私はビデオに撮って、じっくり見ました。
このテレビを見て、「あっ、これ練習でやっている

JACの練習内容は、主にこのようなことしていますね。
いつくか私なりの理解で説明したいと思います。
まず最初に、芸能人の方たちが走っていましたね。
まぁこれは素人さんたちですから、私たち陸上をしている人たちからしたら、
「・・・

と思ってしまうのは、仕方のないこと。
細かい走り方は別として、ポイントを言うと、
①地面に着いたときに、軸足の膝が曲がってはいけない
②背骨と骨盤をまっすぐにする
そうしないと、地面からの反発力が使えないので、弾む走り「ポンポン走」ができません。
③降ろす足を真下に降ろす(足を引かない)
空き缶を上から潰すようなイメージです。
④足をスイングする(ピュンの動き)
12月の福島大学の練習会のときに、2人1組で膝のちょっと前に手を置いてもらって、その手に膝をつける練習をしました。
これを思い出してください。
膝は上ではなく、前にもっていくイメージです。
⑤スタートの姿勢で目線を下にしてアゴを引く
人間アゴがあげると、足に力が入らないそうです。
スタートしてすぐに顔をあげないで

スタートの加速で力を入れたいのに、アゴや顔があがっては力がでません。
⑥グイグイの動き
みなさんも声に出して「グイグイ」をしましたよね。
足の裏の拇指球で、地面を押すよなイメージです。
最後にタイム測定をして、3人全員が速くなっていました。
特に3人目のポッチャリした男の子でも、0.5秒も速くなっていました。
この番組内の短時間でこれだけ速くなるということは、この練習方法のすごさがわかります。
しかしみなさんは、このすごい練習方法を去年の春からやってきているので、もっともっと速くなっているはずです。
自信を持ってください

わずか15分ほどの番組でしたが、どうでしたか?
今までやってきている練習は、テレビに出るくらい有名な先生の練習方法なんです。
この練習方法だけでなく、プラスしてほかにも加えていけば、もっと速く走れるはず

そのために私たちコーチも勉強です

練習メニュー
・2人1組のストレッチ
・倒立
・スティックを使ったもも上げ
・ブリッジ
・ブリッジ歩行
・スティックを使った腕回しもも上げ(前回し、後ろ回し)
・ステッィクを使った連続ジャンプ
・スティックを使ってピッチをあげる動き
・ハムストリング筋を使う動き
・ハードル使ってピッチをあげる動き
・ハードル走
・100m×5本
・ストレッチ
早いもので、冬期練習も残り4回となりました。
少しずつ暖かくなってきていますが、まだ風の冷たい日でしたね。
これからは、どんどん暖かくなってきますので、それに合わせて、みなさんも動きのキレをあげていきましょう
今回の練習は、始めの1時間は前回と同じでスティックを使った練習で、あとの1時間はハードル使った練習をしました。
スティックを使った練習は、何回もやってきています。
もうポイントは解っていますよね?
1つ気になったことは、足の裏のことです。
足の裏を完全に見せないで走ることはできませんが、なるべく見せないように走りましょう。
足の裏が見えすぎるということは、足が後ろに流れて、かかとをお尻につけるような動きができていないということです。
どうしてこのような動きになるかというと、足首やふくらはぎの筋肉を使いすぎているからです。
そのために、途中でハムストリング筋を使う動きをしました。
このハムストリング筋を使うということは、何回も言ってきてますね。
ハードルを使った練習は、今回初めてしました。
ハードルを使っていますが、これはハードル走の練習ではありません。
ハードルを使ってピッチをあげる練習です。
ですので、抜き足はたて抜きでもよいので、ハードルを高く跳びましょう。
そして、ハードルとハードルの間(インターバル)をピッチをあげて走ります。
インターバルは狭くしてありますので、前に進もうとすると、つまってしまいます。
前に進むのではなく、ピッチをあげるのがポイントです。
この練習を見ていると、みなさんとても良い動きをしていました。
この動きが普段の走りの中でできるようになると、とてもかっこいい走りになりますよ
その次の練習はハードル走です。
これは抜き足は横から抜いて、インターバルを普通に走りましょう。
最後に100mを走りました。
今までスティックやハードルを使っての走りばかりでしたので、普通に100mを走るのは久々だったと思います。
この100mを何も考えずに走らないでください。
今までやってきた練習のポイントを、意識して走ってください。
しかし、練習も後半になると体力がなくなってきて、意識しようと思っても体が動いてくれません。
50mぐらいまでは、良い走りをしているのですが、後半疲れでフォームがバラバラになっていました。
つらいところですが、ここでがんばって良いフォームを持続してください。
最後に、走ったあとの止まり方についてです。
林先生も言っておられましたが、止まるときは急ブレーキをかけずに、スッーと自然に止まってください。
走り終わってから、急に曲がったり止まったりすると、けがをします。
そして、帰りに戻ってくるときに、ほかの人の走りや動きを観察しましょう。
「見る」ことも練習でしたよね
風邪やインフルエンザが、まだ流行っているようです。
ピークは過ぎたようですが、体調管理には注意しましょう。
それでは、次回の練習もファイトでいきましょう