歴歩

歴歩 歴史は歩く。ゆっくりと歩く。それを追いかける。

富山市・小竹貝塚 縄文前期の埋葬人骨 合計約60体に

2010年09月01日 | Weblog
 小竹貝塚(同市呉羽町北)で、縄文時代前期(約6000~5500年前)に埋葬された人骨があらたにみつかり、合計約60体になったことが31日までの発掘調査でわかった。調査を9月半ばまで延長する。
 人骨は、ほとんどが屈葬だが、伸展葬や、石を抱えた抱石葬もあった。
 石斧や石皿、ペットの犬の骨などの出土品も見つけた。
 出土した人骨の分析は発掘作業終了後、国立科学博物館(東京)が行う。結論が出るのは早くて3年後になるという。
[参考:読売新聞]

過去の関連ニュース・情報
 2010.8.6 小竹貝塚 縄文前期の埋葬人骨28体が新たに出土し、合計41体に
 2010.6.7 小竹貝塚 縄文前期の埋葬人骨13体が出土
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城陽市・冑山遺跡 45年前に見つかった石が勾玉作りの砥石だった?

2010年09月01日 | Weblog
 城陽市観音堂の冑山(かぶとやま)遺跡で45年前に見つかったひょっとこ面のような形の石が、弥生時代後期の勾玉作りの道具であった可能性があると31日わかった。長らく自然石と思われていたが、市教委の調査で人工的に加工されたと判明した。
 石は、長さ15cm、幅7cm、厚さ4cmの砂岩系で、同市寺田の郷土史家柏井光彦さん(87)が、1965年5月旦椋(あさくら)神社の北東の山砂利採取現場で多数の石器や埴輪の破片とともに発見した。 これがきっかけで、冑山遺跡と冑山古墳群が発掘された。
 今夏、人工的に加工されたのではと気づき、市教委に持ち込むと、石の中央近くにある小さな穴2個(直径5~10mm、深さ7~10mm)が自然にはできず、きりのような物で人工的に開けられ、側面が滑らかに研がれていると分かった。二つの穴の周囲がくぼんでおり、石は勾玉に穴を開ける台に使ったと考えられるとしている。
 弥生時代後期の集落跡である冑山遺跡からは石器や石斧6点が見つかっており、弥生時代の遺物でもおかしくないとする。
[参考:読売新聞、京都新聞]


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