東芝の不適切な会計処理・・・本当だとしたらヒドイ話です。
市場、ステークホルダーを完全に馬鹿にしています。
報道によると、営業利益を1000億円水増ししているかもしれないとのこと。
商法違反で、来週には逮捕者が出るかもしれません。
東京地検特捜部の検事さんには、頑張ってほしいものです。
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今週の日経ビジネス誌2015.7.6号の特集は「外弁慶企業 HITACHI 世界から壊す成長の壁」。
とても楽しく読みました。

1910年に創業した、The ジャパニーズカンパニー・・・「日本の会社」というイメージです。
地味で真面目、コツコツ型の勤勉企業・・・昭和の会社。
日本の国内イメージ調査でも「頭でっかちの公家集団」という結果が出ているとのこと。
頭でっかちの公家集団
内向き、上向きの閉鎖的社風
安定感はあるが革新性がない
技術はあるが商売下手
いっぽう、同じHITACHIについて、海外でイメージ調査すると真逆の結果が出たそうです。
開拓魂に富む野武士集団
未来社会に欠かせぬ働きがいのある会社
成長性にあふれエキサイティング
事業展開の仕方が最高にクール
中西会長は、海外での好イメージを国内に逆流させ、「外圧」によりHITACHIを変えると述べています。
売上高10兆円、社員数33万人の日立グループが、今、変わろうとしています。
ライバルは、GEやシーメンス、アルストム・・・。
相手にとって不足なしです。
三菱重工との経営統合話や過度の自前主義からの脱却など、
ニッポン株式会社のキープレイヤーとしてのプレゼンスを高めつつあります。
IoT、新幹線技術、スマートデバイス、ITプラットホーム・・・。
日立の持つテクノロジーが世界で開花する日が近いと思います。
今のうちに、ちょっとだけ株を買っておきますか・・・。