能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

大英博物館展 東京都美術館in上野 世界の歴史は巡る・・・国家覇権は回る・・・

2015年06月27日 | 美術館・アート

今日は、久々の土曜日フリータイムということで、念願の美術館巡りに出発!

東京都美術館の「大英博物館展」は6月28日まで、

国立新美術館の「マグリッド展」は6月29日まで・・・ということで、今日土曜日が最終チャンス。

ということで、山手線一周の小旅行になってしまいました(笑)。

 

まずは、上野公園へ。

100のモノが語る世界の歴史・・・。

東京都美術館で開催されている「大英博物館展」。

明日、最終日です。

18世紀、7つの海を支配した大英帝国の宝物を集めた大英博物館・・・そこから100の美術品を展示し、世界の歴史を語らせようという企画展です。

古代エジプト、ギリシャ・ローマ、アジアなどから集めた美術品、芸術品は、深さ、奥行きともに、なかなかの重厚さを醸し出しています。

でも、よくよく考えると、これらの作品は、グレートブリテンが武力を背景として世界各国から略奪、押収してきたもの・・・世界の歴史、西洋の歴史を改めて振り返ることが出来ました。

 

エジプト、メソポタミアに始まった人間の文明史・・・。

そこから地球上を国家パワー、覇権、勢力、プレゼンスが、動いているのが分かります。

 

エジプト・メソポタミアの時代からギリシャ・ローマの時代へ

ギリシャ・ローマの時代からイスラムの時代へ

イスラムの時代から中国の時代へ

中国の時代からスペイン・ポルトガルの時代へ

スペイン・ポルトガルの時代からオランダの時代へ

オランダの時代から大英帝国の時代へ

大英帝国の時代からアメリカの時代へ

アメリカの時代からソ連・ロシアの時代へ

ソ連・ロシアの時代から日本の時代へ

日本の時代からアジアの時代からへ

アジアの時代から・・・???(イスラムの時代か、アメリカの時代か・・・)

 

これを見ると、

国家パワー、プレゼンスは、地球上を西から東へ動いているように思います。

また、東洋と西洋を交互に移動しているようにも思います。

祇園精舎の鐘の音・・・諸行無常・・・ゆく川の水はたえずして・・・古典のフレーズがアタマをよぎります。

 

世界的な視野、視座をあたえてくれた素敵な企画展でした。

 

さて、次は、地下鉄で六本木に移動。

「マグリッド展」と「ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム展」を見に行きます。

アートの街TOKYO・・・世界的に見ても、なかなかない芸術都市です。

それでは。


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カープ、ドラゴンズを撃破・・・とは言え、押し出しによる勝利

2015年06月27日 | カープ大好き!

ホームのズムスタに帰っての第一戦。

去年のお客さんで、ベイスターズ同様、大きく負け越しているドラゴンズ。

横浜でベイにお返しした流れを受けての、ドラゴンズ戦でしたが・・・。

何と一回裏で、勝負あった・・・です。

そりゃー、いきなり満塁で押し出しのフォアボールを二つもいただければ、カープの勝ちは当たり前・・・。

新井選手もエルドレッド選手も、ムチャ振りをせず、よくボールを見極めました。ハナマルです!

と言いたいところですが、

二回表にはマエケン投手が3ランをあび、

最終回には中崎投手が連続ヒットをあび、

はては押し出しのフォアボール・・・。

結構、危ない試合ではありました。

結局、6-4でカープ勝利・・・薄氷の勝利(苦笑)。

押し出しの数が少ない方が勝った試合でした。

マエケン投手は、これで6勝目・・・本当によかったです。パチパチパチ。

明日は、ジョンソン投手が先発。

ドラゴンズは手ごわい山井投手ですが、流れはカープ。

横浜の時と同じように、借りには利子をつけて、しっかりとお返しさせていただきます!

がんばれ!CARP!!!


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今どきカイゼン100 ニッポンのイノベーションは日々の改善の積み重ねとその突然変異から

2015年06月27日 | マネジメント

日経ビジネス誌2015.6.29号の特集は、「改善」。

イノベーションだ、ビジネスモデルだと喧しい世の中、ニッポン・トラディショナルのKAIZENを取り上げるとは、なかなか素晴らしい切り口です。

最近のイノベーション論は、ほとんどが机上の空論・・・横文字、チャート、美しいスライド・・・怪しいコンサルタントや経営学者が跋扈しています(笑)。

結果論をまとめただけのプアなコンテンツを金科玉条のように崇め、それを後生大事に奉る経営者や社員もいます。

以前あった「改善」と「革新」議論の焼き直しに近い感じです。

つい、

「じゃ、ここで、すぐ、イノベーションとやらを見せてください。」

と質問したくなります。

 

今から約100年前、米国のテーラーやギルブレスが提唱した科学的管理法が日本に輸入されました。

そこから、上野陽一や荒木東一郎といった能率技師・・・今で言う経営コンサルタントが、「能率」コンセプトと具体的方法論を国内に普及させていきました。

工場で始まった能率運動は、やがて、事務の仕事や役所などに拡大していきます。

そこから、日本の「能率」は、ガラパゴスとして独自の発展をしていきます。

そして、トヨタ生産システム、TOYOTAイズム、リーン生産システムへとつながっていくのです。

その真ん中にあるのが、英語にもなっている「KAIZEN」です。

 

今週号の日経ビジネス誌では、手垢がつきつつあるニッポンの改善にスポットライトをあて、身近なカイゼン活動を展開していこうと強調。

何と100もの具体的なカイゼン方法を紹介しています。

カルビー、資生堂、花王、三越伊勢丹などの企業事例も取り上げながら、カラーで図解しています。

特に、面白かったのが、コクヨの事例。

さすがは、オフィスのプロです。

 

社員を行動でパターン分け

改善ボードをオフィス中央へ

通路はあえてゆったり

フリー席からグループ席へ

部長席は固めて配置

部署が一目でわかる目印

午後5時は毎日清掃・・・

 

最後のセッションでは、「今からできる机まわりカイゼン」をとりあげています。

 

よく使うものを上の段の引き出しに

書類は立てて収納

目の高さに時計

ごみはゴミ箱の中のレジ袋に

作業スペースは広くとる

気分を上げるグッズを飾る

デスクトップのアイコンは10個まで・・・

 

ニッポンのイノベーションは、やはり、日々のカイゼンの積み重ねとその突然変異から産まれる、と信じたい土曜日の朝です。


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