農具や船の櫂、弓といった木器の材料はクワ類などが多く、イチョウで作った木器としては世界最古という。
中村教授によると、発見されたのは円筒形の木器の一部で、長さ21・9cm。内側に環状の突起があった。叩いて音を出した楽器とみられ、木製打楽器としても最古級という。高床式建物のそばの水辺から、ほかの木器と一緒に出土した。
イチョウ類は数億年前に世界各地で繁殖したが、中国南方の限られた地域に一種だけが生き残って現生種になっており、「生きた化石」と言われる。人間がどう利用してきたかは、原産地の中国でも不明の部分が多かった。
[参考:共同通信、産経新聞、前出]
世界最古のイチョウの木器 楽器か、中国・田螺山遺跡(共同通信) - goo ニュース
調査した金沢大の中村慎一教授(考古学)らの日中共同研究グループによると、当時の農具や船の櫂、弓といった木器の材料はクワ類などが多く、イチョウで作った木器としては世界最古という。
中村教授によると、発見されたのは円筒形の木器の一部で、長さ21・9cm。内側に環状の突起があった。叩いて音を出した楽器とみられ、木製打楽器としても最古級という。高床式建物のそばの水辺から、ほかの木器と一緒に出土した。
イチョウ類は数億年前に世界各地で繁殖したが、中国南方の限られた地域に一種だけが生き残って現生種になっており、「生きた化石」と言われる。人間がどう利用してきたかは、原産地の中国でも不明の部分が多かった。
[参考:共同通信、産経新聞、前出]
世界最古のイチョウの木器 楽器か、中国・田螺山遺跡(共同通信) - goo ニュース