共産党の愚民思想?!

2020年06月23日 08時11分04秒 | 社会・文化・政治・経済

愚民政策とは、人々の知性を意図的に失わせる政策である。
教育、娯楽、報道が政策の手段[疑問点 – ノート]として用いられる。
愚民化した人々は権力者にあまり逆らわなくなるので、権力者は国を統治しやすくなる。
ただし国家には非常に複雑な教育、学問により育てられた科学者、技術者、専門家は必須であり、独裁・民主政問わず政府は教育・学問への投資はほぼ必ず行われる。むしろ民間企業である、マスコミにおいて愚民政策は賛美され、煽動される傾向にある。
概要[編集]
知性は、必ずしも人を幸せにするとは限らない。知らない方がいいことはあり得る。
また、教育にはコストがかかる。過剰な知識を得ることは、限りある時間とお金を浪費することになるため、人を不幸にしてしまう。
江戸時代
『水戸藩史料』に徳川斉昭が、「百姓に学問など全く不要だ」「ただひたすら農耕に励んでさえいればよい」と公言した上で、農民を「愚民」「頑民」と呼んでいたことが記述されており、常陸国の9割は農民だが、政治的発言を許さないよう、学問(読み書き)を禁じ、身分制を厳格にすることで愚民策が取られていた(この場合、娯楽提供ではなく、社会思想から身分的本分を外れるなという主張がなされた)。
現代
詰め込み教育、受験一辺倒教育、偏差値制度 - 日本人が天下国家を論じない「考えない国民」になるように、1970年代に偏差値制度が導入されたと言われている。きっかけは安保闘争。
「メディアが安全保障に関わるニュースを放送しないのは一種の愚民化政策ではないか」という指摘がある。


中国を支える共産党の伝統的「愚民思想」
共産党の本質はどこの国でも変わらない
2014.8.11(月)
筆坂 秀世

中国共産党も日本共産党も同様だが、世界の共産党は「革命の前衛」と規定されてきた。「前衛」たる共産党の役割とは何か。社会主義革命の意義や必然性を理解していない思想的に遅れた人民大衆を覚醒させることである。

『文芸春秋』8月号にジャーナリストで拓殖大学教授の富坂聰氏が中国問題に詳しい識者の4人と対談する連続対談「習近平 見えてきた独裁者の正体」が掲載されている。この1つが高原明生東大教授との対談だが、この中で高原氏が次のように指摘している。

 「依然として、『アヘン戦争以来、列強にいじめ抜かれた近代史を決して忘れず、その屈辱の歴史を覆してくれた共産党の下、国を発展させていこう』という語りが続いていますね」

 「なぜ中国は現実とかけ離れた被害者意識を持ち続けて情報操作をするのか。(中略)共産党のある種の愚民政策だと思います。真実を伝えず、被害者意識を再生産して、共産党の支配と政策の正当化を行っている」

 この一節を読んだ時、「確かにその通り」と思わずうなずいてしまった。というのは、いまさらなのだが、中国であれ、日本であれ、共産党という組織そのものが本来的に持っているのがこの愚民思想だからである。


 このことは、あとで触れるとして、中国共産党がまさしく愚民政策をとっていることは歴史的に見ても疑いない。

中国共産党の愚民政策

 例えば日中戦争だ。中国は日本に戦闘で勝利したかのように、中国の人々に信じ込ませている。だが日本軍が八路軍(現在の人民解放軍)に戦闘で負けたわけではない。八路軍は、せいぜいゲリラ的な攻撃をするだけで、逃げ回っていたというのが実情であった。中国共産党の英雄的叙事詩として描かれている長征も同様だ。実態は、蒋介石率いる国民党軍の包囲と攻撃を逃れるため江西省瑞金から陝西省延安まで1万2500キロメートルの逃避行であった。

 江沢民時代に行われた反日教育も、中国共産党一党独裁の正当化にその目的があった。

 


自民から「年内解散」発言相次ぐ 政権逆風で「困難」との見方も

2020年06月23日 08時11分04秒 | 社会・文化・政治・経済

配信

安倍晋三首相が年内の衆院解散・総選挙に踏み切る可能性があるとの発言が、自民党幹部から相次いだ。
 新型コロナウイルス対応の迷走や、河井克行前法相らの逮捕で政権が厳しい逆風にさらされる中、求心力を保つ思惑もありそうだ。実際には、コロナ禍で傷ついた経済の立て直しは容易ではなく、政権浮揚の材料も見当たらない。こうした現状を踏まえ、早期解散は困難との見方が強い。
 ◇盟友甘利氏「秋解散も」  
首相の盟友、甘利明自民党税調会長は18日のインタビューで、衆院解散の時期について「秋以降、経済対策と合わせてする可能性はゼロではない」と表明。普段は発言に慎重な同党の森山裕国対委員長も20日、地元の鹿児島市で「今年はひょっとしたら衆院選があるかもしれない」と歩調を合わせた。
 これより先、新型コロナに対応する2020年度第2次補正予算成立にめどが立った10日には、首相と麻生太郎副総理兼財務相が首相官邸で約1時間、話し込んだ。麻生氏は首相在任時に「追い込まれ解散」を余儀なくされ、政権を失った苦い経験から、「今秋の解散を進言している」(自民党関係者)とされ、政界に臆測を広げた。  
早期解散論の背景には、首相の選択肢が極めて限られることがある。今秋を逃せば、次の機会とされるのは来年1月の通常国会冒頭だが、コロナ第2波に見舞われている恐れもある。来年夏に延期した東京五輪・パラリンピックが近づくにつれ解散はしづらくなり、仮に中止となれば、解散どころか、首相が来年9月までの自民党総裁任期を全うできなくなる可能性もある。  
首相自身、含みのある言い方をしている。20日のインターネット番組で、その前夜に麻生氏や甘利氏、菅義偉官房長官と久々の夜の会合に臨んだ際、解散が話題になったか問われ、「きのうはなかった」と否定。同時に「政治家はある種の戦いの中で生きているところがある。解散というのは常に意識している」と語った。  
◇「首相不信が充満」  
ただ、政権内部から聞こえてくる解散論は、厳しい局面を打開したいとの焦りの裏返しとも取れる。先の通常国会では、政府のコロナ対応に国民の不満が噴出。黒川弘務前東京高検検事長の賭けマージャンでの辞職や、河井前法相夫妻の「政治とカネ」の問題が追い打ちとなり、「安倍1強」と言われた政界の勢力図は様変わりした。政権の原動力となってきた経済は深刻な打撃を受け、得意とされる外交の重要課題も手詰まりに近い。  
このため、自民党関係者は「解散風を吹かせて求心力を高めているだけだ。安倍政権では解散できない」と突き放す。別の関係者も「夏に地元活動をしっかりしろということだ」と語り、あくまで党内の引き締めとの見方を示す。  ある自民党中堅議員は、首相が森友・加計学園をめぐる問題で説明責任を果たしてこなかったとして、国民の政治不信の高まりを肌で感じている。「首相への不信感が充満している」と明かし、「解散はできない」と言い切った。 
 

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日本共産党に関する分 その本質と限界

2020年06月23日 07時56分28秒 | 事件・事故

熊男コラムから引用

日本共産党の現在の思想はおおよそこうだ。共産主義とは民主主義を果てしなく進めた先にある社会である。それは一人ひとりの人間が高度な知性を持った社会で、個性豊かな各人の良い考えがすぐさま社会に反映され、経済格差がなく人間疎外とは無縁な社会。例えて言うなら、北欧社会をもっと人権重視にしたような社会。
 よって、一般的な共産主義の「共産党一党独裁で人権も糞も無い計画経済の非効率社会」というイメージからは程遠い政党なのだ。彼らに言わせれば、旧ソ連も旧中国も共産主義ではなく、ただの一党軍事独裁国家で、非効率な計画経済社会ということになる。
 日本共産党の理念は以上のようなものである。実際、彼らが考えているような社会に遠い将来なるのかどうかは分からないし、それは正直どうでも良い。問題は今現在どういう政策を打ち出すつもりなのか、近い将来の社会をどう構想しているのかだ。遠い将来の理想社会を党名にしていることがいらぬ誤解を招いているのであって、党名をもっと実態に即した誤解を招かぬものに変えるべきだ。
日本共産党のさしあたりの現実的な政策は、まさに北欧型社会にしようと言うものだ。北欧社会は、現時点で世界一民主主義が進んでいる社会であり、人権を重視し、大企業に民主的規制をかけている社会である。つまり、大資本家にとってはコントロールしづらく、あまり儲けられない都合の悪い社会でもある。にも関わらず、国際競争力ランキング、労働生産性では常に世界トップレベルであり、大企業の社会的負担増、規制強化、大きな政府(例えば教育無料制度等の福祉国家)、日本のように残業しないワークライフバランスの適正化等が国際競争力と矛盾しない(むしろ競争力がつく)ことを実証している。国際競争力(ひいては日本経済)のために、大企業の儲けを優先して労働者の待遇を悪化させるという日本の意味不明な常識は全く非合理的なドグマなのだ。無償で質の高い教育が優秀な労働者を生み出し、労働者の待遇改善が労働者のやる気を引き出し高い労働生産性を生んでいるのだ。
日本の急速に伸びている企業(例えばグーグルジャパン、未来工業、キーエンス等)は、労働者の給料、自由(裁量)度、福利厚生を充実させて、また労働者による経営への参加を促し(もしくは株式の一部を持たせて会社の所有者の一人とすることでやる気を引き出し)、徹底的に無意味な上下関係を潰して社員間の自由な議論を促すことに取り組んでいる(今は個性的なアイディアで勝負する時代なのだ)。日本の企業文化に悉く逆らっている企業が順調に伸びているのだが、この企業文化はまさに北欧や西欧社会に共通して見られるものである。以前の記事で、ヨーロッパ方式の大学教育に取り組んで大企業から東大を超えるトップの評価を受けていると紹介した国際教養大学(秋田県)の事例を思い出してもらいたいが、ヨーロッパ型の進んだ民主主義的な社会構造が企業社会においても求められているということであり、やはりヨーロッパは矛盾の少ない社会構造を勝ち取っているとここでも証明されていると言える。
もっと言うと、現在進んだ民主主義社会(ほとんどの先進国、とくに西欧・北欧)において台頭しているのは協同組合運動であり、特に労働者協同組合が重要である。労働者協同組合とは、出資・経営・労働を全て労働者がやるという組織である。株式会社は出資は株主、経営は役員、労働は労働者と明確に分かれているが、労働者協同組合は三位一体と言って、労働者が出資して、経営にも参画できる(経営陣を選挙や合議で決めるが、投票権がある)組織なのだ。だから、労働者の権利が守られるのであるが、先に紹介した伸びている日本企業は、労働者協同組合に近づいていると分析することが出来る。
協同組合、労働組合、NPO、社会的企業、中小企業、住民自治によって経済を運営することを経済民主主義という。
日本においても、労働者協同組合法を作ろうという機運が高まっているが、残念ながらいまだ成立していない。日本において、2000年代に入ってNPOが急速に増加したことは良く知られている。この中の約半数の組織が本当は労働者協同組合になりなかったのだが、法律がないので仕方なくNPO法人格を取得して運営しているという研究結果がある。要するに、日本社会にも労働者協同組合予備軍が既に乱立状態で、必然的な社会的要請を読み取ることが出来る。
また、欧州社会では行政の民主化も進行中である。行政の民主化とは、例えば警察業務を一部住民自治組織に移管する、道路の工事を材料だけ政府が調達して、工事は住民自治組織に任せる、介護・育児をNPO・協同組合に任せる、環境保護計画の作成をNPOに任せる、学校で父兄がボランティア教師になる、森林の管理・経営をNPOが行う、地域都市計画を行政・学者・NPO・住民が協働して作成する・・・etc。これらによって、より非中央集権的で直接民主主義的な意思決定過程を作り出すと共に、より需要に対応できるきめ細かい行政サービスの実現を可能にし、政府をシェイプアップして必要なところに予算を使うことが出来るようになる(もしくは減税できる)。さらに町村議員は無給のボランティアで、自分の仕事が終わった議員が夕方に集まって議会を開くし、裁判員制度は司法の民主化と捉えることができる。
現在、日本において行政の民営化が進んでいるが、民営化とは大企業に行政機能を譲ることである。これは大企業の金儲けのための政策であるし、行政サービスとは一部を除いて営利企業の体質と矛盾するからわざわざ行政が担ってきた分野なのである。郵政民営化において、黒字経営だった郵政グループをわざわざ解体して、赤字部門であった郵便事業も独立採算とした結果、すでに過疎地域におけるサービスの劣化を明言しているし(ユニバーサルサービスを約束していたにも関わらずにである)、郵貯、簡保の巨額の資金を外資に捨て値で売り飛ばそうとしているではないか。
だが、肥大化した中央集権官僚行政が機能不全に陥っていることも確かで、だからこそ日本においても行政の民主化が必要なのである。
 日本共産党の政策、さしあたり近い将来目指している社会構造は、以上述べたような北欧・西欧型の社会構造である。彼らの得意分野は社会経済政策で、特に経済政策に関する研究は非常に秀逸であると認めざるを得ない。これは他党の人間たちも認めていることである。この分野における彼らの認識に非合理的なものはほとんど見られず、私が政策的に彼らと認識を共にしている分野も特に経済政策においてである。
 では、彼らの限界はどこにあるのか。それは彼らの庶民性にもつながる話であるが、彼らは裏社会についてほとんど分かっていない。彼らの日本の権力認識はアメリカ及び経団連が最高権力であるという認識である。まだ本ブログでは裏権力構造の分析を公開していないので説明しづらいが、例えばケネディ暗殺に関与しているとされる「軍産複合体」という概念があるだろう。具体的に軍産複合体とは何か。これは良く分からない裏権力を漠然と表現したものに過ぎないのだが、実態は大資本家が集まって世界戦略(陰謀とも言う)を話し合う秘密の結社である。経団連は各大企業の経営者が集まった組織だが、結社は大企業の持ち主達が集まった組織で、世界を牛耳っている最高権力組織である。要するにロスチャイルドやロックフェラー、ウォーバーグとかである。日本の政治家も最近でも変死する(自殺や急死とされているが)人がいますよね。ありえないが、もし日本共産党が政権についたとして、結社と戦う力があるのだろうか(間違いなく無理。結社と戦うには日本国民の民度、知的水準の大幅な向上、脱愚民大国が不可欠。ちなみに他の政党は結社の犬)。
 それから、日本共産党は社会経済の裏も知らない。例えば彼らは医療の充実を掲げているが、製薬会社(軍産複合体の一部。元は生物化学兵器を製造していた連中。薬害エイズも実はわざとやった。データを集めるためであると言う。最近もデータ捏造がばれたでしょう。あれは氷山の一角にすぎないのだよ)に牛耳られている西洋医学界のめちゃくちゃな実態に対して無知である。近藤誠氏が言うように、現在は医者に行かないのが最高の健康法なのである。抗がん剤治療は、数十兆円のガン利権のための飼い殺し搾り取り商法である。私は生まれから言って、右翼と左翼から生まれた変人なのだが、本ブログでは意識的に右翼的な側面からの知識を提供してきた。右翼は裏社会や権力闘争に明るいのだが、本ブログで書いてきたようなことは日本共産党の人間からしたら意味不明で、怒る人も多いだろう。日本共産党はよく言えば人が良い、悪く言えば庶民なのだ。 
 さらに日本共産党は伝統文化の合理性についても無知である。伝統文化については、近いうちに論じる予定である。そのときに、古武術の概論、術理についても述べ、伝統文化の高度な世界についての傍証とするつもりである。

 


10万円給付は共産党の実績?!

2020年06月23日 07時46分17秒 | 社会・文化・政治・経済

沖縄県議選で共産党

7日に投票日を迎える沖縄県議選で、日本共産党がデタラメ極まる“悪宣伝”を繰り広げている。

共産党沖縄県委員会は5月31日、同委員会のホームページや、県議選の党公認候補者らの公式SNS上などで『県議選挙必勝ニュース』なる“ビラ”を発信。この中で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急経済対策として成立した2020年度第1次補正予算に計上された現金10万円の一律給付(特別定額給付金)について、<世論と国政野党の追及で実現した「1人10万円給付金」を、「公明党の成果」と恥ずかしげもなく言う公明党>――と。事実を全くねじ曲げた、驚くべきデマである。

これには公明党員、支持者をはじめ、心ある県民から“怒り”の声が上がっている。当然だ。

所得制限なしで全ての人を対象にした「一律10万円の給付」は、4月15日に公明党の山口那津男代表が首相官邸で、安倍晋三首相に直談判、翌16日にも重ねて電話で要請したことから、給付対象者を絞る従来の対策案が変更され実現したものである。「公明に押され政策変更」(読売)など全てのマスコミが山口代表の奮闘を報じた。まさに「公明党の成果」であることは、“周知の事実”だ。

にもかかわらず、共産党はその「事実」を認めたくないらしい。“反対だけが実績”と揶揄される同党は、特別定額給付金が盛り込まれた第1次補正予算案に反対すれば、国民の猛批判を浴びることを恐れてか、他の野党とともに賛成に転じた。こうした対応くらいで「一律10万円」を実現したと言えるものなら、“ビラ”に<日本共産党が実現>と堂々と書けばいいのに。同党もさすがに、厚かましいとでも思ったのか、それはできずに「公明党の成果」にだけ難クセをつけ、公明党を批判している。

選挙なら何を言っても許されるものではなかろう。有権者を欺き、県民を愚弄するようなウソとデマ宣伝をタレ流して、公党として恥ずかしくないのか。

政府一転

1人10万円給付検討へ

野党の要求と世論の批判受け 首相が表明

 政府は15日、新型コロナウイルス感染拡大を受けた追加経済対策として、国民1人あたり10万円の現金給付を実施する検討に入りました。全ての国民を対象とする現金給付と自粛に対する継続的な補償を求める日本共産党や立憲民主党など野党の要求と、政府が先に発表した「30万円給付」は不十分だとの世論の批判を受けて、方針転換を余儀なくされたものです。


(写真)全国民への補償を求めて宣伝する人たち=10日、北九州市
 安倍晋三首相は15日、公明党の山口那津男代表と首相官邸で会い、所得制限なしで国民1人当たり10万円の給付について「2020年度補正予算案を速やかに成立させた上で、その後、方向性を持ってよく検討したい」と述べました。

 日本共産党は6日の「緊急要望」でも、自粛要請と一体に補償を行うこととともに、緊急にすべての国民を対象に1人10万円の給付金を支給することなどを求めていました。

 しかし、安倍首相は日本共産党や野党の要求をかたくなに拒否。7日発表の政府の「緊急経済対策」も、収入が急減した世帯への30万円の給付を盛り込んだものの、少額で支給の対象範囲が狭く、手続きが複雑であるうえ、継続的な補償を否定していました。

 これに対して、国民から不十分だとの声が強まっていました。自民党内からも、二階俊博幹事長が14日に所得制限付きの一律の10万円の現金給付を政府に求める考えを示したほか、有志議員グループが一律10万円以上の給付を行うよう要請文を政府に提出(8日)していました。

いまの補正、組みなおせ

志位委員長

 日本共産党の志位和夫委員長は、安倍晋三首相の10万円給付検討を受けてツイッターで、「『まず補正予算案を通してから』などと言わずに、いまの補正予算案を急いで組みなおして、その中に『すべての日本在住者に1人10万円給付』を書き込むべきだ」と表明しました。


若者が入党しない革命政党 半数が65歳以上?若者ひきつける力ない今の日本共産党

2020年06月23日 07時43分28秒 | 社会・文化・政治・経済

2017.12.7 01:00
【共産党研究】


私が日本共産党に入党したのは、18歳の時だった。若い時というのは、「ちっぽけな自分の存在意義はどこにあるのか」「この社会に必要なのか」などと、自問自答するものだ。そんな時に「社会主義こそ進歩の方向だ。この進歩の歯車を回す主役は君たちだ」という誘い文句にひかれた。存在意義が見つかったのだ。(夕刊フジ)

 当時の共産党には、若者があふれていた。当時、大阪で活動していたのだが、選挙の時など梅田駅前で他党とビラまき合戦をするのだが、自民党より圧倒的に若者が多いのが共産党の側だった。

 共産党に入党する1年前には、「日本共産党の導きを受け科学的社会主義と党綱領を学ぶ」ことを基本的な任務とする日本民主青年同盟(民青)に加わっていた。民青は1970年には、その勢力が全国で20万人を超えていた。巨大な共産党員の供給源となっていた。

 当時、私は三和銀行(=三菱東京UFJ銀行の前身)で働いていたが、東京の都市銀行だけでも約1000の民青同盟員がいた。多くの大学で数百人から多いところでは1000人もの民青同盟員がいた。

 ところが、その民青がいまやなきに等しい状態になっている。これは共産党への若者の供給源が、枯渇状態になっていることを示している。

 実際、20年も30年も前から、青年党員の確保は共産党にとって最大の課題の1つになってきた。だが、これという妙薬はなく、今日に至っている。

2010年に志位和夫委員長が行った報告によると、「65歳未満の党員は約6割、65歳以上の党員が約4割」だという。1997年には、65歳以上党員が2割だったそうなので、10年余でも2割も増加したということだ。今日では、少なめに見ても半分以上が65歳以上になっているということだ。「少青高齢化」の病だ。

 そもそも、革命などという過激な運動は、どの国でも若者がその中心になるものである。若者が入党しない革命政党など、あり得ない。

 戦前、非合法の共産党に入党するということは、命を賭けるということと同義だった。それでも若者が入党したのは、「ロシアのような社会主義革命を起こせる」「それは労働者にとって理想の国だ」と信じていたからだ。

 若者は、自己犠牲をいとわないところがある。だが、それには、それだけの夢と大義が必要なのだ。現実の社会主義国の惨憺たる結末を前に、社会主義の夢を語れなくなったいまの共産党に、若者をひきつける力がないのは当然なのである。

 ■筆坂秀世(ふでさか・ひでよ) 1948年、兵庫県生まれ。高校卒業後、三和銀行に入行。18歳で日本共産党に入党。25歳で銀行を退職し、専従活動家となる。議員秘書を経て1995年に参院議員に初当選。共産党のナンバー4の政策委員長を務める。

2003年に議員辞職し、05年に離党。評論・言論活動に入る。著書に『日本共産党と中韓』(ワニブックスPLUS新書)、『野党という病い』(イースト新書)など。


なぜ共産党ではダメなのか ~ 自らの存在意義を隠して活動する政党

2020年06月23日 07時27分12秒 | 社会・文化・政治・経済

なぜ共産党ではダメなのか ~ 自らの存在意義を隠して活動する政党
日本共産党が今回の都議選は「自公VS共産」だといまだに強弁している。だが実際は「都民ファーストVS自民」というのが有権者の大方の見方ではないだろうか。共産は埋没をおそれるあまり、築地市場の移転問題もいいように扱ってきた。以下は個人的見解になるが、共産党はなぜダメなのか、簡単に列記してみる。
まず第1に、有権者に対して極めて「不誠実」という点があげられる。政党は団体・組織である以上、その存在意義というものが存在する。日本共産党の最大の存在意義は、自分たちの力で日本を共産主義国家に変えてしまうことだ。にもかかわらず、そうした主張を彼らが選挙で行うことはない。日本共産党の存在意義はこの国では認められないものであることを彼ら自身もよく認識しており、自家撞着の状態にある。つまり、彼らの政治的な各論的な主張は、すべて上記の大前提を“素通り”した上でのものであって、これらの行動を指して「不誠実」極まりないと私は述べているのだ。
第2に、上記と付随するが、彼らの存在意義は、すでに時代に取り残された「遺物」にすぎない。もともとコミンテルンの日本支部として設立された日本共産党は、かつてはソ連の部下にすぎなかった。また他の社会主義国は、同じ目的をもつ友好国であり、「兄弟党」という関係にあった。日本共産党にとって、中国共産党も、朝鮮労働党も、その他多くの共産党もかつては「兄弟」だった。にもかかわらず、いまでは「日本共産党こそ、ソ連共産党の横暴と最も厳しく戦ってきた政党」などと宣伝してきた。要するに、彼らの歴史には≪普遍性≫あるいは≪一貫性≫という文字が見事に欠落している。その時その時で都合よく、自分の姿を変え、有権者を欺いてきた。同党の不誠実さは、その意味でも「ダブル」の酷さといえよう。
第3に、もともと上記のように存在自体に根本的矛盾(ウソと言い替えてよい)を抱える政党であるため、現実政治の中でも、ウソをつくことに抵抗がないという事実であろう。そうした行動は、上記の根本的矛盾から必然的に出てくるものと考えられる。
例えば、議会で何回か先行的に質問しただけで、何らかの政策が現実化した際には「私たちが実現した」と宣伝する。実際に汗を流し、血のにじむような苦労を担った他の政党や人物がいたとしても、自分たちは口先だけの行動で、実績を総横取りする態度を平然ととる。こうした独善的行動を他の議会人は嫌悪し、だれも共産党と一緒に行動をとろうとしないのは、当たり前の話であろう。その結果、彼らにはほんとうに誇れる実績などというものが存在しないため、なおさら虚偽のプロパガンダで有権者を欺き、票をかき集めるしかなくなってしまう。
国政の安倍政権は確かに酷い様相を示しているが、日本共産党の≪本質≫が、安倍政権よりさらに醜いことは確かだ。どっちもどっちということかもしれないが、それでも日本は形の上ではまぎれもなく民主主義社会であり、社会主義・共産主義国のような≪独裁国家≫ではない。有権者が反自民の受け皿として、便宜的に共産党を支持する立場を理解はするが、この党を心の底から信じている人たちを見ると、私はやはり「危険思想」の持ち主としかみなせなくなる。
ある意味で、20世紀は共産主義の実験の世紀だったといえよう。もはやその実験が終わった現代にあって、その実験結果を無視するのは、まるで道理に合わないことに思える。

柳原滋雄コラム

1965年1月、福岡県久留米市にて出生。
佐賀県の小・中・高校を卒業後、83年早稲田大学(法学部)入学のため上京。
87年同大学卒業後、"マスコミ底辺"を転々。
93年11月、子どものころから馴染みのあった「社会新報」で勤務。
96年12月までの3年間を政党紙記者として過ごす。
97年1月に独立後、フリーランス。

主な著書に
カンボジアPKO体験記(社会新報 1994年)
拉致被害者と日本人妻を返せ─北朝鮮問題と日本共産党の罪─(未来書房 2002年)


イージス・アショア配備計画停止、河野防衛相「196億円すでに支払い」

2020年06月23日 07時12分56秒 | 社会・文化・政治・経済

6/22(月) 21:17配信

河野防衛大臣は、地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備計画停止に関連し、これまでアメリカなどに支払った金額は196億円に上ることを明らかにしました。

 「契約が済んでいるものは1787億円。既に支払っている金額は、これはアメリカに対して、あるいは国内において、196億円になります」(河野太郎防衛相)

 参議院決算委員会の閉会中審査で、河野防衛大臣は「イージス・アショア」をめぐり、2017年度から今年度までに計上された予算の総額は1921億円で、このうち、契約済みの分は1787億円と説明。そして、すでにアメリカや日本国内で支払いを行った金額は、196億円に上ることを明らかにしました。契約の取り扱いについて河野防衛大臣は、今後、日米間で協議するとしていますが、すでにアメリカ側が製造した分のコストや事務費については日本側の負担になるという見通しを示しました。

 また、今年は在日米軍の駐留経費の日本の負担についてアメリカと話し合う予定ですが、配備計画停止の影響について河野大臣は、「交渉に悪い影響を及ぼすとは考えていない」としています。
最終更新:6/22(月) 21:17 
TBS系(JNN)


絵手紙のコエビソウ

2020年06月23日 06時12分24秒 | 日記・断片

早朝散歩で、鈴木さんから今月の絵手紙をいただく。

ユリである。

西村さんへの絵手紙は、コエビソウの絵である。

このコエビソウ、パソコンで検索しても出てこない。

6月の花や花の色橙で検索したが出てこない。

でも、メキシコ原産で検索したら、コエビソウを判明したのだ。

それにしても、鈴木さんの入院中の奥さんが、コエビソウのメキシコ原産名ベロペロネにを記憶していたことに、感嘆する。

「奥さんは、花博士ですね!」と絶賛する。

コエビソウ

学名:Justicia
別名:ベロペロネ
科名:キツネノマゴ科
分類:半常緑低木
原産地:中央アメリカ

コエビソウの特徴
微妙に折れ曲がった花(苞)がまるで茹でたエビのようです。

重なったようにみえる苞の先端から白い花を咲かせます。

その花は長く持ちませんが色づいた苞は長く残り、花もち良好です。

花期自体もとても長いです。葉は緑で中ぐらいの大きさ。株が横に広がりやすく枝の節目は長めです。

コエビソウは、メキシコの熱帯地域原産のキツネノマゴ科キツネノマゴ属の常緑性低木です。
美しい花を咲かせることから世界で広く栽培されており、逸出したものが現在アフリカ・エクアドル、アメリカ・フロリダ州など一部の地域で帰化植物として定着しています。

コエビソウが属するキツネノマゴ属には、約700種の植物が分類されており、世界の熱帯、亜熱帯地域に広く分布しています。
年間を通じて温暖な気候の地域では観賞用として栽培される種も数多くありますが、日本で栽培されるキツネノマゴ属の植物は、本種コエビソウ(Justicia brandegeeana)のみとなっています。
熱帯地域原産の本種ですが、比較的耐寒性があり、関東地方南部以南の平地であれば戸外での冬越しが可能です。
ただし冬場は寒さで落葉します。

「ベロペロネ」の名前ので呼ばれることがありますが、これは旧属名が流通名として定着したもので、現在ベロペロネ属はキツネノマゴ属に統合されています。

コエビソウの花期は6月~10月。
※15℃以上の気温があれば、周年開花します。
花期になると、分枝した茎の頂部に花序を出し、白い唇形花を咲かせます。
唇形花とは、筒状になった花の先が上下に分かれ、唇のような形になる花のことです。
コエビソウの唇形花は、2~3㎝の長さで下唇が3裂しており、下唇の中央には赤紫色の斑点が多数並んでいます。

▼コエビソウの花

コエビソウ

コエビソウ

花序にはハート形の苞が規則正しく並びます。
苞は最初、淡い黄緑色からクリーム色をしていますが、日光にさらされることにより鮮やかに色付きます。
花序は下から成熟して徐々に長くなり、上部に1~2個の花を咲かせます。

「コエビソウ」の和名は、このエビのように見える独特の形状の花序に由来しています。

▼色づいたコエビソウの苞

コエビソウの花序

コエビソウ

葉は対生し、5~8㎝程度の先の尖った楕円形~卵形です。
枝はよく分枝して茂り、樹高30~100㎝程度に成長します。

▼たくさんの花を咲かせたコエビソウ

コエビソウ

熱帯植物としては比較的耐寒性があるコエビソウですが、寒さに強い訳ではありません。
関東地方南部以南の平地であれば戸外での冬越しが可能ですが、霜の当たらない場所が望ましい植物です。
また、自生地の熱帯地域では日陰で育つ植物のため、夏の強い日差しで葉焼けを起こします。
暖地、温暖地であれば庭植えも出来ますが、鉢植えで育てた方が季節の管理が容易です。

寒さと夏場の日差しに気を付ければ、病害虫の発生もほとんど無く、丈夫で育てやすい植物です。

南関東以西の暖地では冬に葉を落としますが軒下でも冬越しします


飛蚊症と網膜剥離

2020年06月23日 05時52分42秒 | 医科・歯科・介護

網膜剥離の初期には、目の前を黒いものがちらつく「飛蚊症」が起きることがあります。 飛蚊症には加齢によって起こる生理的飛蚊症というものがあります。

大部分の方はこれにあてはまり、生理的なものなので心配ありませんが、急に黒い点が増えたり、視力が落ちたときには網膜剥離や出血の可能性があるので、眼科で検査を受けてください。

網膜剥離ではどのように見える?

 網膜が硝子体に引っ張られてやがて破れると網膜裂孔ができて網膜剥離になってしまうのですが、網膜が破れる前の段階で、真っ暗なところでも光が見えることがあります。これを「光視症(こうししょう)」と呼んでおり、引っ張られる刺激により光が当たったのと同じ反応を網膜が起こし、光が当たっていないのに光を感じる現象です。周りが明るい時にも起こっているはずですが、気づかないことが多く、夜中にトイレに立った時など周囲が暗い時に気づく傾向があります。網膜剥離の前段階の症状ですが、他の原因でも起こります。
 網膜が破れて網膜裂孔ができると、網膜の裏にある色素上皮から色素細胞が眼内に撒き散らされます。それらの細胞の影が網膜に映り白や黒など様々の色の点々が目の中で動くのに気づくことがあります。これを「飛蚊症(ひぶんしょう)」と呼び、蚊のような小さな虫がたくさん飛んでいるように見えることから、この名前があります。飛蚊症といっても、その形や大きさは様々で、『虫みたいに小さな影じゃないから安心』ということはありません。飛蚊症は近視や老化でも起こりますが、網膜剥離が合併した時は、これまでの飛蚊症の症状が急に強くなったり、飛んでいる虫の数が急に増えたりします。このような自覚症状の変化があった時には、すぐにお近くの眼科を受診して散瞳眼底検査を受けてください。
 網膜裂孔を放置しておくと、裂孔から網膜の裏に水が回って、水膨れのために網膜が眼球の壁から剥がれてしまいます。これを「網膜剥離(もうまくはくり)」と呼び、網膜の裏にたまった水のことを「網膜下液(もうまくかえき)」と呼んでいます。網膜下液は時間とともにだんだん増えるし、眼球の動きによって網膜下液も動きますので、次第に網膜剥離を起こしている網膜の範囲は拡がっていきます。剥離した網膜の細胞は脈絡膜からの栄養分が届かなくなり、時間が経つと次第に死んでしまいますので、網膜が全部剥がれた状態を放置すると明暗もわからない、完全失明になってしまいます。しかし、最初のうちは網膜の一部分だけ剥がれているので、その場所だけが部分的に見えない状態が起こります。目の中に入る光は上下左右が逆転して網膜上に投影されますので、上の方に網膜剥離が起これば視野の下の方が欠けて、下の方に網膜剥離が起これば上の視野が欠けてきます。患者さんは「上からカーテンが下りてきた」などと表現されます。そして病気の進行とともに見えない範囲が拡がってくるわけです。


 


拳銃自殺の高1少年、3丁所持? 入手ルートに浮上する「外交官の父」の素顔

2020年06月23日 02時48分28秒 | 事件・事故

6/22(月) 17:01配信
デイリー新潮

事件が発生した現場

〈昨日、私は拳銃を拾った。あるいは盗んだのかもしれないが、私にはよくわからない。これ程美しく、手に持ちやすいものを、私は他に知らない〉

 芥川賞作家、中村文則のデビュー作『銃』(新潮文庫)の冒頭部分である。

 小説の主人公は次第にその“死と直結した機械”に魅せられていくが、真正の拳銃で自らの命を絶った15歳の少年Aもまた、同様の気持ちを抱いていたのだろうか。何しろ、ここへきて、彼が所持していたのは自殺に使用した拳銃だけではない可能性が浮上。自宅からは、大量の実弾の他、拳銃整備用の油とブラシまで見つかったのだから――。

 Aが使用した拳銃は、

「アメリカにある『スミスアンドウェッソン』社製のM60というモデル。色は銀色で銃身が短く、小型タイプのメジャーな回転式拳銃です」(警視庁関係者)

 ステンレス製の38口径、5連発のリボルバー式。Aがその拳銃の冷たい銃口を頭にあてて引き金を引いたのは、今月8日、午前8時頃のことだった。場所は東京・八王子市の新興住宅街の一角にある2階建ての一軒家。発砲音を聞いた母親が2階の部屋に上がったところ、頭から血を流しているAを発見した。彼の頭には、左側から右側に銃弾が貫通した痕があった。

「事件当時、家には母親だけではなく、Aとは年の離れた姉もいた。2人のうちのどちらかがAの体をベッドに移動させており、拳銃はその枕元に置いてあった。当初は他殺の線も疑って捜査1課も動いたが、そのうちに自殺と断定され、1課は退いた」(同)

 15歳の少年がホンモノの拳銃を使って自殺。それだけでも前代未聞だが、捜査が進むにつれ、事件はさらに異例の展開を見せる。

「少年の部屋を調べたところ、タンスの引き出しの奥から、実弾50発以上が見つかったのです。机の上には、革製の拳銃ホルダーも置いてありました」

 と、社会部記者。

「さらに、別の部屋も調べたところ、物置部屋のクローゼットの中に別の自動式拳銃の弾倉と、革製の拳銃ホルダー2個が個別にビニール袋に入った状態で見つかった。そこには拳銃を手入れするための油やブラシもあった。弾倉に弾は入っておらず、自動式拳銃の本体部分は今のところ見つかっていません」

 Aの自室の拳銃ホルダーは自殺に使った拳銃を収めるためのものだったのだろう。物置部屋で見つかったホルダーのうち、一つは自動式拳銃用。もう一つは……と考えていくと、Aは最多で3丁の拳銃を所持していた可能性があるのだ。

 Aの母親は聴取に対し、

「(Aが)拳銃を持っていることは知らなかった」

 と話しているが、そこに「家族の肖像」の一端が見える、と捜査関係者は話す。

「息子の部屋にホンモノの拳銃や実弾、拳銃ホルダーがあったのに母親が事前にそれを見つけられなかったのは、息子の部屋に入れなかったからなのかもしれません。彼は中2の頃から不登校になっていたといいますし……」

 警視庁は拳銃の入手先として二つのルートを調べている。一つはダークウェブなどの「ネットルート」で、Aの携帯電話やパソコンの解析が進められているが、

「そもそもダークウェブ内で拳銃はそこまで流通しておらず、発見するのは結構難しい。Aは中学の時にパソコン部に入っていたとはいえ、それほど簡単に買えるわけではない」(同)

 そして、捜査線上に浮かんでいるもう一つの入手先が「父親ルート」。外務省職員だったAの父親が外国で入手し、外交官の通関免除で持ち込んで自宅に保管していたものではないか、との見方が出ているのだ。

「父親ルート」が“当たり”なのだとするとまさに「事実は小説より奇なり」である。一体、その父親とはいかなる人物なのか。

 Aの父親はすでに他界しているが、父親本人のものと思しきフェイスブックのアカウントが残されている。それによると、出身は広島県尾道市で、千葉県内の高校を卒業している。

「高校卒業後に外務省に入り、職員として働きながら日大法学部の新聞学科の夜間に通い、卒業しています」(親族)

 外務省関係者によると、

「彼は会計や庶務を担当する『III種』の採用。入省後、メキシコに赴任しているのは、『日墨プログラム』に参加したのでしょう。III種採用の人にスペイン語を学んでもらうプログラムです」

 フランス大使館、ブルガリア大使館、アルゼンチン大使館などで勤務した彼が帰国したのは2004年。帰国後、東京・小平市に居を構えたのは、前回記事「拳銃自殺『高1少年』に残された謎 不登校と父の死、難病…入手ルートは」でお伝えした通りである。フェイスブックを見ると、その後、12年に外務省を退職し、自営業で新しい仕事をスタート、とある。
「万引きで退職」
「外務省を辞めたのは、万引きがバレたから、と聞いています。自分から退職すれば問題にしない、と外務省側から言われ、退職することになった。それで、運送関係の仕事を自分で始めたそうです。ちなみに外務省時代から、休みの日は自宅の自分の部屋にこもり切りで子供の世話などはあまりやらない父親だったと聞いています」(先の親族)

 新たな道を歩み始めた6年後の18年、脳梗塞を患い、言語障害が残った父親は、昨年1月に八王子に引っ越した後、死去。こうした「不幸」がAの心に暗い影を落としたのは間違いないが、自殺直前の先月末、八王子市内の通信制の私立高校に通い始めていたAの身にも異変が。激しい腹痛で病院に行ったところ、難病の潰瘍性大腸炎と診断されたのだ。それが自殺の直接の「引き金」となったのかどうかは定かではない。

「拳銃の入手先については、親族の間では、『父親が赴任先から持ち帰ったものだろう』と話しています。もちろん推測ですが」(同)

 先の捜査関係者が言う。

「少年の母親は、『(夫が赴任していた)アルゼンチン時代に、護身用に拳銃を持っていたのを見た』と供述しています」

 外務省は、職員が赴任先の国で拳銃を所持することを禁じている。こうした点と点を結んでいくと「父親ルート」が濃厚であるように思えてくるが、決めつけるのは早計。なぜなら、

「『父親ルート』は拳銃捜査を担当する警視庁の組対5課が流しているフシがある。少年の家が『武器庫』のようになっていたことが分かってきて、現在、警視庁内では“組対5課は何をしていたのか”と批判の声が上がり始めている。それで責任逃れのために『父親ルート』を匂わせているわけです」(先の警視庁関係者)

 銃器評論家の津田哲也氏はこう指摘する。

「少年が使用した拳銃のシリアルナンバーを辿れば、拳銃の製造年や販売店、購入者の身分も分かる。購入者の身分証の確認が不十分だったとしても、少なくとも、どこの国で販売されたものかは判明するはず。だから、父親のルートで入手したのかどうか、ある程度分かる可能性もある」

 拳銃に刻印されたその数字の裏には、どんな物語が隠されているのか。

「週刊新潮」2020年6月25日号 掲載

新潮社

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長野3人死亡 姉弟を拳銃で殺したヤクザ “美魔女元妻”への異常な執着

2020年06月23日 02時44分04秒 | 事件・事故

配信

長野の山間部にある長閑な集落の一軒家に、宵闇の中、巨漢の男が白いベンツで乗り付けた。懐には黒色と銀色の回転式拳銃が2丁。玄関を激しく叩いた後、脇の窓ガラスを割って中に押し入る。直後、若い姉弟と男の叫び声が上がり、3発の銃声が鳴り響いた――。

【画像】姉妹を撃って自殺した小沢翔容疑者

◆◆◆  

5月26日の深夜、長野県坂城町の市川武範さん(55)の自宅で男女3人が倒れているのが見つかり、いずれも死亡が確認された。 「亡くなったのは市川さんの長女・杏菜さん(22)と次男・直人さん(16)、そして六代目山口組系暴力団玉木組の若頭・小沢翔容疑者(35)。侵入した小沢が、玄関付近で杏菜さん、少し離れた部屋で直人さんの頭をそれぞれ至近距離から銃撃した後、自身の右のこめかみを撃ち抜いて自殺したとみられます」(社会部記者)

 家にいて唯一助かった市川さんの妻が犯行を目撃。家を飛び出し、近所の住宅に「救急車、呼んでください!」と助けを求めたことで事件が発覚した。  

小沢はなぜ、このような凶行に及んだのか。 「小沢と市川さんの長男の間に、小沢の元妻A子さんを巡るトラブルがあったようです。A子さんと長男は県内の製造業の工場で働く同僚。小沢は以前から長男の車を壊すなどの嫌がらせを繰り返し、事件の2日前には上田市内のコンビニ駐車場で長男に殴る蹴るの暴行を加え、逮捕状が出ていました」(同前)  長男は事件当日、再度の襲撃を警戒して、県警に保護され不在だった。小沢が直人さんを襲った際には、長男の名前を叫びながら発砲していたという。

 この小沢は、地元でも札付きのワルとして有名だった。知人が証言する。 「アイツは県中央部の村の出身で、中学時代から教師を殴って捕まったり、傷害で少年院にも入っていた。高校には通わず、『極龍會』という暴走族の幹部になって15、6人をまとめていた時期もある。当時からヤクザの兄貴分がいて、準構成員のような感じだった」

暴れる際には金属バット、“バットマン”と呼ばれ……

 玉木組に所属したのは20代前半で、3~4年前に若頭になったという。 「2年前にはサザエを10個密漁して逮捕されていた。最近は覚醒剤の捌きが多かったようです。奥さんとは“偽装離婚”で、ヒモみたいな状態でしたね」(同前)

 暴れる際に金属バットを持ち出すことから、県警から“バットマン”と呼ばれ、マークされていた。 「身長180センチ以上で体重も100キロ近く。コンビニでの暴行も金属バットでボコボコにしたと聞きました。でも、関係ない姉弟を襲うなんて普通じゃないので、クスリをやってたんじゃないかという話もある。4年前、山口組の分裂騒動にからんで、玉木組に火炎瓶が投げ込まれたんですが、その後、別の組事務所に銃弾が撃ち込まれた事件があった。この実行犯が小沢だと言われています」(同前)  

小沢とA子さんは離婚していたが、上田市内の家賃6万円ほどのマンションで2人の娘と暮らしていた。 「高校生くらいの娘さんとよく一緒にいるのを見かけました。禁止なんですが白いトイプードルを飼っていて、父親が散歩させていた。ベランダで電話をかけたり、タバコの煙が流れてきたりしましたが、何も言えなかったです」(近隣住民)

“元妻”のA子さんを異常なほど溺愛

 小沢は“元妻”のA子さんを異常なほど溺愛していたという。別の知人が語る。 「二人の出会いは長野市内のスナック。小沢が先代だかの付き合いで市内に行ったとき、働いていたA子に惚れ込んだ。彼女は長身で目がクリっと大きく、女優の小沢真珠似の“美魔女”。40歳近かったけど、そうは見えなかったね。前の旦那との間に2人の子供がいたはず。小沢にとって自慢の嫁で、バーベキューや床屋にまで連れまわしてね。帰宅する前には電話して家にいるか確かめるし、束縛がすごかった。小沢のせいで何度か仕事も辞めたとか。でも、小沢は娘を可愛がり、舎弟に送り迎えをさせたりしていた。飼い犬が『志村どうぶつ園』に出たことがあるとも話してたね」  

自分の家族には執着していた小沢だが、ごく普通の家族の幸せを奪い去った。 「直人君はこの春に近くの公立高校に進学したばかり。きちんと挨拶をする子で、小さい頃はボクシングジムで教えている父親についてボクシングをしていました。杏菜ちゃんは地味目でおとなしい印象で、高校を卒業してから、駅の近くのコンビニで働いていました」(別の近隣住民)  

何の罪もない姉弟を巻き添えにした鬼畜の所業は、万死に値する。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年6月11日号

 

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宝塚・中2女子自殺 亡くなる前日「もう死ぬ。生きる意味がない」無視、暴言、謝罪文笑われ…

2020年06月23日 02時40分49秒 | 事件・事故

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宝塚市の中川智子市長に調査内容を答申する市いじめ問題再調査委員会の春日井敏之委員長(右)=22日午前、宝塚市末広町(撮影・村上貴浩)

 兵庫県宝塚市で2016年12月、市立中学2年の女子生徒=当時(14)=が飛び降り自殺した問題で、同市による再調査委員会(委員長=春日井敏之・立命館大大学院教授)は22日、女子生徒が同年9月末ごろから集中的に、部活動やクラスで同級生9人から無視や陰口などのいじめを受けていたなどとする調査報告書を公表した。いじめの認定件数は、当初経緯を調べた市教育委員会の第三者委員会が認定した4件の6倍超の25件に上り、自死と強い関連性があると結論付けた。 【写真】女子生徒の似顔絵。14歳の誕生日にケーキの火を吹き消す姿という  

調査内容の詳細が公表されたのは今回が初めて。

 この問題を巡っては、市は当初、第三者委員会に調査を諮問。18年7月に報告書が答申され、同10月に改訂された。だが遺族はいずれも「実態解明が不十分」とし、再調査を求めていた。  

再調査委の報告書によると、女子生徒へのいじめは16年9月ごろから亡くなるまで続いた。所属する運動部やクラスでの無視や暴言、陰口などに加え、ボールをぶつけるなどのいじめがあった。同年12月には女子生徒からのLINE(ライン)が冷たくあしらわれ、謝罪文を笑われるなどした。亡くなる前日には「もう死ぬ。生きる意味がない」とノートに記述した。同委は「いじめによって自死したことは明らか」とした。  同じ部活動では1年前から、女子生徒以外の部員に対するいじめが計22件あったことも再調査委の報告で初めて明らかになった。  

だが、学校側の対応はなされておらず、再調査委の春日井委員長は「SOSは出ていた。指導放棄としかいえない」と厳しく批判した。  

また、第三者委についても「独立性、中立性を意識するあまり、遺族との連絡調整のプロセスで丁寧さを欠いた」と指摘した。  遺族は代理人弁護士を通じ「前回の調査と比較にならないほど充実した内容。教員一人一人の意識改革、資質向上、学校システム全体の改革が私たちの切実な願い」とコメントした。(大盛周平)

 

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中国公船4隻が領海侵入 沖縄・尖閣沖

2020年06月23日 02時36分10秒 | 社会・文化・政治・経済

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沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で22日、中国海警局の「海警」4隻が約3時間40分にわたり、日本の領海内を航行した。  
尖閣諸島沖での中国公船の領海侵入は6月8日以来で、今年11回目。  
第11管区海上保安本部(那覇市)によると、4隻は午後3時半~3時50分ごろ、南小島南南西の領海に侵入。同7時10分~7時半ごろ、久場島東北東から領海を出た。  中国公船の尖閣周辺での航行は、22日で70日目。記録が残る2012年9月以降で最長となっている。 
 

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多重事故のワゴン車、自転車ひき逃げ疑い 運転の21歳男性は右腕骨折で入院

2020年06月23日 02時33分35秒 | 事件・事故

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21日に京都市左京区川端通二条交差点であった多重事故で、京都府警東山署は22日、横転したワゴン車が数分前に東山区内で女性をひき逃げした疑いがあり、パトカーで約2・5キロ追跡していたと発表した。同署は「追跡方法は問題なかったと考えている」としている。

【写真】事故で横転したワゴン車  

東山署によると、21日午後6時25分ごろ、ワゴン車が東山区内で右折禁止の交通違反をしたため、パトカーが赤色灯をつけて追跡。時速50~60キロで緊急走行していたという。ワゴン車は逃走中、川端通四条上ルで、自転車の女性(55)=大阪市=に接触して転倒させ、軽傷を負わせていた。その後、一方通行の木屋町通を北向きに約150メートル逆走するなどしたという。  

ワゴン車は午後6時半ごろ、川端通二条でタクシーと衝突して横転し、自転車も事故に巻き込まれて計3人が重軽傷を負った。ワゴン車を運転していた北区の男性(21)も右腕を骨折して入院しており、川端署は回復を待ち、自動車運転処罰法違反(過失傷害)などの疑いで事情を聴く方針。

 

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「娘助ける教員いなかった」自殺の女子生徒の遺族

2020年06月23日 02時30分45秒 | 事件・事故

配信

女子生徒の似顔絵を前に会見する遺族代理人の、石田達也弁護士=22日、兵庫県宝塚市(寺口純平撮影)

 平成28年に兵庫県宝塚市立中2年の女子生徒=当時(14)=が自殺した問題で、女子生徒の遺族は22日、25件のいじめを認定した市の再調査委員会の報告書公表を受けて「(娘を)助けようとする教員はだれもいなかった」とのコメントを発表し、学校の対応を改めて批判した。  

宝塚市内で会見した遺族代理人の石田達也弁護士によると、遺族は149ページに及ぶ報告書について「まったく知らなかった新しい事実が多くあった」と内容を評価。同時に、教諭がいじめを把握しながら生徒間トラブルと捉えて放置していたことに衝撃を受けていたという。

 報告書は、生徒が自殺する前年の平成27年にも、所属する運動部の別の部員がいじめで不登校になったのに、当時のいじめ防止対策委員会が「重大事態」と認定せず、教諭らが加害者側に指導しなかった事実を指摘。遺族は、この大きな判断ミスがなければいじめの連鎖を絶つことができたとして「自死を食い止めるチャンスを、当時の専門家チームが自らの手で握りつぶした」と批判した。

 また遺族は「いじめ対策を放置したことで命が失われた結果の重さを、教員は自らの痛みとして感じ取ってほしい」と教員の意識改革や資質向上を求めた。

 

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