能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

今日7月14日はパリ祭だそうです・・・渋谷・東急Bunkamuraも、おフランスしています!

2015年07月14日 | まち歩き

今日、7月14日は、パリ祭。

漢字では、「巴里祭」です。

1789年の今日、フランスの民衆は圧政に蜂起、バスチーユ監獄を襲撃、ルイ王朝に収監されていた政治犯を解放。

絶対主義王政を打倒し、世界ではじめて「市民」革命を実現しました。

フランス共和国の誕生。

7月14日・・・フランス革命記念日です。

(アメリカ合衆国の独立記念日は、7月4日ですよね)

日本でも、特にアラ60の人たちですが、フランス好きの方々が、巴里祭(パリ祭)というイベントを起ち上げ、シャンソンを歌い、お酒を飲みました。

ちょうど、三角帽をかぶり、銀座のキャバレーでドンチャン騒ぎ、家庭にはケーキをおみやげとして持ち帰るというクレイジーキャッツ時代の「クリスマス」のような一大イベントと似たパリ祭だったようです。

ちょっとインテリ、何気に洋行帰り・・・といった感じでしょうか?

今でも、レジスタンス活動のように、巴里祭を祝う人たちがいるようです。

実に、セレブですねえ(笑)。

今、東京渋谷のBunkamuraでも、「ドゥマゴ・パリ祭」と称し、渋谷の東急百貨店は、「おフランス」しています。

ザ・ミュージアムでは、「エリック・サティとその時代展」開催。

ル・シネマでは、「ヌーヴェルバーグの恋人たち」の上映。

ボックス・ギャラリーでは「ユーモア・ド・パリ」開催。

書店「ナディッフ・モダン」では、フランス関係の書籍の販売。

タダイズムやマン・レイ・・・中原中也の世界が広がります。

英国のユーモア、フランスのエスプリ・・・。

なかなか面白い企画展・・・です。

これが、そごうや西武百貨店なら、「大フランス展」とかのネーミングになるんでしょうか?

何でも「大」をつけて、大英国展、大恐竜展などを開催していましたものね(笑)。

さすがは東急Bunkamura・・・なかなか良いセンスをしています。

 

この「ドゥマゴ」とは、パリ・サンジェルマンにある老舗のカフェ。

タダイストのランボー、画家のピカソ、作家のヘミングウェイが愛したカフェの名前です。

その唯一の業務提携店が、東急Bunkamuraの「ドゥマゴ・パリ」だそうです。

これは、知りませんでした・・・。

 

そういえば、何となくパリの香りに包まれる渋谷です・・・。

 

ボックス・ギャラリー「ユーモア・ド・パリ」のとなりに展示してあった東郷青児のリトグラフ・・・。

16万円のところ、今回に限り10万8000円・・・税込。

思わず買いそうになりました(笑)。

画題が、なかなか洒落ています。

「想い出の城」。

東郷青児も7年間、パリに遊学。

パプロ・ピカソとの交流もあったようです。

 

思い出したのが、大好きな萩原朔太郎の詩・・・「旅上」。

 

ふらんすへ行きたしと思えども

ふらんすはあまりに遠し

せめては新しき背広を着て

きままなる旅にいでてみん。

 

今なら、成田から飛行機に飛び乗って、直行便でパリまで12時間半。

朔太郎の時代は、インド洋、喜望峰を経由した船旅で1か月以上かかったのでしょう。

 

おフランス産の白ワインを一杯ひっかけ、エリック・サティの歴史を学んできました(笑)。

作家ジャン・コクトーや画家アンドレ・ドラン、パブロ・ピカソとお友達だったとは、初めて知りました。

この東急Bunkamuraのイベント・・・7月20日までです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする