国立新美術館 東京六本木
文化庁のメディア芸術祭に行ってきました。
2月15日まで、六本木の国立新美術館を中心に、シネマート六本木、スーパーデラックスなどでもクールジャパンの芸術祭が開催されます。
お上の主催ですが、展示作品は、かなりアグレッシィブ。
通常、美術館内は撮影禁止なのですが、「動画でなければOKです」というスタッフの方のお話。
これもなかなか飛んでいます。
しかも、入場は無料。
メディア芸術祭は、まさに日本の持つテクノロジー、ICT技術、アニメーション開発力の粋を集めたアートフェスティバル。
入口を入ると、いきなり坂本龍一さんと真鍋大度さんの超大作。
「センシング・ストリームズ 不可視、不可聴」
アンテナ、センシング技術などを使って、六本木ヒルズ、ミッドタウンなどの電磁波をキャッチし、それを巨大スクリーンに映し出そうという作品。
優秀賞を受賞されています。
今度見るときは、ipodに「ライディーン」「テクノポリス」を入れていきたいと思います(古い!)。
コントローラーを動かすと、巨大スクリーンが踊りはじめます。
日経ビジネス誌が「TOKYOの体現者」と評したきゃりーぱみゅぱみゅさんが向こうから歩いてくるような錯覚に陥りました。
ドイツからの作品も・・・。
国立新美術館のロフト風の展示室をうまく使っています。
気に入った作品。ブレードランナー風です。部屋に飾りたい絵画。
私には・・・意味が理解できなかった作品です・・・。
アニメーションやまんがのブースもあり、クレヨンしんちゃん(優秀賞)、たまごラブストーリー(新人賞)からジョバンニの島まで、ニッポンの最新の表現技術を堪能することが出来ます。
そういえば、Artという言葉には、芸術という意味より前は技術、技能という意味があったということを思い出しました。
日本の未来を占うのは、この「ART」だと思います。
なかなか素敵な芸術祭でした。
6月24日からは「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」展が開催されるとのこと。
TOKYO発の情報発信はまだまだ続きます。
アグレッシィブでプログレッシィブなアートに触れた余韻に浸りながら、一杯の美味しい珈琲をいただいて、帰路につきました。
この企画展、来週の日曜日、2月15日までの開催です。