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子供への指導がうまくできる人と、そうでない人の違いは何か

2016年03月16日 | 教師修業
 これまで勤務した学校校(小学校)は、「登校班」というのがあった。

 これは、朝、登校する時に近くの子供が集まって一緒に登校するシステムである。

 高学年のお兄ちゃんお姉ちゃんたちと、低学年の子達が一緒に登校するので、安全である。

 ある時、この登校班がうまく機能していないという話を聞いた。

 本来は、高学年児童が先頭と最後尾にいて、真ん中の低学年、中学年の子達を学校に連れてくるのである。

 問題は、「高学年児童が、低学年のこと一緒に来ていない。(先にどんどん歩いて行く。)」という点である。


 
 そこで、緊急に全校児童に集まってもらって指導する時間があった。

 各教職員が担当する地区があるので、担当する登校班毎に職員が入って指導をする。

 うまく指導できる職員とそうでない職員がいた。

 最も大きな違いは、「見届け」だった。

 

 うまく指導できる職員は、「登校班」で来る意義や必要性を語るだけではない。

 その後に、次のようにいう。

 「明日から、班長さん(高学年児童)は、下級生が安全に登校できたかどうかを、先生に一言伝えに来てね。」

 この一言を述べて、翌日報告を受ける。

 安全に登校できていれば、褒める。

 何日か継続すれば軌道に乗る。それまでは見届けて褒め、励ます必要がある。

 
 
 うまく指導できない職員は、言いっ放しで終わっていた。

 その後の見届けがないので、改善が見られない。(改善があるかどうかも確認していない。) 

コメント
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