今朝の読売新聞で『円仁の石板』について、「寺でごみ扱い」の表題で報じられていた。8月27日に続いて、偽疑惑第2報。
先月31日に国学院大栃木短大酒寄雅志教授が中国・法門寺を訪れた際、拓本と同じ石板がゴミの中にあったことが分かったとしている。
石板の外枠の文様がちょうど1cm間隔で描かれており、メートル法を基準にしていることにも疑問点が上がっている。
また、石板はいずれも円仁の時代のものではないが、現代のものでもないとして、捏造とは言い切れないともしているが、円仁の字ではない可能性がさらに高くなったということか。
そういえば、当初石板を製作したとされる大唐會昌五年(845)に地宮を封閉したと思いきや、地宮の中から出土した開元通宝の形式が晩唐(9世紀半ば~10世紀初頭)であるという。
[参考:読売新聞]
過去の関連ユース・情報
2010.8.27 法王寺 釈迦舎利蔵誌「円仁の石板」は偽物か?
2010.7.16法王寺/釈迦舎利蔵誌と円仁、迦陵頻伽盒
先月31日に国学院大栃木短大酒寄雅志教授が中国・法門寺を訪れた際、拓本と同じ石板がゴミの中にあったことが分かったとしている。
石板の外枠の文様がちょうど1cm間隔で描かれており、メートル法を基準にしていることにも疑問点が上がっている。
また、石板はいずれも円仁の時代のものではないが、現代のものでもないとして、捏造とは言い切れないともしているが、円仁の字ではない可能性がさらに高くなったということか。
そういえば、当初石板を製作したとされる大唐會昌五年(845)に地宮を封閉したと思いきや、地宮の中から出土した開元通宝の形式が晩唐(9世紀半ば~10世紀初頭)であるという。
[参考:読売新聞]
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