松田敏子フラワーデザイン・徒然ローズガーデン

予定より長生きしている今を憂いながら、怒りながら、笑いながら楽しむ。

マザーテレサ

2008-12-10 23:45:31 | その他
1979年12月10日 ノーベル平和賞受賞。

1910年バルカン半島 スコピエにてアルバニア人として誕生。
第一次大戦後の民族対立で父親を亡くした彼女は、キリスト教カトリックの信仰に救いを求め、教会に通う日々 イタリア・アッシジの聖フランシスコのように生きようと決心した。

・・・主よ!!あなたの平和をもたらす道具として私をお使いください。・・・

☆ 憎しみのあるところには、愛を。

☆ 不当な扱いのあるところには、ゆるしを。

☆ 分裂のあるところには、一致を。


この聖フランシスコの言葉のように!!
彼女はこの言葉をノーベル平和賞授賞式のスピーチでも述べている。

修道女となり、植民地政策の下で抑圧されたインド(コルカタ・・旧カルカッタ)の人々を救うために現地へと向かった。
質素なサリーをまとってスラム街を回り、多くの行き倒れの人々が当たり前のようにかえりみられることなく、放置されている現状に心を痛めた。

誰からも愛されず見捨てられた最も貧しい人々が、人間として尊厳ある最後を迎えられるようにと決心する。

「死を待つ人々の家」と、「シシュババン」~子供たちの家をつくり、平和にささげた生涯を 87歳で閉じた。(1997年 9月5日)

私たちが貧しい人々に愛を与えてあげているのではなく、最期に「神のご加護を!」と、彼らに愛を与えてもらっているとマザーは語る。

そしてまた、貧しい人々を放置している人間こそが、貧しい人だとマザーは言う。

マザー亡き現在も世界じゅうからボランティアが集まり奉仕し、やがてそれぞれの国に帰り彼女の意志を伝えていっているという。
(NHK ”その時歴史が動いた”より)


どんなにひどい人間がどんなにひどい社会にのさばろうと、マザーのような人間がたった一人でも存在していたら、この世界の存続は許されるのだろうか

10日夕(日本時間11日未明)三人の日本人~物理学賞の小林誠さん、益川敏英さん、化学賞の下村脩さんが、スウェーデン・ストックホルムにてノーベル賞受賞式に臨む。

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