能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

野球で子育て・・・部屋でゲームよりも、青空の下、みんなで白球を追ってほしいなあ!

2015年08月10日 | スポーツ

ふたりの息子は、小学校の低学年から、ずっと野球。

なぜか二人ともキャッチャー。

(9つもポジションがあるのに、何で地味で、監督・コーチから一番叱られる捕手なんでしょうか?笑)

幼児の頃に、ビニールのグローブとカラーボールを買ってやり、キャッチボールを始めたこと・・・そして、親父がカープ馬鹿ということが遠因のように思います(笑)。

上のチビが、小学校2年生の時、何を思ったか「地元の少年ソフトボールチームに入りたい!」と言いだし、入団。

その後、男子中学に入り主将、高校でも主将・・・甲子園の地方予選、ずっと1回戦負けでしたが・・・笑。

下のチビも同じような道へと進みます。

その間、家庭も大騒ぎ。

土日は、試合や遠征のためのクルマ出し、朝4時や5時に起きて弁当を作って、寝ている下のチビを抱えて出発。現地ではテントを張ったり、監督・コーチへのお茶出し・・・暑い日も寒い日も、とりあえず観戦。かなりの大仕事が続きます。わたしなんぞは、審判員の資格まで取らされました・・・。

これは、男子、女子を問わず、バレーボールやバスケットボールなどでも同じことのようです。

お母さん、お父さんも大変です。

でも、子育てという点で見ると、なかなかのメリットもあります。

1.身体が丈夫になる。

2.悪いことをする時間がない。

3.悪事に走ると出場停止・・・チームの連帯責任、チームスピリットをからだで覚える。

4.理不尽な?指導や叱責に耐える忍耐力がつく(笑)。

監督さんやコーチは言います・・・「気合で打て」「気持ちで負けている」「この打席で何とかしろ」・・・

もっと技術面やコーチングのテクニックはあると思うのですが・・・笑

5.挨拶や先輩、監督への言葉づかいが習得でき、社会の上下関係がわかってくる。

6.全員で力を合わせて試合に勝ちに行くという勝ちへのこだわりが体得できる。

たまに勝った時、チームも父兄も大騒ぎになります(笑)。

7.負けたとしても何かの教訓や学習を得ようとする姿勢が生まれる。

一時期、マネジメントの世界でも、社員には、野球型人材とサッカー型人材がいて、サインで動く野球型よりも、自ら判断して自走するサッカー型の方が優秀で理想的・・・という言質もありました。日本の組織の9割以上がライン組織で動いている以上、サインプレー、チームワークで動く野球型人材は必須。国際競争の中でも、ニッポンの強みが発揮されると思っています。

8.引きこもりのゲーマーより、健康バカ!

9.自分ひとりの無力さと直面し・・・考える・・・そして、素振りをしたり、投球練習したりと努力を始める。

10.世の中、上には上がいることを肌身で知る。

ワールドカップの年にはサッカー部が人気、WBC(ワールドベースボールクラシック)や地元のプロ野球チームが強い時には野球部人気だったように思います。

11.たとえ、ベンチウォーマーであっても共に戦う一員であることを自覚し、自主的に声だしやバット引き、三塁コーチャーなどを進んでやることを、チーム内の空気から掴み取り、実行するようになる。

12.生涯続く飲み友達ができる。

番外 仕事人間のオヤジにとっては、地域デビュー、コミュニティ参加のきっかけになる。

二人の息子。

いつか悪事を働き、人様に迷惑をかけ、菓子折りを持ってゴメンナサイすることを覚悟していました。

が、幸いなことに、野球のおかげで、それはありませんでした。

スポーツとしてのベースボールとは違う側面が、日本の「野球」にはあると思います。

偉そうなことは言えませんが、子育てにスポーツを組み込むことは、絶対アリだと思います。

特に、野球やサッカー、バスケ、バレーといった集団スポーツ、チームスポーツは、子供たちを良い方向に変えていくと思います。

今、甲子園では、夏の大会が開催されています。

彼ら・・・本当に、いい顔をしています。

地方予選を勝ち抜いたスポーツエリート達です。

でも、その陰に、炎天下のもと、チームを支えるベンチスタッフ、女子マネージャー、父兄、スタンド応援席、監督コーチ、審判員の人たち、グラウンドキーパーなどなど、高校野球という「教育」の場をバックアップする人たちがいます。

テレビを通してではありますが、そういった裏方さんのご苦労や喜怒哀楽も思い描きながら、夏の高校野球を楽しみたいと思います。

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする