▼偉大な仕事は、一朝一夕で成し遂げられるものではない。
▼どの地球的課題も、若い世代が受け継ぎ、長期的に取り組むことが、解決策を得る唯一の方法である。
▼核兵器の脅威は、全ての人類の運命に関係する大きな課題の一つだ。
▼核兵器を<必要なもの>と考える根底には「他者への恐れ」がある。
誰かが核兵器を使うかもしれないという恐怖心から、より多くの核兵器で身を守るべきだという発想が生まれた。
その結果、際限のない核兵器開発競争に陥った人類は、地球上のあらゆる人々を死にいたらしめるだけの大量の核兵器を生み出した。
▼忘れてはいけないのは、<恐れている他者>もまた、同じ人間だという紛れもない事実だ。
▼民族や国家というアイデンティティーを超え、「人類」としてのアイデンティティーを持った人々、すなわち「世界市民」を育て、世界中にネットワークを広げることが、核兵器廃絶、そして平和構築の重要な一歩である。
▼世界市民とは
1)生命の相関性を深く認識する「智慧の人」
2)人種や民族や文化の<差異>を恐れず、尊重し、理解し、成長の糧としてゆく「勇気の人」
3)身近に限らず、遠いところで苦しんでいる人々にも同苦し、連帯してゆく「慈悲の人」
世界市民への条件に心から共感し合える。
そのこと自体が、平和という一つの目的に向かう時、人類は差異を超えて、「人間」として一つになれるのではずである。
▼人類が一つになることを願っている人々は世界中にはたくさんいる。
世界市民として模範となる生き方を通して、人類のあるべき姿を示し、異文化の人々との相互理解を広げていく挑戦を貫くことが期待される。
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