C.E.75、戦いはまだ続いていた。
独立運動、ブルーコスモスによる侵攻......
事態を沈静化するべく、ラクスを初代総裁とする世界平和監視機構・コンパスが創設され、キラたちはその一員として各地の戦闘に介入する。そんな折、新興国ファウンデーションから、ブルーコスモス本拠地への合同作戦を提案される。
+++++ +++++
「これでナチュラルとコーディネーターの争いは終わるのか?
終映後、強く感じた。
Taglineにもあるように、地球圏・宇宙圏、ナチュラルとコーディネーター、大国と小国、争いの種はつきることはない。
キラ・ヤマトは准将としてコンパスに参加。平和を求めつつも各地の戦闘に参加している。彼は自己矛盾にさいなまれる。真っ直ぐな平和への思い。避けられない戦争。人の死。彼の精神は崩壊しかけている。
+++++ +++++
以下一部ネタバレ
〔戦術)核兵器が使われる。きわめてあっさりと。月面基地の長距離ビーム兵器も稼働しています。
これだけはダメだ。使わないで... そんな発想の通用しない世界。「力(だけ)が正義」のCOSMIC ERA。かなり絶望的な状況だろう。
そんな中で巻き込まれたコンパスの面々は、たたかい続ける。
+++++ +++++
MS vs. MS
やっぱり21世紀のガンダム作品。動き描写、色のキレイさはいい。
「初代ガンダム」、「Ζ」をリアルタイムで見た者には、ギャンシュトローム(ギャン)、ゲルググメナース(ゲルググ)、ズゴック、アカツキ(百式)がスクリーンに出てきた。感動ものだ。
それから、U.C.は森口博子さん、C.E.は西川貴教さんだと感じた。
+++++ +++++
コンパス側がひとまずの勝利を得る。でも、争いは終わるのか。残念だが、それはないだろう。その平和は一時的なものということを予感させる。そんな終わり方だ。