ちょっと変わった文庫本。
海図をテーマにした一冊です。
海図 面白くてためになる海の地理本
ロム・インターナショナル編 KAWADE夢文庫 620円+税
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/30/2f2ebf5f5c3ab13b81c3428370d74944.jpg)
こんなタイトルで売れるのかなあ?と思うのですが、立ち読みしてみるとなかなか面白くて、購入。
小型船舶操縦士の免許ホルダーとしては、興味そそる一冊です。
海が好きな人、地理が好きな人にも、お勧めです。
◆目次
序章 なぜ海図には「水深の数字」が散らばるように記されている?
1章 航海に必要な海図用具の三種の神器とは?
2章 日本海が東海に改称される日はくるか?
3章 海水温地図が漁業に革命を起こす
4章 発見された巨大戦艦「武蔵」の引き揚げは実現するか?
5章 海図には載っているが普段は見えない幻の大陸とは?
6章 キャプテン・キッドが残した日本の宝島の地図がある?
ちょっとオタクなトリビア・・・。
たとえば・・・
なぜ船には「丸」がとく名前が多い?
海で見つかった財宝は、いったい誰のもの?
なぜ津軽海峡を中国艦、ロシア艦が通航できるのか?
中国が海図に描く「真珠の首飾り」戦略とは?
深海の水は2000年かけて地球を循環している
黒海、紅海、白海、黄海はなぜ名称に色がついている?
太平洋と大西洋、「太」と「大」の違いの意味?
コロンブスは、なぜ新大陸にその名を刻めなかったのか?
日本の領海にもある「魔の海域」とは?・・・
ちょっとオタクなテイストです(笑)。
先月にあった東京国際プックフェアでも、河出書房新社の本を買ったのですが、そのちょっと変わった切り口は、なかなかのセンスです・・・。
同出版社から出ているKAWADE夢文庫。
その中にも、興味深いタイトルが並んでいます(笑)。
切り口、結構スゴいです。
「埼玉の謎学」・・・一体だれが買うのでしょうか?埼玉の人かな?
「軍用ヘリ 知らなかった驚きの話」・・・軍用ヘリコプター、なかなかニッチ
「銃 その性能と魅力のすべて」
「男子の失言辞典」・・・これは読まなきゃ(笑)
「JR中央線の謎学」・・・テツオ君やテツコさんが読むのでしょうか?それとも中央線で通勤・通学している人が読むのでしょうか?
「かなり聞きづらい疑問を調べてみた件」
真面目で、地味なイメージな河出書房新社・・・。
本の売れない中、チャレンジを続けています。
今後、なかかな期待できるKAWADE夢文庫です。