能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

星に願いを・・・がんばれ、カープ!

2015年07月06日 | カープ大好き!

明日は、七夕。

正確に言うと、7月7日の未明、オリヒメとヒコボシが出会うのが、七夕だそうです。

7月7日の陽が昇る前が、七夕・・・だそうです。

 

今年の七夕・・・。

星型の短冊に願いを書きました・・・。

「日々の生活に困っている人をサポートする」「東北の復興に貢献する」「大富豪になる」・・・。

いろいろあると思うのですが、書いたのは、カープの優勝・・・笑。

もっとないんですかね~。

 

明日からは、ズムスタでベイスターズ戦!

昨日までのヤクルト戦同様、借りを返す2連戦です。

(明後日は、三次ですが・・・)

小さなお子さんとともに、祈願しました(笑)。

になみに、8月6日のズムスタ・・・。

全員が背番号「86」をつけ、背中には選手名ではなく全て「Hiroshima」、キャップには平和の鳩が描かれるそうです。

セリーグでは初の取組だそうです。

なかなか粋なパフォーマンス。

*

8月6日午前8時15分は、米国軍により原爆投下、無差別殺人が行われた日。

14万人、長崎では7万人の尊い生命が失われました。

その8月6日に、広島のズームズームスタジアム広島で試合が行われます。

 

それでも、平和への明日への祈り・・・続けていかなければなりません。

七夕の女性・・・キラキラで、とても素敵でした。

 

明日から、地元ズムスタでベイスターズ戦。

しっかりと、借りを返していってください。

ガンバレ!CARP!!!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ザ・プラットホーム IT企業はなぜ世界を変えるのか?混沌の今をスッキリさせる一冊です

2015年07月06日 | 本と雑誌

ザ・プラットホーム IT企業はなぜ世界を変えるのか?

尾原和啓著  NHK出版新書  780円+税

著者の尾原さんは、1970年生まれの45歳。

京大院工学研究科を修了され、マッキンゼーを振り出しに、グーグル、楽天、リクルートなど11社を転職。

日本のIT業界のメインストリームを駆け抜けた人物です。

(それにしても11社はスゴいです。2年に一回転職・・・IT業界のスピード感が伝わってきます)

今ではバリ島に住み、ICTを活用して仕事をされているICTのスペシャリストです。

 

いっぽうのワタシ・・・。

グーグルは、なぜあれだけの利益を生み出せるのか?・・・

FBやツィッターのビジネスモデルで、どうやって収益をあげているのか?・・・

何度、説明を聞いても分かりません(笑)。

マネタイズは、ビジネスの最終場面で最も重要な仕組みであり、仕掛け・・・。

著者の尾原さんは、前著「ITビジネスの原理」で、IT企業のビジネスモデルを分かりやすく解説しました。

今回の、このコンパクトな新書版では、さらに分かりやすくなっているように思います。

 

同書は、まず、プラットフォームの存在の意義を丁寧に説明、IT以後の世界ではプラットフォームへの参加のしやすさが圧倒的に高まったこと、そしてプラットフォームが私たちの生活を左右することを指摘しています。

この文脈でいうと、今までの世界最大のプラットフォームは、「国家」ということになります。

さらに、このプラットフォームで最も重要なのが、「共有価値観」Shared・Valueであるとします。

マッキンゼーの7Sモデルのまん中にくる「S」ですよね。

 

グーグル社 マインドフルネス

アップル社 ユア・ヴァース?(あなたの物語は何ですか?)

フェイスブック シン・リレーション・マネジメント

 

グーグル社がストイックな日本の禅(Zen)を志向しているのに対して、アップル社は米国化した禅(他人と違ってもいい。お前は強く生きられるのだ)を目指していると解説しています。

うまいレトリックです。

 

第2章のグーグル社、アップル社、フェイスブック社の解説は、まさに目からウロコ・・・。

尾原さんの説明に、思わず膝を叩きます。

現在、毎日のようにスマホやPCを使われている方には、ぜひとも読んでいただきたい一冊です。

 

◆目次

第1章 プラットフォームとは何か?IT企業、国家、ボランティア活動

第2章 プラットフォームの「共有価値観」 グーグル、アップル、フェイスブックを根本から読み解く

第3章 プラットフォームは世界の何を変えるのか? 3Dプリンタ、教育、シェアリングエコノミー

第4章 プラットフォームは悪なのか?ビジネスモデルの重力、ネットの倫理、現代のリベラルアーツ

第5章 日本型プラットフォームの可能性 リクルート、iモード、楽天

第6章 コミュニケーション消費とは何か?ミクシィ、アイドル、ニコニコ動画

日本で主流の「コミュニケーション消費」。

日本伝統の日記文学、連歌などから続くハイコンテキスト文化が下支えしていると説明。

ナルホドです。

これが、日本初の世界的なプラットフォームとなる可能性があると著者は指摘します。

第7章 人を幸せにするプラットフォーム

最終章では、リベラルアーツとしてのプラットフォーム、人を説明するプラットフォーム、誰もが起業家になれる、未来に楽観的であること・・・という節を設けて、明日に繋がるプラットフォーム論を展開していきます。

 

今回、なかなか良い本に出会うことが出来ました。

前著「ITビジネスの原理」も、AmazonのKindle部門総合で1位になりました。

今回も、ベストセラーになると思います。

 

悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意志によるものである アラン「幸福論」

 

贈与と交換は多様性を内包する 武邑光裕

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする