平等院(宇治市)の宝物館「鳳翔館」で27日、新春展「影向の美」が始まり、塔頭(たっちゅう)の浄土院本堂に収蔵されている「地蔵菩薩半跏(はんか)像」が初公開された。
ハスの上に着座し左手に宝珠を持った姿のヒノキの木像で高さ30.5cm、幅15cm。修繕のため寄せ木造りの像を解体すると、彩色が二重に施されていた。江戸時代に塗られた表面の胡粉(ごふん)彩色をすべて取り除くと、造像当初の金箔や朱色などの彩色が見つかった。江戸期の柔和な表情の彩色の下から、力強く引き締まった顔立ちが現れた。像の表情や彫り方などの特徴から14世紀の南北朝時代の様式と確認された。
期間は来年4月24日までで、開館は午前9時から午後5時。要入館料。
[参考:共同通信、京都新聞]
ハスの上に着座し左手に宝珠を持った姿のヒノキの木像で高さ30.5cm、幅15cm。修繕のため寄せ木造りの像を解体すると、彩色が二重に施されていた。江戸時代に塗られた表面の胡粉(ごふん)彩色をすべて取り除くと、造像当初の金箔や朱色などの彩色が見つかった。江戸期の柔和な表情の彩色の下から、力強く引き締まった顔立ちが現れた。像の表情や彫り方などの特徴から14世紀の南北朝時代の様式と確認された。
期間は来年4月24日までで、開館は午前9時から午後5時。要入館料。
[参考:共同通信、京都新聞]