妻・町子 を失った父・悟は、年齢を重ねるとともに認知症を患っていた。 娘の美花は、母が亡くなる間際に助けを求めてかけた電話を取らなかった父親を許せずにいる。そんな父・ 悟の命が危ないと知らせを受け、苦渋のなか故郷・沖縄県伊江島へ帰ることに。
父との関係を一向に修復しようとしない美花だが、島の自然に囲まれ両親と過ごしたかけがえのない時間を思い返すなか、生前に母が記していた大切な日記を見つける。 そこで知ったのは母の真の想い、そして父と母だけが知る愛おしい秘密...。
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見たいなと感じたのは数日前。2月24日イオンシネマ川口にでかけて鑑賞した。
魂を揺さぶられたとか、涙が止まらない...とは、少し違う。そうではない。でも、ああこんな家族もあるだろう。こんな夫婦もいるかもしれない。そう感じた。親子でも理解し出来ず、許せないことはある。それでも家族が再生、再出発しようともがく様子を描いた作品だと思う。
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メインキャスト
美花(松田るか)
母が亡くなった時の父の振るまいがどうしても受け入れられない。
名前は知っているが、初めてスクリーンで見た女優さんです。
悟(浅野忠信)
町子とともに小さな土木会社を経営。人づきあいがよすぎて、お酒が大好き。
町子が亡くなったあと、従業員の雇用を維持する条件で、自分の会社を同業他社に引き受けてもらった。
若年性認知症と末期ガン(?)、浅野さんが少し若すぎるかな。
町子(堀内敬子)
悟と共に会社を経営していたが、心臓病で仕事を辞めた。専業主婦。
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娘は父が余命幾ばくもない状態になり、(若年性)の認知症を発症している姿を見ても、どうしても許せない。そんな自分も苦しい。そんな苦しみの中、会社の元従業員との対話から、両親のことを少しずつ理解しはじめる。
3人家族、わかり合えたときには母は既に亡く、父も先がない。美花は現世ではひとりである。家族は再生できたのか。そんな事を考えた。
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伊江島キレイでした。
伊江島城山(たっちゅう)、美ら海水族館からの景色と違い、大きく見えました。
照屋年之監督...ガレッジセールのゴリさんです。
ここまでいい作品を撮る人だとは。